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10日間のWinActor合宿を経て...

先日訪問した企業様で10日間のWinActor合宿を経て、ものすごい相乗効果(メリットや成果)を感じたので、どのように開発が進んでいったのかをレポートにしてお伝えしていきたいと思います!
こんにちは、アンジー★&NACCHIです。
今回も素晴らしい企業様に出会えて本当に感謝です\(^o^)/

*メリット・成果

メリット
①WinActor習得スピードがめちゃくちゃ速い
②実際に本番稼働させる”精度の高い”シナリオ制作ができる
③時間があるので、必要なシステム周りのIT知識レクチャーも同時にできる
④他部署が集まれば、部署間で業務改善の模索と解決ができる(アイディア満載)
⑤新しいチャレンジなので、素直に盛り上がれて仲良くなれる(笑)

成果
・18体のシナリオが完成(本番環境で検証中)
・複数名のWinActorシナリオ製作者の人財育成に成功

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*WinActor合宿プランとは

効率的に組織にRPAを根付かせるための弊社RPA導入スタートアップサービスの一つです。
基礎研修+10日間みっちり日程を作っていただき、担当エンジニアも2名態勢でフォローに入ります。もちろん業務のご都合に合わせて日程は調整しますが基本的には、ほぼ毎日WinActorを製作いただくスタイルです。
ほぼ毎日支援に入る、というだけでも
操作方法を思い出す時間が短く済む➡支援の時間が少しでも長くなる・・・などのメリットがあります!

*今回の進め方

事前準備:勉強会。
 まずは勉強会を実施し、社内方針の決定や推進リーダーの選出を行います
 ・RPAとは何か、どんなことができるか?
 ・RPAを有効活用する為に必要な4つのポイントとは?
 ・定着化させる為には何が必要か?
 ・プロジェクトの目標と目的の明確化…etc

うちのコンサルティング主幹が勉強会を実施したのですが、この主導方法と企業様の親和性も高く、この後の合宿にも大きく効果を得ることとなったと感じます。
特に目的の明確化。何項目かあるのですが個人的にお気に入りは【クリエイティブな時間の創造】でした。ワクワクします!
そんなふうに謳われちゃうとエンジニアとして全開で楽しんで取り組みたくなるものです。
一般的に企業様が重きを置くのは【生産性向上の実現】ですよね。

やはり、削減要素だけではなく、向上施策が重要なポイントです。

特にRPAはアイディアとスキル次第で仕上がるものが違ってくるので、たくさんのアイディアに恵まれた環境が土壌にあると素晴らしいものが創造されるんです。


基礎研修
RPAツール・WinActorとはどういうものかなどの基礎をお伝え。
皆様意欲的に、真剣に。笑いと拍手を交えながら取り組んでくださいました!

1日目:合宿初日。方針検討
 まずは10日間の進め方を相談しました。
 部署ごとにチーム分けをしたうえで(1チーム2人程度)、
 ➀進捗が遅くても1人ずつ部署に合った業務のシナリオ作成を進める
 ②大きく2チームに分け、1チームにエンジニア1名ついて1シナリオを順番に作り上げていく
 ③全員で1つのシナリオを作成を進める
 の3パターン提案し、相談の結果②で進めることになりました。

 ・・・のちのち、これがプラスに働くことになります・・・!!

・Aチーム、Bチームはエンジニアが1名ずつ張り付いて、実業務をシナリオ化しながら更なるWinActor習得頂く。
・Cチームはコーディングができるエンジニアさんなので、質問にお答えする程度で良いとのことで最初は手離し状態。
・Dチームは楽しいから作りたい!と残ってくださった上層部の皆さま。


2日目~3日目:チームに分かれて1体に取り組む。
とはいえ、せっかく別部署の方々が会議室に缶詰めになってWinActorを習得しようと取り組んでますので、「共有会」と題して進捗共有を毎日行いました。
毎日が成果に対する社内プレゼンです(笑)こちらの無茶ぶりにも嫌な顔一つせず、楽しそうに素晴らしい成果を披露してくださいました。(最後は全員拍手が恒例!)
WinActorの命名選挙を実施して、無事にニックネームも決まりました。

 そうするうちに3日目にして1体目のシナリオが完成するチームが出てきました。
 最初に作ったシナリオが、どのチームもボリューム満点で、1つ目が作り終わる頃には、ご自身でWinActorシナリオ作成できるくらいの基礎力が身についていました!

