ワーママやるなら伴侶は慎重に選べ

この記事を読んでいる方は、もうすでに結婚して、子供も生まれてこれから仕事復帰しようかな?という段階の方なのかもしれません。けれどどうしてもこれを書いておきたいんです。


ワーママをやる気なら、どうか伴侶は慎重に選んでください。


周りの人を大切に出来るかどうか。そこを見極める必要があると思います。結婚前に、あなたに優しいのは当たり前。それだけじゃなく、親、友達、友達の彼女、友達の子供、上司部下、仕事の取引先、お店に入った時に接するスタッフ、そういうあらゆる周りの人に対してどんな態度をとる人なのか?そこにこの先のあなたや子供に対する態度も垣間見えるんじゃないでしょうか。
あらゆる人に対して、ちゃんと対等な人間として接している人がいいですよね。もっと言えば相手を楽しい気分にするよう工夫できる人。周りの人が笑顔だと自分も嬉しいっていうタイプ。そんな人なら、未来のあなたや子供にもちゃんと対等な人間として接してくれると予想できませんか?

オススメしないタイプ

逆にあまりお勧め出来ないのは、競争に勝ちたくてギラギラしている、オラオラ系。このタイプと結婚してワーママやるのはかなりキツいと思います。自分の目的のために誰かが傷ついてもあまり気にならないタイプだからです。自分が社内での出世競争に勝つためなら、妻や子供の心の傷もしょうがない、と割り切れてしまいます。そしてなんでも上下関係を作ってしまうこのタイプは、無意識に、家庭内のことより仕事の方が大切だと位置付けていますから、家事や育児からは逃げます。持てるエネルギーを全て仕事に注ぎ込むでしょう。説得しても無駄です。生まれながらに持っている価値観の問題だから。私の伴侶はこう言うタイプではありませんが、このタイプの上司たちに囲まれてつらい思いをしてきました。こんな人と結婚しなくて本当に良かったと、何度思ったことでしょう。

彼らは私にこんなセリフを吐きました。
「オマエな、子供なんかに自分の人生を邪魔されてる場合じゃないぞ」
「子供なんて小さい頃いくら可愛くても、反抗期に入ったら可愛くないぞ。」
「子供はいつか離れていくんだから、思い入れしてしまうと辛いぞ」
「(もっと仕事をするために)子供を捨てるっていう手もあるんだぞ。もちろん、本当にじゃなく、精神的な意味で。」
「俺の妻は、稼ぎのいい俺と結婚して、専業主婦という座を勝ち取ったんだ。だから俺のために色々尽くしてくれて当然」
「結婚なんてしてしまったのは、失敗だったと思ってる。」

これらの発言をしたのは、現在50代前半の私より歳上の方々ばかりなので、そろそろ絶滅危惧種になっていることを願うばかりです。ちなみに、最近になって「あんな事言って悪かった。謝る。」と言ってきた方もいます。

ワーママをやるなら「他人に勝つ」ことを人生の目標にしている人とは、結婚してはいけません。3歩下がってついていく覚悟のある人は、いいかもしれません。稼いでくれると思いますし。

私たちはこんな段階を踏んできました

ワーママを続けるなら、伴侶との良好な関係を「お互いに」望む状態が絶対必要です。片方が自分の利益のことしか目に入らず、相手を軽んじるようでは関係の継続は不可能。能力としては、「感情に振り回されずに全体の状況を客観視出来る」というかなり高度なものが要求されます。お互いに。

子供が生まれて、生活が激変。
圧倒的エネルギーが子育てに必要であることを夫婦で実感する。

今までとはエネルギー分配を変えなくてはいけないことを把握。

今はたくさんのことを諦めるしかないと言う覚悟を決める。
赤ちゃんのいる状態というのはある意味、緊急事態。
一生続くわけではないので、一定期間の緊急事態を受け入れよう。

新たに発生した、たくさんのタスクと、
今までもこれからも継続して必要なタスクの全体像を把握する。
そして夫婦で分配する。
お互いに納得できる分配になるまできちんと話し合う。

削れるタスクはどれか見極めて、極限まで削る。
今まで必要だと思っていたことも、本当に必要なのか再考する。

もう一度言います。伴侶は慎重に選んで。

結論を言いますと、結婚相手は家庭という組織の共同経営者になるわけですから、それにふさわしい人間性を持っているかどうかの見極めはとても大切だということです。
ワンマン社長タイプより、共同経営者をやれるタイプの方がいいです。

人間関係をすべて勝ち負けで解釈し、上下関係を定義する人なのか。人間関係を同じ平面上のネットワークと解釈する人なのか。
この違いは大きいし、経験上、話し合いですり合わせ出来るものではないと思います。よーく見極めてくださいね。

と、ここまで書いてきましたが、あくまで私個人の意見です。ギラギラしているにも関わらず、周りの人間を大切に出来る人がいるのなら、そんな人でも良いかもしれません。とにかく、伴侶は慎重に選ぶべきです。

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