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谷村新司さんのこと。

先日海外に出張していた時に、家族からLINEの連絡があった。

谷村新司さんが亡くなりました。とても残念ですね。

また1つ自分が好きなミュージシャンが旅立ってしまった。

自分の人生に影響を与えたミュージシャンはたくさんいるけれど、アリス、谷村新司さんは大切な存在。

初めていったコンサートが、昨年アリスの50周年記念の有明アリーナのライブ。
セトリの1曲目が冬の稲妻でそこからは、ヒット曲のオンパレード。

ステージがライトアップされて、少しあれと思ったのは、谷村さんが座ったまま演奏されていたこと。

でも、演奏はとても素晴らしかったし、さらば青春の時では立って歌われていたし、その後もディナーショーをやっていたので、元気なのだと思っていた。

実は谷村さんの3月のリサイタルチケットも、アリスのツアーのチケットも一枚ずつ持っていて、延期になった時に払い戻しにはせずに、来年にリスケジュール日程を心待ちにしていた。

1年前は、有明アリーナに1万人規模の観客を目の前にして演奏していた人が、もうこの世の中にはいない。

そう思うと、悲しいというよりは、不思議な気持ちでいっぱいになる。

有名な方だと、普段から会うことはないし、映像や音源はたくさん残っているから、本当にいなくなってしまったという実感はない。

でも矢沢さんがコメントで、「今までアリスをありがとうございました」と書いていて、ああ、生のアリスをみることはないのだなあと改めてしみじみしてしまう。

2008年に発売された『音帰し』がリアルタイムで買った初めての谷村さんのアルバムで、実は『明日への讃歌』でアリスが1曲だけ再結成をしていた。(これが翌年から始まるツアーのきっかけになるのですが)

2022年に実際にコンサートに行くことになるのだから、足がけ14年の思いが叶った形になった。

できる時に、できることを。

歳を重ねるにつれて以前よりもその想いが強くなっている。
いつどうなってもいいように、そう思って生きることは容易いことではない
でもだからこそ、本当に自分が好きなもの、好きなことには遠慮なんかしていないで、機会があればとびこんで、これでもかってくらいに味わいたい

今日も有明アリーナのCDを聴いて、週末を過ごそうと思う。
「You're rolling thunder んあー」って歌いながら過ごそうと思う。


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