【オフィス紹介】株式会社電脳交通(徳島市寺島本町)
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オフィスのこだわりやワークプレイスの取り組みについて、株式会社電脳交通さんに伺いました。
── オフィス移転を検討されたきっかけを教えてください!
以前のオフィスでは、各部署のフロアが分かれていたり、ビル自体が別だったりして、社内のコミュニケーションが希薄であったことが大きな課題でした。特に開発部門は他のどの部門ともシステムを使った合目的な対話しかしていなかったため、プロダクトに関するアイディアの創発が皆無な状態でした。そこで、オフィスのコンセプトを「社内外のコミュニケーションの創発」と銘打って、社員が主体となって今回の移転計画をスタートしました。
── オフィスの決め手を教えてください!
1つ目は、すべての部署をワンフロアに収められることです。オフィスコンセプトである「社内外のコミュニケーションの創発」を実現するために、単に収容人数を満たすだけではなく、いわゆるファミレス席と呼ばれるようなブースやカフェテリアスペースなど、コミュニケーション用のスペースも作れる余裕があることも重要でした。そのようなスペースを確保することで、気兼ねなくコミュニケーションが取れる空間作りを心がけました。今では、わざわざミーティングの場を設けなくても意見交換や雑談ができるような空間となっています。
2つ目は、徳島での採用を強化していく中で、交通の便がより良くなることも重要な決め手でした。これまで従業員は車通勤が多かったのですが、駐車場が会社から徒歩10分くらいの場所にバラバラと複数あったので、不便だという声は常々ありました。駅チカだと、なかなか駐車場がなくて…。今はビル併設の立体駐車場を借りているので、社用車も従業員の車・バイク・自転車も全て停められますし、JR徳島駅からも徒歩3分のため、かなり利便性がアップしました。管理する側にとっても、駐車場が一つにまとまって大変ありがたいです。また、タクシーという伝統的な産業や地域社会の活性化を担う当社にとって、入居しているビル「アミコ」がその理念やスタンスを表せるシンボリックな場所だと感じたことも大きかったです。採用をする上でも立地は重要な指標なので、既存の従業員にとっても、これから入社する従業員にとってもメリットしかないですね。
── オフィスの感想を教えてください!
部署をまたいだ対話、役職を超えた対話などが圧倒的に増えました!移転前の当社は、従業員数が増えていく過程において各部署の課題や背景などの理解が薄く、俗に言われる縦割り組織になりつつあったんです。そんな中で、移転してワンフロアになりフリーアドレス制を導入できたことで、席の近い別部署の人と話す機会が増え、様々な会話が生まれるきっかけとなりました。
会議室不足の課題も無事に解消されました。今では6名用会議室が3つ、10名用会議室が2つと大幅に増え、ファミレスブースも7個設置されたので、移転前からはかなり充実しましたね。移転したばかりの頃は、急に増やしすぎではないかと感じていましたが、今となってはもっと作っても良かったと思うくらい需要が高いです。コミュニケーションが活性化しているのが目に見えて現れていて嬉しいです!
また、立地も良くなったので、従業員が休憩やランチに行ける幅が広がりましたし、今までなかなか対面で会うことのできなかった他部署の方とも気軽にコミュニケーションできるようになり、従業員の笑顔が増えて社内が明るくなりました。先日、他部署の同僚に「みんなと仲良くなるキャンペーンを独自で行ってます!」と声をかけられ、初めてランチをしました。今までだと考えられないようなコミュニケーションが創発されていることを日々実感しています。
── 内装のポイントを教えてください!
