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#8 愛すべき生き物たち

 私は子どもの頃から動物が好きでした。でも、飼うのが好きなのではなく、その生態を見るのが好きでした。子どもの頃は『わくわく動物ランド』(TBS)という番組を欠かさず観ていました。今は『ダーウィンが来た!』(NHK)がお気に入りです。
 ところで動物の名前で「ちょっとそれはないだろう」と言いたくなる動物がいます。
 

 まず頭に浮かぶのが誰でも知っている「ナマケモノ」です。

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 彼らは決して怠けているわけではないと思います。誰がつけたのか知りませんがよく考えると本当にひどいネーミングだと思いませんか。人に人権があるのなら、動物にも動物権があってもいいと思います。与えられた命を必死に生きている彼らを怠け者と呼ぶのはよく考えてみると全く失礼な話だと思います。


 「ハダカデバネズミ」というネズミもいます。動物は基本はハダカだと思います。それなのにハダカであることを彼らだけ特にあげつらうのはどんなものでしょうか。もっとも体毛がないのでハダカと言われている訳ですが、デバというのは「出歯」が由来です。裸だの歯が出ているだの言うのはもはや身体的特徴をあげつらった悪口に他なりません。

 究極は「オジサン」という魚です。もちろんこの魚はメスでもオジサンです。子魚でもオジサンです。海でオジサン釣りを楽しんだ若い女性が帰りにファミレスなどで「今日はよいオジサンが釣れたね。」などと話していたら、隣のテーブルの人は引きまくりでしょう。(笑)

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 きっと私が知らないだけで、もっと変な名前の生き物もいるんだろうなと思って調べてみたら出てくる、出てくる。

 「トゲアリトゲナシトゲトゲ」という虫がいました。トゲがあるのかないのかどっちなんだといいたくなる虫です。最後に「トゲトゲ!」とダメを押しているのできっとあるんだと思いました。こんな虫でした。

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 「ウッカリカサゴ」という魚もいました。水戸黄門に出てくるあの「うっかり八兵衛」を思い出しました。どのようにうっかりしているのかその生態に興味津々です。 

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 「ウルトラマンボヤ」という生き物もいました。ウルトラマンが起こしたボヤ騒ぎを伝える新聞の見出しみたいです。でも違います。ホヤの仲間でした。

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 ネーミングはさておき、どんな生き物も同じ星に住む愛おしい仲間です。共存共栄は我々人間の手にかかっています。


 さて、ここからは余談ですが、国が変われば動物園のコンセプトもだいぶ違っています。アルゼンチンのルハンという町の動物園は、ライオンとトラを同じ檻の中で飼育していました。それだけでも驚きなのですが、その檻の中に来場者をいれてトラとライオンに直接触れ合わせるのです。信じられないと思いますので証拠の写真を載せます。(決して合成写真ではありません)人がメスライオンに触れています。後ろを見て下さい。トラが3匹いるのがわかりますか?もちろん生きているトラとライオンです。

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 来場者が襲われたことはないようですが、日本では絶対ありえないことだと思いました。飼育員に片言のスペイン語で尋ねてみましたが、赤ん坊の頃からいっしょに育てたから問題ないと言っていましたが、私はどうしても信じられませんでした。

 またこの動物園は、来場者を象の背中に乗せるイベントもしていました。象が暴れたら…。と思いますが、そんなことは一度もないそうです。私も乗ってみましたが、象の背中はごつごつしていて余り心地の良いものではありませんでした。こんな感じです。(前の方は現地の飼育員さんです)

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 最後までお読みいただきありがとうございました。



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