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働き方の変化が激しい今こそ、オフィスでしか得られない感覚を大事にしたい

「テクノロジーとクリエイティブの両面から価値あるものを創造し続けるためのオフィスです」と、ワークプレイスを紹介されている株式会社GIGさま。オフィスの特徴や働き方の変化について、代表取締役の岩上貴洋さまにお話を伺いました。

株式会社GIG
設立:2016年
事業内容:Web制作、Webマーケティング、スキルシェアサービス、システム開発
オフィス:東京都中央区日本橋浜町1-11-8 ザ・パークレックス日本橋浜町 4階

柔軟性の高いオープンなオフィス。リバーサイドならではの景色でリフレッシュ

間仕切りを極力なくした、オープンなGIGさまのオフィス。会議室と執務スペースを隔てる壁もありません。そしてなんと言っても、リバーサイドならではの開放的な眺望が魅力的です。まずはそんなオフィスの一部を写真でご紹介します。

エントランス
壁のないミーティングルーム
執務スペース
壁面はホワイトボードとしても使える
フリースペース
人気のリバーサイド席
窓から隅田川を一望できる
グリーンの装飾
書棚

リモートワークが当たり前になった今、オフィスに大切なのは「家では得られない感覚」

GIGさまのワークプレイスについて、弊社47ホールディングス株式会社・代表の阿久根と対談をしていただきました。

── オフィスをご移転されてしばらく経ちましたね。その間、コロナで働き方の変化もあったとは思いますが、現在の状況はいかがですか?

岩上さま:移転して2年ちょっと経ちましたが、人が増え続けていて、正直もうオフィスのキャパが足りません(笑)。実は一度、増床を検討したこともあったんです。ですが、ちょうどコロナが流行ってしまい、一気にリモートワークをメインとした働き方にシフトを余儀なくされて。結果的に増床はしませんでした。当時はフルリモートで、オフィスにはほとんど人がいない状態でしたね。今は週3日出社を目安にしていて、リモートと出社のハイブリッドに落ち着いています。出社するようになって、気分転換の大切さが分かりました。

阿久根:コロナの流行り始めは、特に大変でしたよね。コロナ以降、オフィスの在り方や価値観も変わってきています。僕たちも、物件紹介だけでなく「働き方のコンサルティング」をしていく必要があると感じますね。出社率をどうするのか、オフィスの席数をどうするのか…。お客さまも答えを持っていないことが多いので、今まで以上に提案力が求められています。

岩上さま:会社によって様々ですもんね。変化も激しいですし。コロナを機にリモートに切り替えてそのままの会社もあれば、出社に戻したところもあったり。

阿久根:周りの経営者を見ていると、「出社してもらいたい」と思っている方が多いですね。ベンチャーは特にそうかもしれません。組織や事業の変化が激しい中で、対面していないと伝わらないものが生じてしまう。ただ一方で、従業員は「家でも仕事ができる」と感じている人も多い。経営者と従業員との間に、溝が生まれるケースは少なくないです。

岩上さま:やはり、「行きたくなるオフィス」をつくる必要性が高まっていますよね。家では得られない感覚を得られる場所でないと、出社する意味を見出せないのかもしれません。たとえばこのオフィスだったら、リバーサイドの景色。窓際の席は気分転換になるので、とても人気です。

── リモートの課題で、何か感じていることはありますか?

岩上さま:特に若手のメンバーに関して、あまりに対面で人と会わずに仕事をしていると、「何のために頑張っているんだっけ?」とモチベーションを見失ってしまうこともあると思うんです。対面せずに同僚とのつながりを保つのは、容易ではありません。特に一人暮らしの人は、孤独を感じやすいと思います。「働いている意味」や「キャリアビジョン」が分からなくなってしまうのは、非常に危険ですよね。

阿久根:そういった影響が顕著に出てくるのは、これからかもしれませんね。たとえば、コロナ禍で入社したメンバーが、表面的には頑張って仕事をしているように見えても、長続きせず退職してしまう、というケースが結構あるのではないかと。リアルな場でつながることの重要性は、ほとんどの企業にあてはまると思います。

── 顔を合わせることの意義は大きいですよね。一方、リモートワークも継続されていると仰っていましたが、なにかコミュニケーション促進のための施策はされていますか?

岩上さま:定期的なものだと、毎月一回、共有会というのをやっています。リモート参加の人もいるのですが、社内にスクリーンを投影して一体感を出すようにしています。全社で足並みを揃えるいい機会になっていますね。

また、新入社員が入った時は会社負担でウェルカムランチを行っています。全員ではとても無理なので、何組かに分けてランチをしています。話しかけやすい相手が増えて、業務にも良い影響があると好評です。

あと、「バリュー賞」という表彰を行っています。社員投票で表彰メンバーを選出するのですが、あえてオンライン投票にせず、社内の壁にポストイットで名前を貼っていく方法を取っているんです。可視化することでワクワク感がでますし、コミュニケーション促進の一環にもなっていますね。

阿久根:見える化はまさに、オフィスならではですよね。とても素敵な取り組みだと思います。

岩上さま:あとは、クリスマスパーティーや書き初め、お花見など、季節ごとのイベントも大事にしています。みんな楽しそうに参加してくれていますよ。

── 最後に、これからのワークプレイスについて考えていることを教えてください!

岩上さま:今まで通りオープンなオフィスであり続けたいのですが、一方で、音問題も解決したいと思っています。オンライン会議が増えたので、どうしても周りの音が気になってしまうんですよね。テレフォンブースを置くのもアリだと思っているのですが、まずはスペースを確保することが先決ですね(笑)。

阿久根:弊社のオフィスも、人が増えるたびになんとかスペースを確保しようと奮闘していますよ(笑)。スタンディング席を増やしたり、会議室を分割したり。ちなみに、テレフォンブースも導入しているのですが、かなり利用率が高いですよ。

岩上さま:定期的にレイアウトを変えるというのは、良いかもしれませんね。柔軟性が高まりますし、メンバー同士の偶発的な会話も増えそうです。このオフィスは壁がほとんどないので、細かい仕様替えはしやすいです。

阿久根:壁を立ててしまうと、レイアウトを大幅に変えるのは難しいですもんね。そういう意味でも、GIGさんのオフィスは自由度が高くて、とても良い空間だと思います。

岩上さま:最適解は常に変わりますからね。特にIT業界は変化が激しいので、働き方もオフィスも、臨機応変に対応できる身軽さが求められていると思います。今後も、柔軟さと風通しの良さは大事にしたいですね。


コロナ禍でオフィスの在り方を見つめ直し、コミュニケーション施策も取り入れながら様々な工夫を行ってきた同社。代表の岩上さまは、「オフィスに来ることの意味を感じてもらえるように、これからも試行錯誤を続けていきたい」と話していました。

さらなるご成長を楽しみにしています。この度はありがとうございました。

(執筆・インタビュー写真:呂 翔華、オフィス写真:GIGさまご提供)


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