あくびの魔力
高校生の時、国語の先生をふと思い出した。
その先生は、なんども「あくび」の話をした。
「あくびは失礼なことだから、必ず口を手で塞ぐこと」
「手で塞がずに、あくびをしているひとをみたら、わたしは、容赦なく怒ります」
今の時代にやったら、間違いなくパワハラで訴えられるようなレベルで、手で塞がないあくびする生徒を怒鳴りつけていた。
こんなことで、あそこまで怒るのはいかがなものか。
そんなことを、高校生ながらによく考えていた。
ところが、社会人になって、おじさんたちが、長い会議で容赦なく大きな口をあけてあくびするのをみると、「これは確かに失礼だなぁ」と気付かされたのであった。
自分が当たり前のようにやっていることが、相手に不快感を与える可能性は、どこにでもある。
気づけば改善して、少しでも周りの人が嫌な思いをせずに暮らせることを願う、火曜日の雨空のした。
追伸: 記事を書きながら、今日の午前中に、上司がくちゃくちゃと何かを食べながら、電話して来たことを思い出した。イヤホンから聞こえてくるその音は、とっても気持ち悪いものだった笑
親しい中にも礼儀ありという言葉がある。
じぶんは、いくつになっても、くちゅくちゅ食べながら、電話することはやめようと思う。
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