【ヒューマン】森川美代子さん
ワールドライブラリーの絵本は、ご家庭のお子さんだけではなく、子ども施設の先生方や絵本に精通した方々にも、たくさん読んで頂いています。
今回は、2020年7月にオープンした横浜市にある絵本の良さをいかした居場所「みんなの絵本のおうち」で、絵本の読み聞かせや普及活動をされている森川美代子さんにお話を伺いました。
「絵本のメッセージが心に響き、涙が溢れる」という経験
活動を始めたきっかけは、15年程前、児童英語で、英語の絵本を頭で考えるのでなく、心で感じて楽しめる方法として、音楽とともに絵本を読み伝える「コンサートリーディング」という方法に出会った事でした。
その方法で、日本語の本を読んでみると、絵本のメッセージが、私の心に響き、涙が溢れました。
絵本は、大人の為にもあると感じ、大人の方にも、絵本を読む活動を始め、特に、「today」というニュージーランドの絵本に出会ってからは、子育て支援として、子育て中のママの心に絵本を届けるという活動が中心となりました。
「みんなの絵本のおうち」という「みんなの居場所」
いろんな所で絵本を読む中、絵本の力の大きさを感じ、絵本の優しい癒しの力をいかした場が欲しいと、ずっと思っていました。
その願いが叶い、2020年7月に、横浜市泉区いずみ中央駅前に、「みんなの絵本のおうち」をオープンしました。
「みんなの絵本のおうち」は、0歳からシニアの方までを対象に、沢山の絵本に見守られ、絵本を通して、人と人が繋がる、笑顔が生まれる場を目指しています。定期的に開催されるイベントは、心に寄り添う「コンサートリーディング」や、英語の絵本を楽しむ「ちびっこEnglish」、小学生が絵本と供に、自分を表現する「ホップ!ステップ!ジャンプ!」、大人の方が、ご自身の好きな絵本や想いを語る「ブッククラブ」などがあります。
沢山のボランティアの方々が支えてくださっており、それぞれの特技や好きな事を表現する場ともなればいいなと、思います。
・みんなの絵本のおうちホームページ
http://minna-ehon-ouchi.sakura.ne.jp/index.ph
・みんなの絵本のおうちInstagram
https://www.instagram.com/picture_books_house/?igshid=1dr5ddzdhwhuj
イベント盛りだくさん!ミラクルな毎日
「みんなの絵本のおうち」では、毎朝、イベントがあります。
そこでは、日本語や英語の絵本のイベントや地域の方々の特技をいかしたイベントが開催されています。
また、ボランティアの方の手作りランチやケーキも、身体に優しく、とても美味しいです。
ハンドメイドグッズの販売の棚もあり、毎月12名のハンドメイドが好きな作家さんが、心温まる作品を展示販売されています。
https://www.kodomoto.info/spots/141160PZNw
妖精が出てくるような絵本の作る優しい空間で、いろんな方が出会い、触れ合い、心が温まる繋がりが、毎日、生まれています。
それは「ミラクル」のようです。
森川さんの想い
わたしは、子育て一段落してから、コンサートリーディングと共に、多くの絵本に出会い、絵本に癒されました。その中には、子育て中に、出会えて、誰かに読んでもらえていたら、と感じる絵本が多くあります。
また、人生の後半を迎えて、絵本からもらうメッセージは、心強いです。
子供だけでなく、大人になっても、人生のパートナーとして、絵本をぜひ、楽しんでもらえたらと思います。
そして、ぜひ、自分で読むだけでなく、大人になったからこそ、絵本を読んでもらって、ゆったりと聴いてもらえたら、嬉しいです。
ワールドライブラリーは、これからも世界の絵本を通じて、子ども達・保護者・スタッフの皆さまに安心と楽しい時間をご提供するとともに、未来の子ども達に世界と出会い、世界を知るきっかけ作りのお手伝いをしたいと思っています。