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【エンジニアのひとりごと】最適な使い分け #04

こんにちは!
ワークスアイディ株式会社 キャンスタ編集部 RPAエンジニアの、
りっさんです。

ITに関連する話題や、支援で訪問するお客様先で思うことをつらつらと、
ひとりごと的に行う4回目。

【 過去の記事 】
01「RPA開発は最初が肝心!」はこちら
02「考え方をシンプルに」はこちら
03「正しいということ」はこちら

今回は、「最適な使い分け」です。

RPAツールを使用して業務の自動化フローを作成していると、
「作業内容をどのように再現すれば良いのか」
「この作業はキー操作、画像操作…などのうち、どの手段が良いのか」
といった、行き詰まる要素が少なからずあるかと思います。

こんな時はぜひ、「最適な使い分け」目指しましょう。

具体的には、最初から「最適な使い分け」を考えて作るのではなく、
「現時点で再現可能な作成方法」で経験を積みましょう、ということです。その累積が「期間内に所有スキルで再現可能な方法」に繋がり、
その先にようやく「最適な使い分け」ができるようになります。
(最低限、最後まで実行可能なフロー作成スキルは必要ですが…)


【例】WEB-EDIなどのWEB基幹システムを起動する場合
(RPAツール:WinActor)
おおよそは以下のパターンが考えられます。

①「17_IE関連 > URLを指定してIE起動」
②「23_ブラウザ関連 > ブラウザ起動 ⇒ ページ表示」
③「13_ファイル関連 > 02_ファイル操作 > ファイルと関連づいているアプリ起動」

IEでなければならないシステムや、逆にIE使用不可の場合もあるため、
基本的には「社内環境」と「作成者の経験とスキル」で選択します。

「①」の場合
メリット
・「04_自動記録アクション」のIE系ノードが使用可能。
デメリット
・「17_IE関連」内のノード使用がHTML知識によって異なる。

「②」の場合
メリット
・「XPath」(参考記事はこちら)によりブラウザ操作の選択肢増加。
デメリット
・ブラウザがアカウントと連動せず環境が初期設定となる。
・「04_自動記録アクション」が使用できない。
・「画像マッチング」や「エミュレーション」頼り。

「③」の場合
メリット
・実作業環境で起動するため、操作がし易い。
・IEで起動した場合、「04_自動記録アクション」が使用可能。
デメリット
・ブラウザに関連付いたアプリが起動されるため、
・アプリの紐づけを統一しておく必要がある。
・「23_ブラウザ関連」ノードが使用できない。

要は、「その後の作業フロー次第でおのずと動作が決まる」ため、
「既知の機能でしか作成を進められない」こととなるでしょう。
かといって、「ゴールのわからない方法を模索する期間もない」ため、
結果的に「現時点で再現可能な作成方法」で取り組むべき、となります。

では、「期間内に所有スキルで再現可能な方法」を習得するには?

「所有スキル、ノウハウの短期注入、吸収、拡充」をする必要があります。

その為の「コンサルティング、開発サポート」が我々の役割です。
この意識を日々忘れずに、そんな今日この頃です。

キャンスタ編集部 RPAエンジニア りっさんでした!

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