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【「日常のなかのワールドワーク」オススメページ】関わることで世界は変わる

こんにちは!
ワールドワークLABO代表のDayaは、著書「日常のなかのワールドワーク」の中でワールドワークの可能性やプロセスワークを日常で使う際のヒントを語っています。

「日常のなかのワールドワーク」はこちらから購入できます。

今回はその中から、仲間がオススメするページと感想をご紹介します!
プロセスワークの視点を知る上で参考になれば嬉しいです。


【今日のオススメページ】「関わることで世界は変わる」

■オススメページの引用

Chapter 7「関わることで世界は変わる」P.173〜P.176

自分の中にあるいろんな自分の部分とどう関わっていくかということと、外の世界で他人とどう関わっていくかは実は繋がっている。自分の中に見たくないものがある。不安や恐れ、痛いこと、かっこ悪い自分、できない自分。実は、できる自分でさえも、ちゃんと直視することが難しい。だとすると、どうして外にいる他人を直視することができるだろう?社会で受けた傷は、
人やコミュニティによってのみ癒される。(P.173)

「あなたとわたし」の間に世界はある。あなたは、目の前の人とどういう世界を創っていきたい?(P.176)

『日常のなかのワールドワーク』より引用

■仲間からの感想

このページを推薦してくれた仲間からの感想です。
「自分自身が経験した『忘れたくない出来事』と結びついている箇所」として紹介しています。

私には繰り返しやってしまっていることがある。
忙しくなってくると他の人からの連絡に対して返事をしなくなることが往々にしてあるのだ。

特に自分がやることになっていたことができていない場合には「あれをやってから…」「ここまで済ませてから…」と連絡するタイミングを遅らせてしまう。
それも自分で想定したようにはできないままタイミングを逃して「連絡した方がいい」「連絡しなきゃ」と思いつつ時間は過ぎて、連絡できていないこと自体が後ろめたくて、さらに連絡できなくなっていく。
「忙しい」「余裕がない」「まだいいタイミングではない」ということを理由にしては連絡できずに、相手が痺れを切らすほどに時間はどんどんすぎて後ろめたさが積み重なっていく。

できていない自分の情けなさ・後ろめたさを見たくない一方で、本当はできてない自分のことを知っている内側では、じわじわと「こんなこともできないなんて人間として失格だ」「自分なんて価値がない」という自己批判の声が大きくなってしまう。
「きっと他の人がもっとうまくやるから、自分がいなくても大丈夫だ。」「貢献できていないのだから、自分なんていなくても、なんの影響もない。」「できていない」ということが存在価値の否定にまでつながってしまう

あるとき、長年つづけている自分の人生のなかで非常に大切なプロジェクトの活動でも同じことが起きた。
プロジェクトの代表と意気投合してはじめた情熱のある活動で、他のプロジェクトメンバーとも一緒にやってきた大切で貴重な経験の積み重ねがある。そのなかで仲間たちと築いてきた関係性の深さもある。
だからこそ、この活動を続けたいし、含まれていたいし、大切にしたい。
それなのに「自分には価値がないから、ここにいる資格がない」という自己批判の声に押し出されるように、自分自身で自分を輪の外に追い出してしまおうとしていた。

そのプロジェクトのミーティングのなかで「自分なんていなくても大したことないんじゃないかと思っている」と、みんなの前で言ったとき、すぐさま代表が反応した。
「役に立つとか価値があるからあなたにいてほしいんじゃない。そういうことじゃない。あなたがあなただからいてほしい。」
涙も浮かべながら感情いっぱいに全身で向かってくる。
一緒にやってきたこと、私がその代表に言ったこと、いろいろな想いとともに本気で伝えてくれているのを感じる。

まわりを見ても、仲間たちがそうだという眼差しで見守ってくれている。
つづいて、それぞれのメンバーがまた言葉をかけてくれる。
はずかしいような、でも深い闇の底から掬い上げられるような経験だった。
自分を大切にできないことで、いつの間にか、仲間たち自身や一緒にやってきた活動の価値まで否定することにしてしまっていた。
ひとりひとりが言葉で、表情で、存在で気づかせてくれる。
「私もこの活動をつくってきた」
「他の誰がいなくても、この活動のいまがなかったように、私の存在にも意味があった」

「自分なんていなくてもいい」と自分を外側に追いやって、「そんなものなくてもいい」と大切なものをあきらめていた。
自分でつくりあげた孤独な世界のなかで、自分だけでなんとかしなければいけないと思っていた。
関わることでしか本当のことはわからない。
大切なことを大切にするためにどう関われるだろうか?

今でも「忙しくなると返事をしなくなる」傾向はまだあるけれど、大切なことを忘れないでおきたい…

2023年9月15日作成

自分の存在を否定する声を表したとき、相手からの深い関わりを体験したことがつづられています。その深い「関わる」体験を通じて、自分を大切にすることが「自分や仲間にとって大切なものを大切にする」ことにつながるという気づきが生まれ、忘れたくない出来事として個人の中に残っていることが伝わってきます。

仲間の感想を読んで、自分はどのように相手と世界を創っていきたいか…と思いを巡らせ、改めて「日常のなかのワールドワーク」を読み直す機会になりました。

ワールドワーク2024について

ワールドワークLABOは、2024年も10/12(土)〜 14(月祝)でワールドワーク合宿「ジェンダー・セクシュアリティをめぐる様々な声」を開催します。

ワールドワーク合宿は「関わることで世界が変わる」を体感できる機会です。体感での理解を通じ、日常で実践する希望や勇気が湧いてきます。
ぜひ私たちと一緒にワールドワークを体験してみませんか?

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