見出し画像

就職活動を通して人生について考えさせられる小説『六人の嘘つきな大学生』

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

Audible(オーディブル)での聴書を習慣的なインプット方法に加えて数ヶ月くらいが経ちます。

「ながら」に最適なのが本を耳で聴くことだと思っているので、Audibleの存在には感謝です。

Audibleで聴いていく分野としてオススメなのが、小説です。

フィクションでありながら、現実を生きる僕らに対して学びや気づき、考えるキッカケを与えてくれるのが小説だと思っています。

それに気づいたのは、社会人になって5年目くらいのことです(今は11年目)。

企業で採用活動に携わってきて、人事の仕事を追求している中で、採用系の小説の面白さに気づきました。

過去に読んだ本(聴いた本でもある)では、『手紙屋』という小説は特によかった。

今回紹介する『六人の嘘つきな大学生』もそうですが、世の中に数えきれないほど存在している採用系・人事系の教科書・参考書・指南書を差し置いて(全てを読んでるわけじゃないです)、僕が採用担当を育成する上で、育成対象者に読んでほしい(もしくは聴いてほしい)と思う3冊にランクインしてきました。

上記の小説も、そのうちの1冊です。

小説後半に差し掛かって、採用面接官としての本質に触れるシーンがあります。

「面接官をやる上での方コツとは?」
「相手の本質を見抜くテクニックとは?」
という問いに触れているシーンです。

このシーンだけを切り取ってしまったら、この問いに対してはとてもシンプルな回答が言い渡されて終わってしまいますけど、それまでの小説の流れがあるからこそ、そのシンプルな回答に妙に納得してしまう。

たぶん、採用担当や人事をやっていない人でも、新卒でも中途でも、就職活動をやったことがある人であれば、「なんとなくわかる」くらいの感覚にはなるはず。

僕は、採用に関わって8年目になります(今の会社に来てから採用に携わるようになった)。

これまで、社外の方を含めて、多くの方と『採用』『人事』という領域について対話をさせてもらいましたし、自分でも学びを深めてきました(今でも深め続けています)。る

これまでの期間を通して、「採用ってこういうものだ」という自分なりの意見を持ってるつもりです(さらにここから更新される可能性は充分にあります)。

その『今の自分が持っている感覚』と、この小説でいろんな人が語っていることや向き合ってる葛藤が、良い具合にリンクしていきました。

「わかる〜」という感覚を通り越して、「そう、この感覚を採用をやってる人にもっと広めていかないといけない」ということを感じるほどに。

僕は未経験者でありながら、比較的自由に採用活動をさせてもらっていました(今はプレーヤーとして採用活動をしていないので、過去形の表現として)。

「採用とはこうだ」という自分の仮説を基に、その仮説を検証するためにあらゆる手段を取り、また仮説を立てて検証していく。

その繰り返し。

その代表格が、「会社に興味を持ってもらう前に自分に興味を持ってもらうことが大切だ」という考え。

これは今でもポリシーとして中心に据えています。

「採用とは?」
「面接官をやる上での方コツとは?」
「相手の本質を見抜くテクニックとは?」
などに対する答えとしては、たくさんの選択肢があります。

本を読み出したらキリがないし、違う本でも結局同じようなことしか言ってないことにも気づきます。

だから、大切にすべきは自分の考え・意見です。

『自分なりの考えや意見』がないと、採用担当は務まらない。

僕はそう思っています。

この本はまさに、上記の問いに対して深く考えるキッカケを与えてくれます。

とても良い本でした。

最後に、上述した『採用担当を育成する上で育成対象者に読んでほしいと思う3冊』を以下に紹介します。

※2冊は既に上で紹介しています。

これらの本は、採用担当として働き始める人、採用担当として働いている人、採用活動をする企業側の人間だけでなく、就職活動をしている学生や仕事や自分の人生との向き合い方を変えるキッカケを得たい人にもオススメの本です。

小説を含めた本には好みがあるので、あくまでも個人の主観で選出しています。

採用という仕事と向き合ってきて、仕事や人生と向き合ってきて、その本質を見極めながら人生を歩んできました(今もそう)。

まだまだ未熟な僕の人生を通してですが、自分自身の働きやすさや生きやすさと向き合うキッカケを与えてくれる可能性が高い3冊だと思っています。

興味があれば、ぜひ読んでみてください。

本を読むと自分との対話が生まれます。

自分との対話を繰り返していくと、自分という存在について理解が深まります。

そうすると、自分で自分をコントロールできるようになり、自信を持って意思決定ができるようになります。

そうなると、心が軽くなっていき、自分の世界を楽しみながら日々を過ごせるようになります。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?