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STEP8 脱酸素剤って何なの?

STEP7ではガス袋は
シーラー密封ができて、酸素を通さない袋で、脱酸素剤のための袋だとお話ししました。

皆さん、『脱酸素剤』って何かわかりますか?

今日は脱酸素剤について解説いたします!



●脱酸素剤とは

簡単に言うと袋の中の酸素をなくす鮮度保持剤です。

繰り返しになりますが鮮度保持剤というのは「食べられません」の総称です。

酸素をなくすというのはもう脱酸素剤という字のまんまですよね。
『脱・酸素』なんです。


●脱酸素剤はなぜ使う?

ではなぜ酸素をなくすといいのかわかりますか?

食品の劣化が劣化する要素っていろいろありますよね。

例えば
温度が高いところに置いたら
溶けちゃうとか
菌が増えるとか
カビが生えるとか

乾いたお菓子だったら
湿気が来たらお菓子がふにゃふにゃになっちゃうとか。

この辺りの劣化は食品関係のお仕事でない人でもすぐに思い浮かぶのですが…

実は!
目に見えない酸素も食品の劣化の要素の一つなのです。

意外ですよね。
私たちが生きていくのに欠かせないものが劣化に繋がるなんて。

その酸素を脱酸素剤によってなくすことで

お菓子の袋の中で
酸素がないと生きられない菌が増えにくくなったり
カビの繁殖を防いだり
油の酸化が抑えられたりします。


●脱酸素剤を使うときの注意事項!

でも、この脱酸素剤便利なのですが
とーーーーってもデリケート。

効果の出る条件が全部で4つもあって
その4つが1つでも守られてないと効果が全く出ません!

しかも、効果が出ているかは
目で見ても、食べてみてもわからないから
正しく使えていないという自覚がない人が多い!

とても難しくてデリケートなのでwrappedのコース講座では
脱酸素剤についてとても時間をかけて学んでいただいています。

脱酸素剤の全てをこのnoteだけで伝えるのは限界がありますが、
文字と写真で伝えられることはなるべく伝えていきますね!

「脱酸素剤について好きなだけ話して」
と言われたら、多分私、余裕で5〜6時間は語れます^^
それくらい奥深くて便利なアイテムです!

お菓子を売りたいなら正しいテクニックをぜひマスターして欲しいです!


●○○を必ず使おう!

STEP7でもお話ししたガス袋も脱酸素剤の効果を得るための必須条件の一つ。

ガス袋は酸素を通さないと書きましたよね?
逆を言えばガス袋以外の袋は酸素を通してしまいます。

袋の中の酸素を無くしたいのに袋が酸素を通してしまったら意味がないですよね。
真夏にクーラーをつけているのに窓が全部網戸みたいな感じです。

なので脱酸素剤を使うときはガス袋しかありえない!
例外もなし!
ということをしっかり覚えてくださいね。


●脱酸素剤以外の鮮度保持剤

同じ鮮度保持剤「食べられません」シリーズで
『乾燥剤』っていうのもありますよね?

これは文字通り湿気を吸ってサクサク感を保つものなのですが
まさか、
・サクサクしたお菓子は乾燥剤
・しっとりしたお菓子は脱酸素剤

みたいな安易な考え方はしていませんよね???

もしそう考えていたら、プロのお菓子としては黄色信号!

続きはSTEP9で詳しくお話ししますね!


この記事は内野未紗が配信する
「もう趣味とは言わせない!プロのお菓子に変わる!
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いつも温かいコメントありがとうございます!
全てのコメントにお返事することは難しいですが全て読ませていただきます。


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