見出し画像

〈世界音楽冒険記〉について

はじめまして、オフィスユニバースです。
オフィスユニバースでは、〈世界音楽冒険記〉というYoutubeチャンネルを運営するほか、世界の様々な音楽をご紹介する演奏会企画〈世界音楽冒険記 LIVE!〉を開催しております。

今回はご挨拶として、どのような経緯で本企画をはじめ、この企画にどのような想いを込め、何を目標としているのか、お話ししたいと思います。

〈世界音楽冒険記〉ロゴ

企画の経緯①Youtubeチャンネル


もともとこの企画をはじめたきっかけは、2020年に未曾有のコロナ禍に陥り、生で聞ける演奏会へと足を運びづらくなり、様々な制限を強いられるようになった中にありました。

長年音楽に携わってきた自分の身の回りには、コロナ禍でもなお音楽に対する情熱を注ぎなんとか機会を見つけて活動を続けられるように試行錯誤している友人たちの姿がありました。
自分と同じように音楽を愛し世界の様々な音楽に携わる高い志を持った友人が身近に大勢いることのありがたさを改めて感じ、少しでも友人たちの力になりたい、と強く思うようになりました。

そうした中で、友人とも色々な情報交換、意見交換をさせてもらいながら、まずはYoutubeチャンネルという形でアーティストさんたちの演奏の紹介を通じて、世界中の音楽の魅力をたくさんの方と共有し、音楽の楽しさを知って頂くきっかけとなるような動画を配信し始めました。


【薩摩琵琶#3】奏法について


【バンドネオン #6】スール/アニバル・トロイロ Sur/Aníbal Troilo(アレンジ:北村聡)


【日本の民俗芸能 #5】石岡い組囃子・ひょっとこ(仁羽)


企画の経緯②演奏会


遠方へ行かれなくても、音楽、芸術、芸能というのは、その上演空間に入ることで非日常的な体験ができる、魔法のような力を持っています。
そして、生で聞く演奏には、何物にも変え難いエネルギーがあります。

コロナ禍になり、初めのころは演奏会開催に対する様々な意見がありましたが、「やっぱり音楽は生演奏だよね」という声を聞くことが、以前と比べて多くなったように感じます。

動画配信と同時進行で、やはり生の演奏をお届けしたい、という気持ちもつのり、2021年9月から、演奏会シリーズ〈世界音楽冒険記 LIVE!〉練馬区で始めました。
美術館や古民家、サロンといった区内の文化施設を会場とすることで、練馬区を中心とした地域の方々に音楽を身近に親しんでもらえたら、という想いも込めて展開しています。

小さな演奏会ではありますが、ほんのひと時、現実を忘れて“夢”を見ることができるような、ホッとできて心から音楽を楽しむことができるような公演づくりを目指しています。

【演奏会ハイライト #1】邦楽の調べ(2021年9月)

【演奏会ハイライト #2】タンゴの夕べ(2021年9月)

 

世界音楽冒険記が目指す“旅”


全ての音楽文化に共通するもの、それは、古来から変わらず、先人たちが代々受け継いでいこうとしている“魂”の表現なのではないかと思います。

表現の仕方はもちろん様々ですが、その基盤となっている要素は、国や地域、民族問わず、一つの音楽を、今も昔も奏でている人々に共通するものなのではないでしょうか。

外から見ると、どの国の音楽も異なるように感じるかもしれず、またそれぞれの音楽は時代によって変化しているようにも見えるけれども、
その音楽の背景には、きっと全世界に共通して存在する“根”“幹”があるのではないかと思います。

“根”や“幹”に触れるには、まずはどうして異なるのか、どうして同じなのか、音楽の背景にいる人々はなぜそれを大切にしているのかを感じとり、考えることが大事です。

日本国内で活躍されているアーティストさんたちは、そうした世界各地の演奏家さんたちの“魂”に身近に触れながら、演奏技術を磨き、音楽だけでなく人々の暮らしや土地風土、歴史や社会についても多くのことを学び、音楽の担い手である人々に敬意を払い情熱をもって活動されています。

音楽を聴くだけでなく、アーティストさんたちを通して音楽の背景にある歴史、文化、社会や風土についても知ることにより、“根”や“幹”の部分が見えてくるでしょう。
そうして見えてきた“根”や“幹”に触れることができたら、たとえその音楽が見ず知らずの土地の人々によって継承されているものだとしても、きっと親近感を持つことができ、他者を受け入れ敬うことにつながるでしょう。

人はなぜ、なんのために音楽を愛し、音楽を奏でつづけるのだろうか。
世界各地の音楽を聴き、音楽が奏でられている土地や人々が大切にしつづけているものに出会いながら、その「答え」を探す“旅”を、共にしてみませんか?


このnoteでは、今後開催される演奏会のご案内のほか、出演アーティストへのインタビューなどを投稿していく予定です。
ぜひフォローお願いします!


オフィスユニバース