最後のマスカラ【毎週ショートショートnote】

今日はこの舞台の千秋楽。
シリーズ8作目の舞台の最終日。
この衣装を着るのも、キャラクターになりきるのも最後。
2.5次元と言われる舞台は役者がウィッグ、メイク、カラーコンタクト等で、元々のキャラクターになりきっている。
自分の役は白い髪に黄色い瞳、まつげの色も白。
メインキャラクターの中でも全体的に色素が薄いキャラクターで、8作ずっと演じてきた。
最後のメイク。しっかりと立ち上げたまつげに白いマスカラを重ね塗り。
さらにその上からラメのマスカラを重ねる。
丁寧に。丁寧に。最後の舞台に相応しく。

今作もありがたいことに盛況だ。
声出しが解禁になり、客降りの演出も出来るようになった。
客席に降りることが出来るので皆さんの近くに行くことが出来る。
だから、メイクは入念に。
応援してくれる人たちに役の魅力が伝わるように。

9作目からこの役は別の人が演じることになる。
私が演じるのは本当にこれが最後。
目を閉じて深呼吸。最後の舞台に気合いを入れた。

（410文字）

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こんにちは。羽根宮です。
たらはかにさんの【毎週ショートショートnote】に参加しました。
お題は「最後のマスカラ」です。

企画に参加するときは、自分が投稿するまで、なるべく他の皆さんの作品は見ないようにしているのですが。
……被っている気がします。

羽根宮は先日、2.5次元舞台の千秋楽を配信で見ました。
まだアーカイブ期間中なので、何度か楽しむ予定です。
コロナのおかげで配信という選択肢が増えたことは、羽根宮のように人混みが苦手だったり、部屋にこもりがちなインドア派にはとてもありがたいことです。
もちろん、現地でしか味わえない熱量や魅力はたくさんあります。
生の役者さんたちの演技を堪能すること、ファンサももらえちゃうかもしれません。
でも、羽根宮はとりあえず身の丈に合った感じの、配信で楽しむことを選んでおります。

話が随分と逸れました。
舞台を観たせいか、設定が舞台になりました。
羽根宮の観た舞台でキャスト変更があったわけではありません。
でも舞台やアニメなどはキャスト変更がある世界。
こういうこともあるだろうなと思って書きました。
実際にこの前、同じ系列の舞台で大幅なキャスト変更がありましたので。

過去に【毎週ショートショートnote】に参加したものは、こちらにまとめてあります。

毎週ショートショートnote｜羽根宮糸夜｜note

ご興味ありましたらご覧下さいませ。

読んで下さってありがとうございました。
羽根宮でした。