自分の信じたいものを信じて生きればいい、情熱は俺の中にある
はじめに(いつも書いてること)
このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。
※「ラクする」というのは、「心身に苦痛などがなく快く安らかに過ごす」という意味で使っている言葉であり、シンプルに「サボる」という意味ではありません。
今回の内容
サッカーアニメ『ブルーロック』より。
確か300人だったかな・・・世代を代表して300人のストライカーが招集された施設で、それぞれのエゴを発揮して頂点を狙う『ブルーロック』という施設での戦い。
ブルーロックを観ていると、キャリア構築の観点で「そうだよな」と思うシーンが度々出てきます。
今回も、そういうシーンを紹介します。
自分が信じているものを信じている息子が悩んでいる時に、母親がかけた言葉です。
「大人になっていくとね、みんな信じたいのに信じられなくなる。それで聞こえないフリをしているうちに、自分の声も本当に聞こえなくなる。」
ここの部分は本当に、その通りだと感じます。
僕がいろんな人のキャリアと向き合う中で感じているのは、自分の人生のことなのに「わからない」という答えが返ってくる不思議さです。
「自分のことだよ、自分で決めるしかないんだよ」というニュアンスのメッセージを送っても、「そうなんですよね・・・でも、わからないんです」と。これはマズい。
自分のことを自分の頭で考えて、何を信じているのか、何を目指しているのかを言語化できる人を増やさねばと言うのが、今の僕が思っていることです。
そんな人でも子ども時代は、「これやりたい」ということを何も気にせず言ってたはずだし、自分が信じているものを誰かに否定されると悔しくて喧嘩をすることもあったはず。
成長するにつれて、「自分の信じているものを表に出さない方が生きやすいのかもしれない」と感じるのかもしれません・・・悲しいことです。
「みんな一緒」とか「みんなで」とか、個人が個人であり続けることがあまり良くないとされると関わりを受けることで、『自分』という存在が大事にしているものを考えなくても成長していける。
「周りに合わせた方が良いのかな」と、子どもながらに考えるわけです。
その時に、「自分の信じているものを信じていいよ」と言ってくれる大人に出会えるかどうかというのは、その子どもの未来を大きく変えます。
大人になっても自分の信じているものを信じ続けられるかどうかは、子ども時代にどんな大人が近くにいるのかというのが大きく関係してきます。
そういう意味でも、親や教育者の大切さを感じます。
別のシーンで、ランキング1位(300人中だったと思う)のストライカー『リン』が、ギリギリの戦いの中でチームメンバーに発した言葉が痺れました。
このセリフに続いて、キャリア構築の観点で良い内省がされていました。
このシーン、主になる登場人物は、上述している『バチラメグル』という人。
自分の中に『怪物』という存在を確立させ、その怪物と共にサッカーをしてきたようです。
ただ、自分の殻を破らなければ次の成長フェーズにいけないことを察したバチラメグルは、怪物を自分から切り離す決断をします。
その様がまさに『アンラーニング』だったので、全てのビジネスパーソンに必要なことをアニメの中で描いている素晴らしいシーンだと感じました。
心の中の葛藤が描かれていて、とても面白かったです。
怪物と友達を重ねて、「結局は友達がいないと自分はサッカーをしている意味がない」というところに行きかけましたが、そうじゃなくて、自分の中に情熱があることに気づけた瞬間。
素晴らしい葛藤ですし、これは全てのビジネスパーソンに通ずる大切な内省だと感じました。
自分の固定概念に気づいて、その固定概念を払拭する瞬間です。
バチラメグルにとっては、「勝ちたい」という気持ちが最大のゴールでした。
とにかく勝ちたいという強い気持ちが、自分の固定概念を言語化させ、「このままじゃダメだ」「何かを変えないといけない」と思わせたんです。
アニメを観ていて思ったのは、そこには自分に対する怒りの感情が存在していた気がします。
怒りの感情をエネルギーにして、自らを変容させる。
怒りの感情のメリットをうまく活用している事例でした。
周りがどうとか関係ない。
自分がどうしたいんだ、どうなりたいんだということを自分に問いを立てて、自分の原点を振り返り、ゴールをしっかりと見据えながら、ゴールに到達するために今の自分がやるべきことを考える。
今の自分じゃできないなら、変化して前に進むことを恐れない。
その根底には自分に対する怒りの感情が存在している。
キャリア構築の観点で学ぶべきことが多く、心をラクにさせた瞬間が描かれているとても良いシーンでした。
上記に引用した『バチラメグルとその母』の関係性は、クレヨンしんちゃんの『しんのすけとみさえ&ひろし』の関係性に似てるなぁと感じました。
親が子を信じてあげないでどうする。
親が周りの目を気にしてどうする。
周りがどうとか、そんなの関係ない。
親が子を信じて支えてあげればそれでいいんだ。
そんな感じ。
こういう親の関わりは、子を迷いから解放してくれます。
感謝
今回も、読んでいただきありがとうございました。
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