「シームレス」というコンセプトの元で作られたビーンズエリア(フリーアドレスで執務するメインフロア)はオフィスのシンボルになっており、部署の垣根なくコミュニケーションが取れるように何度もデザイン案を出して議論しました。ビーンズエリアを囲うようにして会議室・コールセンター部門の個室を配置しており、それぞれ区切られてはいますがガラス張りで中が見えるようになっています。
ガラス張りにすることで全体が見渡せるようになったのは、大きなポイントでした。たとえば、自分が誰かにお願いした仕事がその後どうやって行われているのかが見える化され、それぞれがお互いの働き方を理解しようとするようになりましたね。以前は声をかけづらいという理由でやりとりが滞ることもありましたが、今では気軽に仕事の話を聞きに行けたり、仕事以外の話もしやすい雰囲気へとガラッと変わりました!ただ、会議室については「さすがに丸見えすぎる」という意見も社内で挙がったりしてますね(笑)。
ちなみに、会議室の内装は一つずつ壁紙の色を変え、パステルカラーで統一しました。会議室の名前は、みんなが覚えやすく、かつ愛着がわきやすいように、色に合わせて徳島にちなんだ名前をつけました。(緑の壁は「すだち」、ピンクの壁は「やまもも」など。)今では「次のミーティングはすだちね」などという会話が行われていますよ。
東京支社やその他地域で働く従業員たちは、徳島の名産を知らなかったりもするので、それを自分で調べてみたり徳島本社の人に聞いてみたり、また実際に徳島本社を訪れた際のコミュニケーションにも繋がっています。新しくなった会議室は、そういう意味でも本当にいろんな役割を果たしてくれていますね。
── ワークプレイスについて、大切にされていることを教えてください!
一つは、移転時に掲げていたオフィスコンセプト「社内外のコミュニケーションの創発」を今でもメインテーマとして継続しています。今回の移転で、オフィスが雑談や軽い対話などのインフォーマルなコミュニケーションが生まれる空間になったので、従業員間で自発的にそのようなコミュニケーションが生まれている状況です。
従業員間のコミュニケーション活性化を実感したエピソードで言えば、毎年12月に行っている「生誕祭」というイベントが挙げられます。PJメンバーがイベント内のコンテンツなどを考えることになっていますが、たまたま徳島出張にきていた従業員にファミレスブースでサクッと意見を聞いてみたら物凄くいい案が出て、それがイベントに採用された、というようなことがありましたね。今までならチャットで聞くしかなかったために気兼ねない意見交換が難しかったので、ハードル低く何気なく会話ができることの素晴らしさを実感したエピソードでした。
移転前は従業員が自席でしかお昼ごはんを食べることができませんでしたが、今では通称「スタジアム」と呼ばれているカフェテリアスペースで一緒に休憩を取ることができるようになりました。また、スタジアムでは定期的に大人数が一挙に集まるなどの交流が生まれています。従業員同士だけではなく、社外向けのイベントも行うことができるようになっており、採用関連イベントはもちろん、お客様・タクシー事業会社様向けのセミナーなども行っており、会社の活気を担う場所となっていますね。今後は社内のみならず、社会・行政・取引先など外部とのあらゆる壁をなくし、優良な関係を構築できるようにしていきたいです。
もともとはシステム開発に関するコミュニケーションを創発したいという主旨があったので、いずれは雑談などのコミュニケーションを通じてシステムの新しい機能やプロダクトに関する画期的なアイディアが生まれたらいいな、と感じています。
もう一つが、リモート環境よりもパフォーマンス、エンゲージメントの観点で魅力的な環境設計であるという点です。数年前までは全体的にリモートワークが多かったのですが、現在は基本的には出社を推奨しており(子育て中のメンバーはリモートワークも導入中)、移転してからは出社するメンバーの方が割合として多いですね。以前よりも対面でのコミュニケーションが取りやすくなったので、出社した方が仕事がはかどる、というのが大きな理由です。また、移転してキレイなオフィスになり、会社行くのが楽しみになったという声もよく聞かれます。私としては、短期間での移転プロジェクトを担当して大変な時期もあったので、無理してでも移転した甲斐があったなと常々思っています!
── 今後のことについて教えてください!
徳島本社以外のオフィスにも、働きやすい環境を拡張していきたいと考えています。東京支社は最近移転したばかりなので環境が整っていますが、コールセンターのある九州・岡山についてはまだ雑居ビルなので、まだまだ改善の余地があると思っています。今後はコールセンターについても業務環境をしっかり整え、コミュニケーションを取りやすい雰囲気作りをしていくことが目標となっております。
働く環境が整いつつある中で、今年からはハード面だけではなく、昨年採用したメンバーとともにソフト面を整えるフェーズとなっています。現状は具体的な話は出ていませんが、福利厚生の充実や従業員の満足度向上などが主な目的となってきます。新しいオフィスで、会社のさらなるレベルアップを図っていきたいです!
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── 取材へのご協力ありがとうございました!
(執筆:福家 実咲、写真:株式会社電脳交通さまご提供)
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