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STEP4 シーラーするとどんないいことがある?

お菓子作りをが上手くなってくるとお店みたいな包装をしたい!
という気持ちが出てきて

最初に憧れるのはやっぱり『シーラー』ではないでしょうか?



●なぜシーラーで密封する理由とは?

ここで言うシーラーというのは

お菓子の袋を挟んでスイッチを入れて加熱し
袋を少し溶かして密封する機械のことです。

現代では流通しているあらゆる食品がシーラーで密封されていますよね。

でも皆さん、このシーラーを使って密封する理由って何なのか?
考えたことありますか?

密封してるとプロっぽいから!
他のお店もみんな密封してるから!
というだけでシーラーを使っている人がとても多いのですが

それだけの理由ではプロの仕事とは言えません。

私がお菓子をシーラーで密封する理由は3つ!

1)外から菌や異物の侵入を防ぐため
2)お菓子の香りや水分などを閉じ込めるため
3)鮮度保持剤の効果を正しく発揮させるため


1)外から菌や異物の侵入を防ぐため

もう文字のまんまですが密封すれば、外から何かが入ってくることを防げます。要するに、衛生面で安全度が上がるということですね。

STEP3で書いたようにカフェで裸で並べておくのも全然いいのですが
それはやはり外の空気にさらされているので菌や異物が付着する確率が上がります。

そうすると長持ちさせにくくなってきますので密封すれば安全度が上がるわけです。

また、店頭で購入前に開封するなど心無い人からのイタズラなども受けにくくなりますね。


2)お菓子の香りや水分などを閉じ込めるため

クッキーの香ばしい香りやマドレーヌのしっとり感などお菓子に備わった香りや水分はお菓子を裸で置いておいたら飛んで行ったり乾いたりしてしまいます。
シーラーで密封すればそれを防ぐことができます。

つまり、おいしさを保ちやすくなりますね!

ただし、袋の素材にもよります。
そのあたりはまた別の機会に。


3)鮮度保持剤の効果を正しく発揮させるため

さあ、3番目だけちょっと難しい言葉で書いていありますね。

鮮度保持剤というのは乾燥剤や脱酸素剤などのこと。

もっと噛み砕くとそれ自体を食べるわけじゃないけれどお菓子と一緒に入れると鮮度が保たれる、いわゆる「食べられません」の総称です。

こういうのですね!↓

よく勘違いしている人がいますがお菓子に混ぜ込む添加物とは違います!

この鮮度保持剤「食べられません」は色々な種類がありますが
多くのものが袋の密封で効果がよく出るようになります。

実は中には袋を密封していないと全く効果が出ないものもあります。


●あなたのお菓子は本当にシーラーが必要か考えよう!

ということで長くお話ししてきましたが
ただシーラーすると言ってもこういった目的がちゃんとあるわけです。

なんとなーくシーラーしている人がとっても多いですが
逆に言えばこう言った目的がないのならシーラーしなくてもいいですね。

皆さんもお菓子を包装する時に本当にシーラーする必要があるかな?
って考えてみてくださいね。

でも!!!ちょっと待って!!

「やっぱりシーラーしたいからシーラーとツルツルした袋を買ってどんどん密封しよーっと!!」
と安易に思っていませんか?

実は、
ツルツルした袋だからと言ってなんでもシーラーできるわけではないのですよ…!

そのお話はSTEP5でお話しますね。


この記事は内野未紗が配信する
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