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自尊心を持てるようになると生きやすくなる

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

自尊心が低いと、自分自身を肯定するために、周囲の誰かと自分を常に比較してしまう傾向が強いと思います。

自尊心という言葉について、あまり注目したことがありませんでしたが、自己肯定感と同じく、生きやすさの追求にはとても大切な言葉だと感じ始めています。

そもそも自尊心とは何でしょうか。
平たく言えば、「自分自身をOKだと認めること」です。
自尊心と自己肯定感は、ほぼ同じですが、自尊心のほうが、「自分の存在そのものを、ただただOKとする強さがある」と言えるのかもしれません。
生まれた時から自尊心が低い人はいないので、色々な経験によって、自尊心を傷つけられ、低くなってしまうものです。
例えば、親が自分をありのままを受け止めてくれたわけではなく、勉強ができたり、いい子だったりしないと認めてくれなかったため、「ダメなところがある自分であっても、ただただ存在していていいのだ」という安心感を得られずに大人になってしまった人は多いものです。
子供は親から愛を学ぶことも多いので、親が本当の意味で、愛し方を分かっていないと、子供が大人になっても、自分や人を愛することが分からない人になってしまうことは少なくありません。
きちんと愛されずに、自尊心が低くなってしまうと、「“ありのままの自分”を受け止める」ことができないため、本当の意味で、自己を愛せないし、「自分なんか、人に受け止めてもられるわけがない」という自虐的な思いを抱えてしまうこともあります。
それで、人によっては、「こんな失敗をするような自分では、嫌われてしまうのではないか」という恐れを強く抱いてしまい、「ミスを認めない」という言動につながってしまうこともあるでしょう。

「自分のミスを認められない人に欠けているもの」
幸せに生きるヒントはそこにあった!

「親が本当の意味で、愛し方を分かっていないと、子供が大人になっても、自分や人を愛することが分からない人になってしまう」というのは、本当にそうだなって思うんです。

「親の顔が見てみたい」という言葉もありますが、親は子を映す鏡であり、子は親を映す鏡であると思います。

「自尊心が低い人」は、「自分のダメなところを認めてしまうと、自分の存在価値が損なわれる」と思っているから、ミスを認めるのを恐れます。
プライドが高い人も多いでしょう。

「自分のミスを認められない人に欠けているもの」
幸せに生きるヒントはそこにあった!

自尊心が低いと、何か自信がなさそうだったり、常に確認を求めてきたり、頼りない雰囲気が漂っている感じがします。

そうなると、その人に何かをお願いしようと思わない人が増えていくはずなんです。

そして、自尊心が低い人は、常に周りからの評価を気にして、周りからの評価で自分の存在意義を認識しようとするので、周りから頼られない自分に対してさらに負の感情を抱くようになります。

・・・負のスパイラル。

自尊心が高いと、周りからの評価なんて気にしません。

周りから何を言われたとしても、自分で自分のことを肯定できて、認めることができるので、別に関係ないんです。

自分が目指すべきゴールを明確にして、そのゴールに到達することだけを考えているんです。

自尊心が低くて周りのことばかり気にしている人と、自尊心が高くて自分に矢印を向けて自分のやるべきことに集中している人。

何かを任せる時に、どちらに任せたいと思うか。

僕は後者の人です。

前者の人はきっと、何かを任せた時に、評価されることや誰かに何かを言われることを気にしているので、本質を理解しないままに任されたことをやるはず。

後者の人はきっと、何かを任せた時に、その任されたことと自分が向かっているゴールを重ねて、自分事にした上で取り組んでくれるので、お願いしたことだけでなく、プラスアルファの何かをやってくれるかもしれない。

自尊心が高いと、仮に自分がミスをしたとしても、そのミスを素直に認めることができます。

ミスをする自分自身も受け入れて、前進することができているはずだから。

自尊心が低いと、周りからの評価を気にするあまり、ミスを認めたり公表できなかったりします。

周りからの評価が落ちるかもしれないという恐怖から、ミスを隠蔽したり、言い訳ばかりつらつらと述べるでしょう。

ただし、周囲に害を与えることは良くありません。

周りのことを気にしないあまり、周囲に迷惑をかけたりするのであれば、それは見直す必要があります。

自尊心が高いと、自分勝手になるかもしれないと思う人もいるでしょうけど、自尊心が高いと自分自身を認めて自分自身を大切にできるので、周囲にいる人たちのことも大切にできるようになるはずなんです。

人を傷つけ、迷惑をかける犯罪者であっても、「存在するのはいいこと」だと言えるものなのでしょうか。
これは、とても難しい問題です。
直接被害を受けた人などからしたら、到底、受け入れられないことでもあるでしょう。
本来は、全ての人が存在するだけで価値があるし、そうでなければ、人智を超えた力で生れてはこないはずです。
でも、それを信じられない自尊心の低い人は、犯罪に手を染めてしまいやすいところがあります。
なぜなら、自尊心の低い人は、自分を大切にできません。
だから、人のことも大切にできません。
そして、自己を否定し、社会に不満を持ち、人に苛立ちを覚えてしまうと、「破壊」という行為を犯してしまうことがあるのです。
そして、このような悪循環を生み出してしまうのです。
「自尊心が低い(自己肯定できない、劣等感が強い)」→「争いごとやトラブルを起こす」→「失敗しても、反省しない(失敗を認めるのが怖い)」→「さらに失敗を繰り返す」→「さらに自尊心が低くなる」

「自分のミスを認められない人に欠けているもの」
幸せに生きるヒントはそこにあった!

自分のことを好きになりましょう。

自分のことを認めて、まずは自分で自分のことを受け入れてあげましょう。

今この瞬間に存在している自分を認めるなら、「ここまで生きてこれたことは素晴らしいことだ、それは当たり前のことではない」と自分自身に言い聞かせてみましょう。

「そんなの精神論だ」と揶揄する人もいますけど、精神論ですよ、大事なのは。

心が変わらないと、行動も習慣も変わりませんから。

心を変えるために、自分で自分を鼓舞したり、自分で自分に言い聞かせることは、通るべき道ですからね。

自尊心の低さは、周囲からの信頼を失うことに繋がるかもしれない。

自尊心を高めれば、結果的に周囲からの信頼を集めることに繋がる。

そして何より、生きやすくなる。

これは間違いないです。

「生きにくいな」とか「なんかいつも心がどんよりしてるな」という人は、自尊心を高める方法を学び、実験してみると良いでしょう。

個人的には、自己肯定感や自尊心の低い人は、自分の船に乗せたくないなぁと思います。

常に承認を求められ、自分で考えて主体的に仕事に臨めない人の可能性があるからです。

僕としては自立と自律を大切にしているので、育成する立場として仕事をするなら、自立力と自律力を高める関わりはしていきますが、自分が採用から関わるなら、自己肯定感や自尊心の高さはとても大切な要素かもしれません。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。


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