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チェックインデータ×行動分析

ACALL公式note Workstyleラボをご覧の皆様こんにちは。
カスタマーサクセスチームの嶋村です。

今回は「チェックインデータ×行動分析」というテーマについてお話したいと思います。まずその前に私が本note初登場になりますので、簡単に自己紹介をさせて下さい。

私はカスタマーサクセスチームにて所属しており、日頃から既存のお客様に向けて、自社プロダクトの価値提供の最大化や抱えている課題をWorkstyleOSを通して解決することをミッションとして日々業務に取りんでおります。ACALLには2022年3月にjoinし、もうそろそろ1年経過しようとしておりますが、日々社内メンバーや担当のお客様に支えられながら充実した日々を過ごしております。

そんな私が所属しているカスタマーサクセスチームは現在一緒に働く仲間を募集しています。「お客様に向き合いながらお客様が抱えている課題をプロダクトを通して解決したい」や「CS未経験だけど新たなキャリアを築きたい」というような方がいましたら、ぜひ弊社の門を叩いて下さい。

チェックインデータとは


さて、本日はタイトルにもある通り「チェックインデータ×行動分析」というテーマでお話いたします。その前にそもそもチェックインデータとは何かについてご説明致しますが、弊社のサービスでホテリング(座席予約)という機能があります。事前にスポット(場所)を登録し、そのスポットに対してチェックインという操作をすることで「誰がどこで働いているのか」という情報の可視化することが可能になるサービスです。

また、過去「誰が・どこで・どのくらい働いていたのか」のチェックインデータはOS上に蓄積されるため、働き方に纏わるのデータを出力して様々な分析に役立てることができます。そのOS上に蓄積された「誰が・どこで・どのくらい働いたか」のデータをここではチェックインデータと呼称します。(拡大してご覧ください)

データ参考例①
データ参考例②
データ参考例③

そこで、今回はそのチェックインデータと日々私が行なっているタスク管理を含む行動分析の情報を掛け合わせて、「働く場所・時間」と「仕事の成果」の関係性について試験的に確認してみましたので、その内容をご紹介致します。

行動分析の運用フローについて


チェックインデータの概要については前述の通りですが、次に行動分析について簡単にご紹介致します。私は日々のタスクをnotion上で管理しており、毎日朝イチにその日「何時に何をやるのか」をタイムラインに落とし込んで1日のスケジュールを把握しています。

また、スケジュールを立てる際に各タスクの性質をカテゴリ毎に分けて明記しています。

各タスクを処理していく毎にそのタスクをこなす時の気分はプラスになったのか、もしくはマイナスになったのかを気分プロパティ内に入力し、その時感じたことをメモプロパティへ入力するようにしています。(特になにも感じなかった場合は気分・メモ共に入力しない)

1日の業務終了のタイミングで当日の振り返りを行い、プラスに感じたものについては引き続き継続し、マイナスに感じたものはなぜその気分になったのかをメモプロパティから確認し、翌日以降の改善に繋げるようにしています。

今回はこの行動分析の内容とチェックインデータを照らし合わせて、働く場所・時間と仕事のアウトプットにどのような関係性があるのか見てみました。

振り返り


今回は2022/12/1−2023/1/20の期間でデータを取りました。普段は自宅での仕事がメインですが、この期間は特に場所を変えて働くことを意識しました。また通常自宅での仕事の際はモニタを使用しているのですが、働く環境の前提を揃えるため期間中は自宅であってもモニタを使用せずに仕事を行いました。

振り返りは働く場所を軸として、オフィス・コワーキングペース・自宅の3つで振り返りを行います。

オフィス

▶︎ 行ったタスクのカテゴリ:全カテゴリ
従来はオフラインのミーティングがあったり、オフィスでプラクティスをする予定があったりと何か目的があることが前提で出社をしていましたが、期間中はそれらの目的がない場合であっても、気分転換の意味合いで何回かあえてオフィスに行きました。

特定の目的があってオフィスに行った場合はその目的を処理できたことに対する達成感がありましたが、特に目的がなく出社した場合は特に1人でじっくり考える必要がある思考系のタスクの進捗が芳しくないことがいくつかありました。それらタスクの詳細を見てみると「□□の件で○○さんと議論した」とか「〇〇さんと雑談した」と書いてあるので、処理しようとしていたタスクではなく普段オフラインで会うことがないメンバーと会話を優先していることが多くあり、改めてオフィスは交流の場であることを再認識しました。

また、特定の目的がなく気分転換の意味合いで出社した場合で、メンバーが誰もいなかった時はタスクの進捗は良かったものの、「あれ、今日なんのために出社したんだろう…」という気分になってしまい、1日通しての満足度は低い傾向にありました。これらをみてもやはり「出社する=人に会いに行く」が自分の中での基準なんだろうなと改めて感じました。

コワーキング

▶︎ 行ったタスクのカテゴリ:思考系・作業系・社内MTG
コワーキングスペースでは思考系と作業系のタスクをメインに行いましたが、比較的自宅と同等のタスク処理の進捗であり満足度も高い傾向にありました。ただし外で仕事をするとあまり休憩を取れず集中が持続しないためか、1日フルタイムだと夕方の進捗があまり良くない傾向にありました。

また、社内MTGなどの声を発するものについては、周りのノイズや自身の声のボリュームなどを気にして少しストレスに感じることがありタスクに対する満足度はそれほど高くはありませんでした。

集中力の観点からコワーキングを利用する際は最大4時間としてスポット利用し、なおかつ思考系や作業系のソロワークの場合とするのが自分に適している働き方だと感じました。

自宅

▶︎ 行ったタスクのカテゴリ:全カテゴリ
この行動分析を行う前は自宅が常に仕事をする上で最適な環境だと思っていましたが、日々の振り返りからタスクの進捗が良くない・満足度が低いケースもありました。

内容を深掘りしていくと思考系や作業系のソロワーク時の集中している時に、来客があり仕事が中断するケースや仕事に関係ないものが目に入り他にやることを思い出してしまうケースなどがあり、自宅ならではの阻害要因であることがわかりました。(ここの阻害要因だけを考えるとコワーキングスペースを上手く活用できるといいなと感じました)

また何回か早朝の5:30から業務することにもチャレンジしてみました(普段は9:00−18:00)。早朝業務時は主に思考系のタスクを行いましたが、「せっかく早朝から仕事しているからアウトプットしなくては」の考えが働き、普段より集中力高く仕事が出来ていたように感じました。

まとめ


いかがでしたでしょうか。今回はチェックインデータと日々の行動分析を掛け合わせて、場所と仕事の生産性について私の実体験をお話ししました。私自身「どんな仕事のタスクであっても最適なワークスペースは常に自宅だ」と思っていましたが、実際は必ずしもそうではないことが分かりました。

早朝業務は生産性高いことや時間やタスク種別によって最適なワークスペースが異なることなど、今回さまざまなことが発見出来ましたが、今後はその新たな発見を実践してみて引き続き「自分にとっての最適なワークスペースとは?」を模索し続けようと思います。

皆さんもぜひ最適なワークスペースについて一度考えてみてはいかがでしょうか。今働いているその場所が、最適な場所とは限らないかもしれませんよ!!


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