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STEP3 お菓子包装初心者が陥る落とし穴!

プロのお菓子にするために包装をで使う3つのアイテム
・シーラー
・ガス袋
・鮮度保持剤
とSTEP2でご紹介しましたね!

どれもプロのお菓子屋さんの多くが使っているアイテムです。
そう聞くとまずはこの3つが必要なんだ!と思うと思いますが…

私は必ずしもこういうアイテムが必要だとは思っていません。

ここが初心者が陥る落とし穴なのです!



●初心者が陥る落とし穴!

「販売するからシーラーしなくちゃ」

「販売するからガス袋に入れなくちゃ」

「販売するから鮮度保持剤を入れなくちゃ」

そう思っている人がとても多いですが、それは違うのです。
では実際のシチュエーションで考えてみましょう。

朝、小さなカフェに通勤時に寄りました。

職場についてから食べようと出来立てが裸で並んでいる
美味しそうなマフィンチョコチップクッキー
コーヒーと一緒に注文しました。

お金を払って受け取ると…

なんと、
マフィンはガス袋に脱酸素剤を入れて密封!
クッキーも個包装されて乾燥剤を入れて密封!
という状態でした!

となったら…

「いやいや、着いたらすぐ食べるんだからこんなに包まなくていいし!」
って思いませんか?

もし、後で食べるから別にそれでもいいと思ったとしても

完全に密封されて脱酸素剤や乾燥剤まで入っていたら
「あ、なんか開けなきゃ日持ちしそうだからあとから食べるか」
って思ってしまいませんか?


●お菓子にとって、お客様にとっていい包装とは?

上記の事ってお菓子にとってお客様にとっていいことでしょうか?

お店は出来立てをわざわざ朝に用意して裸で並べて
フレッシュ感を出していたのだから
きっと出来立てのおいしさを入れたてのコーヒーと共に味わって欲しかったはず。

なのに包装をお店みたいにしなくちゃ!と頑張ったせいで
お客様の要望からも自分たちの要望からもどんどん遠のいてしまい

しかも余分な資材と手間でお金もかかってる!
という状態になります。

出来立てを売りたい時は密封包装なんていらないのです。


●密封包装が必ずしも良いとは限らない!

出来立てを売りたいときは紙袋でいい。

なんなら紙で挟むだけでもいいんです。

きちんと包装しておけば間違いないって思うかもしれませんが

裸で店頭に並べていたお菓子は空気にさらされて
衛生的にはあまりいいものではないです。

すぐに食べてしまうのなら問題ないですが
ガス袋に入れて乾燥剤を入れて密封するとただそれだけで

見た目では「開けなければ日持ちしそうだな」
という印象を与えてしまうのです。

そうなると
さっきまで空気にさらされたお菓子を色々な菌や埃と共に密封して
長くおいてから食べるということを誘発してしまします。


●なんでもシーラーしたりなんでも鮮度保持剤を入れればいいってわけじゃない!

今回の例は極端でしたが私が言いたいのは

なんでもシーラーしたりなんでも鮮度保持剤を入れればいいってわけじゃない!

ということ!

プロのお菓子の包装で大事なことってどんな道具や資材を使うかじゃないんです。

皆さんの売りたいお菓子と皆さんのお客様にぴったりあった包装かどうか
というのが1番大事なのです。

お菓子を販売するとなると多くの人が勘違いしているので
ここはしっかりポイントとして押さえましょう。

皆さんはご自身のお菓子のどんなおいしさを
どんなお客様にどういうシチュエーションで味わって欲しいですか?
まずはそこを明確にすることが大事なのです。

周りのお店をよくみてどうしてこう包装しているんだ?と
考える習慣をつけてみてくださいね^^

ではでは、私がSTEP2でご紹介した
シーラー
ガス袋
鮮度保持剤

これらを使う時はどんなシチュエーションなのか考えてみてください。

STEP4で答え合わせしましょうね!


この記事は内野未紗が配信する
「もう趣味とは言わせない!プロのお菓子に変わる!
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のバックナンバーとなります。

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