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自己判断力を上げて『違い』を出せる存在に

はじめに(いつも書いてること)

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。

今回の内容

プロのサッカーを観戦して、プレーする選手の自己判断力の大切さを改めて感じました。

戦況が目まぐるしく変わったり、瞬間瞬間で周りからの声を聞いてる間も無く自己判断が求められる世界。

それはサッカーだけじゃなくて、他のスポーツも同じ。

そして、ビジネスの世界でも同じ。

全てのシーンでマネージャーやリーダーからの指示に従うなんてことはあり得ない。

戦略・戦術レベルの共通認識はチームの中で構築して、戦闘レベルでは自己判断が求められる。

スピード感が早くなれば、判断する間も無く反射レベルでの実行が求められるかもしれない。

だからこそ、日々のトレーニングが必要。

サッカーで言えば、全てのシーンで指示待ちの人間にはボールは集まりません。

※久々の声出し応援可の試合だったので、とても良い雰囲気で試合を観れました。娘にとっては、声出し応援可の試合を観戦するのは初めてだったので、最初は怖がってましたが、すぐにノリノリになってました。

声出し応援可の試合では、応援の音が大きくて、ベンチからの声はピッチ上の選手にほとんど聞こえないし、ピッチの中の選手同士の声も聞こえにくいんだろうなと思います。

なので、試合が開始したら、自分の判断でプレーする必要があります。

ということは、チームの戦略・戦術・作戦を理解していないと、チームプレーはできないし、最善の判断はできなくなります。

自己判断力の中には、チームの戦略・戦術・作戦を理解して体現する力も含まれるのかなって思います。

最終的には、自分で判断して実行する。

チームとしては、個人が実行した結果の責任は監督やリーダー、マネージャーなどが取るかもしれませんが、個人が下した判断については、実行した個人が説明できることが必要です。

「なぜその判断を下したのか?」という問いに対して答えられるように、自己理解を深めて、自己認識力を上げていく必要があります。

反射的に起こした行動については、なかなか説明が難しいこともあるかもしれません。

その中でも、自分が何をしたのかを説明できる人と説明できない人では、得られる信頼の大きさが変わってきます。

調子や流れが良い時には良い判断ができるけど、調子や流れが悪い時には良い判断ができない。

いろんな原因があると思いますが、感情に支配されて、自分で自分をコントロールできてないという側面があるはず。

感情的に何かを実行するというのは、多くのシーンで良い状況を生みません。

改めて、アンガーマネジメントの重要性を感じています。

感情的な言動は、良い判断を生みません。

チームで戦っている場合は、個人のことだけじゃなくて、チームのためにどんな言動を起こせるかというのも、重要な自己判断力です。

WBCの大谷翔平選手のように、自分がどんな立場なのかを理解して、自分が楽しみながらもチームのために言動を起こす。

僕たち1人1人にもやれます、やってみましょう。

そのためにはまず、「自分がなぜここにいるのか?」を考えて、目的を明確にする必要があるので、それも併せてやっていきましょう。

「積極的にチームを引っ張るタイプではないはず。ただ自分の立場を理解し、何よりも日本で優勝したいという思いが強いのだろう」

【WBC】ひたむき、謙虚、親しみやすさ…なぜ大谷に魅了されるのか

人にはそれぞれ、個性があります。

強みもあるし弱みもあるし、その個性はシーンや環境によって活かせることもあれば活かせないこともある。

理想は、全ての人が個性を活かして仕事をすることだと思ってますけど、多くの組織では、個人の個性を活かしきれていないのかなと感じます。

というのも、個人が個性を活かすというのは、1人の頑張りや取り組みだけでは実現しないから。

🔶1人1人が自身の個性を理解して、それを発揮しようとするセルフ・リーダーシップ。
🔶組織として強いリーダーシップを発揮して、周囲を引っ張る存在。
🔶リーダーシップを発揮するリーダーを支えようとするフォロワーのフォロワーシップ。
🔶リーダーシップを発揮するだけでなく、フォロワーがチームにおいて発揮するリーダーシップを支えるリーダーのフォロワーシップ。
🔶時に意見をぶつけ合いながら、組織として向かうゴールに向かって目的をブラさずに意見を交わし合える心理的安全性。
🔶その上で成り立つ相互信頼と相互尊敬。
🔶組織の中で与えられた役割を全うしようとするプロ意識。
🔶個性を生かし合いながら、組織としてのゴールに向かおうとする共通認識。
🔶組織が向かう方向性と、自分が成し遂げたいことのすり合わせ(キャリアオーナーシップ)。
などなど・・・

パッと思いつく限りで書くだけで、これだけの要素が出てきます。

どこかの組織で強みとして発揮していたことが、別の組織では強みにならない。

どこかの組織で弱みになっていたことが、別の組織では弱みとして見られない。

そういうことって、大いにあります。

「この組織で通用してるからそれでいい」とか「この組織で通用してるから自分はできる」と認識してる人もいますけど、キャリアを豊かにしていくことを考えると、その考え方は本当に危険です。

『井の中の蛙』状態のままでは、いつか訪れる『井を飛び出すタイミング』で後悔してしまう可能性が高くなります。

一方で、どの組織に行っても、変わらず『違い』を出せる人もいます。

どこに行っても違いを出せる人というのは、組織に順応する意識を持ちながらも、「自分はこうだ」という確固たる自分を持っていて、結果的にその個人が中心となり組織が構成されて進化していく、そんな人だと思います。

ただしこれは、その個人ありきということではありません。

「組織が勝つ上で何を優先すべきなのか?」というリーダーの意思決定が全てなので、あくまでも最優先に来るのは「組織が勝つために」ということ。

『違い』を出せる人の存在は、本当に重要だと思います。

周りから見ていてもその人がいると安心だし、「この人にこれを任せれば大丈夫」という信頼も生み出します。

信頼の他に尊敬もあるでしょう。

そういう人を見ていると、『特別な人』だと思いがちです。

ただ、本当は、全ての人が『違いを出せる存在』だと思うんです。

だから、特別な人しか違いを出せるわけじゃなくて、自分も違いを出せる存在だと認識することから始めましょう。

『違いを出せる人』は、自分が違いを出しながらも、周囲の人の違いを引き出そうとしている気がします。

それは、自分の違いを発揮するために、周囲の人を理解しているからだと思います。

結果的に「周囲の人の違いを引き出している」ことに繋がっているだけかもしれませんが、それだとしても、周りに目を向けて調和を大切にしている感じがあります。

違いを出せるからと言って好き勝手にやるのではなくて、違いを出せるからこそ、周囲との関係性を大切にする。・・・これこそ、大切なことだと思います。

そして何よりも、どこの環境に行っても『違い』を出すには、他を圧倒するとてつもない日々の積み重ねが必要なので、その意識を忘れてはいけません。

自分がやるべきことを認識して、自分の判断で「これをしよう」と決める。

「なんでそうやったの?」と問われたら、「こういう理由でやりました」と答えられるようになる。

みんなに合わせる必要なんてないし、「みんながやってるから自分もやってる」と言う人は、周囲から信頼も尊敬もされません。

『自分が』これをやりました・・・とハッキリ言えるようになるまで、自分を成長させてみましょう。

違いを出せるようになると、自信も溢れ出てきますし、周囲にいちいち影響を受けずに自分がやるべきことに集中できます。

そうなれば、自分の心もラクになります。

感謝

今回も、読んでいただきありがとうございました。

他のnoteも読んでいただけると嬉しいです。


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