【オフィス紹介】株式会社ライボ(渋谷)
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インタビュー
オフィスのこだわりやワークプレイスの取り組みについて、株式会社ライボ 代表取締役社長の小谷さんに伺いました。
── オフィスの決め手を教えて下さい!
渋谷という立地にこだわりました。渋谷はベンチャー企業やスタートアップ企業が集まるエリアで、創業前から「オフィスは渋谷に置きたい」と思っていました。取引先や求職者からの印象も、当社の勢いのあるイメージとマッチすると思っています。現在入居中のビルは、渋谷の中でも「スタートアップビル」と呼ばれていて、縁起も良いので契約を決めました。費用面のバランスも良いですし、とても気に入っています。
また、このオフィスは通勤も非常に便利です。マークシティの出入口がすぐそばにあるので、雨の日や真夏、真冬でもほとんど外を歩かずにオフィスに来ることができます。三軒茶屋などの住宅エリアからはバスも出ており、オフィス近くに停留するので、使い勝手が良いです。電車もあらゆる路線が乗り入れていますし、アクセス面は文句なしです。
将来的にまた移転する可能性もありますが、今後も渋谷エリアにいたいと思っています。
── 内装のポイントを教えてください!
オフィス内には、執務スペースと会議室、リラックススペース、トレーニングルームがあります。全体的にオープンな造りになっており、パーテーションは明かりを遮らないようガラス製にしました。開放的なオフィスになったことで、メンバー同士の距離が近くなった気がします。気軽に使えるリラックススペースがあることも、コミュニケーション増加に繋がっていると感じています。
執務スペースについては、メンバーが快適に業務できるよう、疲れを軽減するオフィスチェアを導入しました。部署の配置にもこだわっており、チームごとに島を作るのではなく、あえてチームメンバー同士が背中合わせになるようにしています。モニターを見ながら相談をすることが多く、背中合わせの方が相手のモニターを見やすいからです。この配置はとても効率が良く、メンバーからも好評ですね。
また、本格的なトレーニングルームもあります。PCに向き合っている時間が多いメンバーもいるので、意識的に身体を動かすことを会社として推奨しています。スポーツ経験のあるメンバーが複数人いることもあって、利用率は高いですね。健康促進だけでなく、来客時のアイスブレイクや印象付けにもなりますし、つくって良かったと思っています。個人で外部のジムに通う場合も、費用補助をしています。
オフィスの中で特に象徴的なのは、エントランスにある「引き出し」モチーフの壁です。いくつかは実際に引き出しになっていて、開けることができるんですよ。「アイデアがたくさん出る」というイメージで作成したものなのですが、色味もおしゃれでお気に入りです。
今回のオフィス移転にあたり、一部の内装づくりと引っ越し作業は、従業員一同で協力して行いました。前のオフィスでも同じように、自力で引っ越し作業をおこなったのですが、イベントみたいで楽しいですし、メンバー同士の交流にもなって良い試みだと思っています。
── ワークプレイスや働き方について、大切にされていることを教えてください!
コミュニケーションが促進されること、メンバー同士の壁をつくらないことを大切にしています。現在、従業員の9割ほどがリモート勤務なので、顔を合わせる機会は貴重です。だからこそ、コミュニケーションはリアルでもオンラインでも積極的にとってもらいたいと思っています。部署によっては、会ってコミュニケーションをとる日を設けていることもあります。メンバーによって出社のハードルが異なることから、リモートワーク自体は今後も続けていきたいと考えているので、そのためのフォローは欠かせないと感じています。
具体的には、現在、社内報を毎週発信しています。「他己紹介」や、当社の行動指針を体現したメンバーの紹介など、会話の糸口になるトピックを積極的に取り入れています。また、チャットツールの中に「仕事の話は出さない」というルールのトークルームがあり、そこでは気軽に挨拶をしたり雑談が行われています。チャットボットを利用した雑談のきっかけづくりもしています。チャットボットがアンケートを取り、メンバーの好きな映画やマイブームをつぶやくと、そこにコメントする形で雑談が生まれるんです。創業当時からチャットツールで雑談する文化は根付いていましたが、コロナ禍になって非常に役立っていますね。
オンラインのコミュニケーションについても、オフィスと同様に、できるだけオープンな雰囲気をつくっていきたいです。現状、原則的にDMやプライベートチャンネルは無しにしているんです。そのおかげで、他部署が何をやっているのか見えやすい状態になり、誰かに何かを依頼する時に気を配りやすかったり、声をかけやすかったりします。コロナ前、みんなが同じオフィスに集まっていた時も、漏れ聞こえる話や雰囲気で様々なものを感じ取っていたはずなんです。今後もオフィスに出社したりリモートワークをしたりと、働くシーンは人それぞれかと思いますが、どこにいても同じような意識でコミュニケーションをとってもらえたらと思っています。
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(執筆・写真:呂 翔華)
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