元不登校児の高校生が送る最高のスプリングキャンプ!
夢中教室では3月27日から29日にかけて、初となるスプリングキャンプを開催します。本記事では、スプリングスクールを設計したインターン生の中津井楓真の人生について紹介しながら、彼がデザインしたスプリングキャンプの内容に迫ります。
不登校の経験
「死んでもいいや。」僕が不登校になっていた小学5年生の時の口癖です。僕は小学5年生の二学期に幼少期の大部分を過ごしたアメリカから帰国しました。多少のカルチャーショックを肌で実感しながらも、なんとか適応し、毎日友達と駄菓子屋に行ってゲームして遊ぶほど溶け込んでいきました。
一ヶ月が過ぎたある日、玄関から一歩踏み出せない僕がいました。何をしようとも気力が起きず学校を休みました。その次の日も、来る日も休みました。僕は不登校になりました。そこからは毎日、天井と睨めっこする日々の連続です。学業で遅れをとっている焦り、友達との疎外感、自分の惨めさが自己嫌悪と変わり、自殺をもほど精神的に不安定な日々を過ごしました。結局、小学校を転校し、自分が何者かもわからないような状態で中学校に進学しました。ですが、中学校でも定期的に学校を休むだけでなく、部活なども始まり、肉体的にも精神的にも疲労困憊な日々が続きました。家に帰っては疲れ切ってしまい、課題まで手が回らず、成績は落ち続けながらも自分がなぜ疲れ切ってしまうのかも理解できませんでした。
人生の転期
中学3年生のある日、学校から帰った僕は、母親に25個のチェックリストを渡されました。記入していくと23個当てはまり、自身がハイリー・センシティブ・パーソン(HSP)であることを知りました。そこから僕はHSPに関する本や論文を本だけでなく、論文などで読み漁り、知見を身につけ、過去の自分のように苦しんでいる児童・生徒を救いたいと活動を始めました。最初は「Z世代」という理由で、InstagramやX(ツイッター)、YouTube・TikTokなどでの配信を模索してみましたが、どれもうまくいきませんでした。活動をやめようかと挫折していた時、自分が最も得意にしていたプレゼンテーションという表現方法があることに気がつきました。
高校1年生ながら自分で45分の授業を作成し、小学校に営業をかけては、断られを続けました。断られた数は100を超えた一方で、少しずつですが共感してくれる小学校や団体などが増えていき、現在までに僕の講演を聞いてくれた人は小学5年生から大学の教授、教育委員会の指導主事など多岐に渡り現在までに1000人を超える人の前で話してきました。それと同時に、気づけば仲間は2人から6人、6人から12人と増えていき、今では最高の仲間達と一緒に活動を継続しています。
そんな僕だからこそ提供できるスプリングキャンプ
今までの人生を振り返ると、自分が何者かもわからず、もがき苦しんでいた自分を救ったのは自分が強い関心のあった問いについてグループで探究するだけではなく、それを社会にアウトプットし誰かを笑顔にしてきたからだと思っています。それを少しでも多くの生徒に経験して欲しいと思い、今回僕の人生を擬似体験できるスプリングキャンプを本気で設計し夢中教室で開催することになりました。
本スプリングスクールでは同じ興味関心を持つ、5名程度の生徒さんが一つのグループとなり探究・創作・発表を行うものになっています。もちろん、ファシリテーターとして豊富な経験をもつ伴走先生を各グループに設置し、活動を伴走してもらいます。表現方法はどんなものでも構いません。マインクラフトでも、本でも、映像でも、プレゼンテーションでも、自分が「できる」と感じた方法で様々な工夫を施しながら表現することによって、少しでも自分に自信をつけていってもらいたいと思っています。
新学年や新学期が始まるこのタイミングで沢山の不安が募るこの時期ですが、最高の仲間達との「できた」という経験を通じて、生徒さんの「自分らしく生きる」スキルを身につける機会が必ず提供できます!
スプリングキャンプの詳細に関しては、2月22日(木)の20:00~から開催される説明会にてお話ししますので、以下のリンクからご参加していただけると幸いです!
※当日参加が難しい方は録画アーカイブ配信もあります。
→【スプリングキャンプ】説明会のお申し込みはこちらから
《参加者特典:先着15名様2000円引き》
団体紹介
WEBページ:https://wowfull.jp/
インスタグラムリンク:https://www.instagram.com/official_hspeers/