素晴らしい集中力で習得スピードにビックリしました。
毎日習得に取り組む&エンジニア(プロ)が横にいる状況がここまでの効果をもたらすなんて。。
やる気のある方々は、AIにも勝る学習能力に脱帽です。


4日目~10日目:1人1体に取り組み開始。
ここからはチームを解体してのそれぞれ各自が考える生産性向上のシナリオ作成に入りました。
既に完成しているシナリオをパーツ流用できる+基礎知識もついてきて私たちが付きっ切りではなくても、シナリオ自作できる方もちらほら出始めました。

*使用したツール
 ・Googleスプレッドシート、Googleドライブ
 ・Microsoft_Excel
 ・illustrator
 ・自社HPの作成やエラーデバッグ
 ・自社開発の受注管理システムやBIツール(クラウド型)
 ・チャット
  …etc

ブラウザ系・ローカルアプリケーション系・HTTP通信系と本当にバリエーション豊かなシナリオたち!
私たちも勉強になることがたくさんありました・・・!!

エンジニア側も更なるシナリオ精度向上、ITリテラシー向上頂くことを目指し、必要な知識小技レクチャーを毎日挟みながら一所懸命にお返しです。

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*相乗効果

圧倒的に部門間連携が図りやすい。
 通常、他の部署への確認が必要な場合は、連絡して確認に日にちをまたいでから返信があるというパターンだと思います。
 今回の合宿もシステム系部署を含む5部門が参加されていたので、その場で疑問があればすぐに聞ける、その場ですぐに回答や改修してもらえる、などロスタイムの大幅削減に。
部門を問わない信頼関係も強くなるなどのメリットがありました。
 今回の企業様では、合宿参加者でのグループチャットを作成し、毎日日報を共有していたようで、日を重ねるごとに皆様の仲が深まっていく様子も見られました。

本番データでじっくりテスト動作検証ができる。
 連続で支援がないと、実データで検証したものを日数が空いた日に直さないといけなく、どこでエラーが出たのか把握ができなかったり、修正してもすぐに検証ができなかったりします。
 合宿で毎日検証ができれば修正の確認がすぐに取れる、現場の方にも動作を確認してもらいやすい、とにかく日数が多いので様々なデータで動作検証ができる・・・などなど、実運用に向けてエラーをできる限りつぶすことができます!

シナリオパーツの共有が早い。
 システム系部門の方が、チャットのAPI送信シナリオを作れば、それをすぐに合宿参加者に共有して全員のシナリオに実装する。
 その場ですぐに使い方も説明できる人がいるので疑問もすぐに解消できる、など、いいと思ったものを全員に共有ができるというところも、通常の支援ではなかなかできないです!

各部署にWinActorメンテナンスできる方々がいる。
 多部門の方に参加いただきましたので、各部署にRPAをわかっている人がいる、というのは今後も強みになります。
 今後の開発時に他の部署に対してまた1から研修をして支援をして・・・ということがなく、今後自社内で開発を進める上で今回参加してくださった方を中心に開発が進む、その方にわからないことがあってもほかの部門に疑問を投げれば様々な案が返ってくる、それを元に作成が進む・・・
 多部門に知識のある方がいらっしゃると後々の自社開発がしやすくなること間違いなしです!

アイディアの宝庫である。
「スプレッドシートで英語⇒日本語に自動翻訳できそうだけど、どうすれば?」
「サイト上Xpath固定だから自動でWebクローリングできないか?」
「illustratorの使い方ってどうするの?」
「Webサイトからの効率の良い安定したデータ取得はどうすれば?」

 これらは実際にみんなで調べて解決した事例です。
参加者が雑談のように問題提起し、面白そうだと思った方々が「こんな方法がある」「こっちはどうだろう」とアイディアを出し合って最適プランを導き出し実践シナリオ設計する。それでも躓くと別のアイディアでまた解決する。
このサイクルを実践している様子は、学生時代のワクワクするグループワークであり、まさにシステム開発現場そのもの。上手くいかない時も励ましあって乗り越えていけます。

この10日間を経て、今回参加いただいた方々はエンジニアの支援がなくてもほぼシナリオ作成ができるようになりました!

WinActor合宿は終了しましたが、今後も同企業様へのサポートプランはあります。まだまだ色んな生産性向上自動化に取り組んでいらっしゃいますので、我々エンジニアも全力でサポートさせて頂く予定です。

支援は続く・・・♡

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*あとがき

RPAエンジニアというのは寂しいもので、保守メンテナンスに携わらせてもらえないことも多いです。我が子同然のロボ(シナリオ)の成長過程や活躍を見れないという事を「寂しい」と思う事も日常です。

継続したお付き合いをさせていただける企業様へ久しぶりにお伺いするときの気持ち、夕方に我が子を保育園に迎えに行くときの「心配+嬉しさ」と少し似てるな~と、ふと思います。

それでも安定して業務遂行してくれるロボ(シナリオ)であれば、きっと大事にしてもらえる。兄弟ができるかもしれないw
そういうロボ(シナリオ)にできるように、真摯に努めたいと改めて感じた合宿生活でした。

是非、RPA開発合宿のご相談お待ちしております!!

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