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結局最後はコミュニケーション能力

さて、今日は久々運用業界のお話でも。
私はこれまで新卒から昨年仕事を辞めるまで、ずっと外資系のアセットマネジメント、資産運用という業種にいました。
アセマネっていう業種自体があんまり知られていなくて、本屋の就職ガイド?みたいなものにも載っていない、ちょっとした裏方のお仕事。

でも、手数料はお預かりしている資産から自動的にチャリンチャリンもらえるシステムになっているので、私目線ではかなり安定的なお仕事なのです。んでもって、経済、投資、お金ということを自分事として学べる良い職種でもあると考えています。

私が新卒で運用会社に入社した時、クライアント系の部署に行くか、それとも投資、運用系の部署に行きたいか?と社長から聞かれました。当時の私は何もまったく分かっていなくて、人とコミュニケーションをするのが得意だから、とかいうような薄っぺらい理由で私はリテールという投資信託を販売するチームに配属されました。(リテールのほかは機関投資家担当のチームがある)

新卒の中でも、ひときわサバサバした知性的な美人の女の子がいて、その子は、私は人と話したりするのが嫌いなので、運用に行きます、と言って運用チームに配属されていきました。

運用っていうのは、ざっくり言うと投資するために企業を分析したりする部署なので、もちろん企業調査で人と話すことはあるけれど、エクセルでモデルを作ったり、決算書読んだり、なんちゃらかんちゃらする部署です。

印象としては、営業チームは人とのコミュニケーションが多い一方、運用はどっちかというと職人さん、裏方さんっていう印象を私は持ってたんだけど、究極最後はどの職種もコミュニケーション能力が必要になってくるという罠でした。

運用の部署で偉くなればなるほど、お客さんのミーティングに駆り出されます。運用にいたらお客さんと話さずにすむ、と思っていても、最終的には自分がお客さんと話す立場になるんだよな。

そして、お客さんも、自分のお金を直接預かって運用することになる運用者を見ています。その運用者の素質、性格、人となり、全てがお金をゲットできるか出来ないかに繋がってくる。私がやってたような営業の人たちはもはやおまけです。涙。
そして、私が見てきた成功している運用者(主にアメリカ人)はみーーーーーんな、話がとっても上手です。なんだろ、鮮やかな話し方というのか。説明が淀み無いんだよね。何聞かれてもスムーズに答えるのよ。ほんとにね、成功してる運用者は天才たちだよ。

ということで、結局金融、運用業界においても、最後は人と人とのコミュニケーションでビジネスは成り立ってるんだな、と思ったし、やっぱり成功?!するには、スピーチ能力を伸ばすことが大事なんだなぁと思ったりしたわけ。

最近オンラインで投資・運用のボランティア講師をするようになって、私はどうやら分かりやすい説明?!が出来るらしいということを知った(視聴してくれている方々が優しくて激甘という説)。私も仕事を通じて少しはコミュニケーション能力ってものを確立したのかね?

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。



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