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STEP15 NGな賞味期限の検証方法とは?

STEP14ではプロにとっての賞味(消費)期限というのはお菓子ごとに決まりがあるのではなくて

販売する側であるあなたが責任が持てる期限こそが賞味(消費)期限である

とお話ししました。

なので大事なのは本当にあなたが責任を持てるのかどうかの検証です!

そのプロの検証方法はこのnoteでは説明しきれないくらい長いので
コース講座で詳しくお話ししていますが
今日は絶対に知っておいてほしいプロの賞味期限検証方法超基本の手順をお話しします。

これ、知らなくてNGな検証をしている人とっても多いのです!


●自分のお菓子を食べていますか?

賞味期限や保存温度を決めるのに検証というのは賞味期限までその保存温度でおいしいかどうか、安全かどうかを検証するということです。

具体的には食べてみたり検査に出して菌の数を調べてもらったりします。

つまり!

あなたがシフォンケーキに3日の日持ちをつけたいと思ったらまずは
3日間経ってから食べてみるということが大事です。

信じられないのですが私に「シフォンケーキって3日持つのですか?」
と聞いてくださる方に
「ご自分のシフォンケーキを3日後に食べたことはありますか?」
と聞き返すと高確率で
「いえ、ないですね。家族がすぐ食べちゃうので!」と返ってくるんです。

まずは自分で作ったお菓子がその日持ちまで置いて食べてみないとなんとも言えないですよ。

自分が食べたこともないのにお客様にその日持ちをつけて売ってはダメですよね。


●ただ食べるだけではダメ!

もちろん、「あ、それだったら大丈夫です!いつも家で作った時に3日経ってからも食べてるので!」というようにきちんと食べてくださっている方もいます。

でも、ここから私がさらに質問します。
「それってどうやって包んでるんですか?」と聞くと、
「タッパーに入れてます!」のような答えが多数!!

それじゃダメー!!!
タッパーに入れたシフォンを食べても検査になってないです!

お菓子がおいしくて安全かどうかの検査はお客様に販売する時と同じ条件で行うのが鉄則!

つまり
販売する時と全く同じ包みで保存する必要があります。


●検証を行うときの大原則

タッパーに入れたシフォンとOPPシートで包んだシフォンケーキでは
素材が全く違うので空気や湿気の通し具合が異なります。

つまり、タッパーに入れたお菓子がおいしかったとしても
包装したお菓子が同じようにおいしいとは限らないのです。

そして、使用する資材もメーカーや品番が違えば湿気や空気の通し具合は
変わってしまいます。
もちろん保存温度も同じようにして検査します。

お菓子の保存温度と賞味期限を決めるための検査はお客様に販売する時と
同じように包装・保存して行う。

これが大原則!


●包装を理解していないと水の泡

販売するときと同じように包装・保存をして検証を行うということは!

自分が包装の仕方をきちんとマスターしていないとそもそも検証すらできないですね。
包装資材が正しく使えていないのに検証してもなんの意味もないです。

せっかくお金と時間をかけて商品を作っているのに包装を理解していないと全ての努力が水の泡になるわけです。


なので私は皆さんにお菓子のおいしさは包装で決まる!とお話ししているわけです。

今回の『大原則』覚えておいてくださいね!

最近はシフォンケーキのお話が続きましたが

STEP11をご覧になった読者様から
乾燥剤と脱酸素剤のご質問をいただきましたので
次のSTEPで解答します!


この記事は内野未紗が配信する
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いつも温かいコメントありがとうございます!
全てのコメントにお返事することは難しいですが全て読ませていただきます。


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