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【世界一周・旅のカケラ #23】ピピ島のハイライト…おまけの観光 ※写真多め

ピピ島で思い出せることは、やっぱり人とのつながりや関わりだ。

けれどいつだって、目が痛くなるような真っ青な海が目の前にはあったし、トロピカルの象徴であるヤシの木々がもっさりと生い茂っていた。

大きな枠で見れば私は、そんな最高の舞台設定の中で、ただ観光を楽しんだ旅人に過ぎないのだけれど…。

というわけで、観光。「ピピ島で外さないでね」というアクティビティを挙げるなら、やはりあの場所でしたスノーケルだろう。

なんたって映画「ザ・ビーチ」の舞台へ行けるんだぜ!とはいえ、もう「ザ・ビーチ」を知る人がどのくらいいるのだろうか。

ちなみにそのビーチはピピ島の海岸線をいくら辿っても辿り着けない。そのためにわざわざボートをチャーターする、もしくはツアーに入る必要があるのだ。

そういったアクセスの悪さもまた、その場所を特別に見せてくれる。

私はひとりだったのでチャーターは選択から外れる、となればツアーに申し込むほかない。メジャーなツアーは島のどこでも申し込めるから、私はまず滞在先に値段を確認するようにしている。少しでも感謝を還元するためで、このツアーもそうして申し込んだ。

宿から参加したのは私とカップルで、参加したのはロマンティックな響きの「サンセットクルーズ」。クライマックスをサンセットに合わせて催行されるツアーだ。

ちなみに3時集合だったのに、結局出発したのは午後4時だった。どこまでもタイタイム、ゆるゆるなのだ。

ヴァイキングケーブ(写真下)やスノーケルポイントなど、途中でいくつかのポイントに寄って、例のビーチ「マヤ湾」へ到着する。

途中のスノーケルスポットでは、船上でにこやかに話しかけてくれていたカップルがそそくさと私の視界から消えた。笑。いやいや私、ひとりでも十分楽しいし、あなたたちの邪魔するつもりはないのだけど、と思いつつ…。

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この写真(↑)は数年後、友人と来て撮影されたもの

マヤ湾というこのポイントは、潮の満ち引きや天候次第ではボートで到着できず、このときがそのときだった。船が回り込むには波が高過ぎたので、洞穴のようなところを潜り抜けて島へ入っていく。

足場は悪い上、その洞穴を波が埋めてしまうようなシーンもあり、そこまで泳いでいってなんとか島へ上陸する。

そのなんという大冒険!穴を抜けて歩くと視界が開けていき、両側にはそそり立つ岩肌…。そういう秘境感も私がここをおすすめする理由。

とはいえ、世界中からバックパッカーが訪れる今ではもう珍しくもなんともない、「岩に囲まれたビーチ」以外の何物でもないかもしれないけれど…。

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この写真(↑)は数年後に再度訪れたときのもの。世界一周のときは、波の高さで船がビーチインできなかったのだから。

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マヤ湾を出る頃には陽も傾き、まさにサンセットを楽しむクルーズなのだ。

ついでにフライドライスやフルーツのディナーやドリンクもついて、出発時間は一時間だらだら延長した割に、料理のセットアップの手際は素晴らしかった!笑

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***番外編***

ピピ島へ来た旅行者が一度は訪れる「View Point」。こちらは滞在先からも数百メートルと近く、遠浅と色の濃いビーチが寄り添う絶景が見られるポイント。

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ロングビーチやそこまでの道のりもなかなか快適なアドベンチャーで楽しかったな。

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観光はおまけみたいなものだと言ったけど、これらの眩いばかりの絶景がおまけだとしたら、いったいどんな経験が主役だというのか…。

観光は申込さえすれば、そして集合時間にその場所に行きさえすれば、約束されている経験だけれど、人とのつながりや時間というのは自分たちで手繰り寄せる奇跡だということ。

私にとっては、そう私にとっての旅の価値とは、つまりそういうことなのだよ。

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