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復職するママたちへ。フルタイム?時短?あなたの命運を分ける選択


こんにちは!りたです。

今日は産育休後、フルタイム復職するか?時短で復職するか?という究極の選択について、お話しようと思います。私の場合は、自身の会社の環境や与えられた職務、自分のモチベーション的に、妊娠がわかった瞬間からごく自然に、フルタイム復帰一択で考えていました。

そしてついに復職。果たして復職は思った通りスムーズにいったのか?フルタイムでも子育ては十分にできているのか?

すべてお話します。

1. 会社員の選択肢

会社員の場合、一般的に選択肢は以下のとおりではないでしょうか。

①時短。定時の1-2時間前に帰宅する。仕事の量と裁量は基本的に減る。バタバタにはなるが、子供の食事や寝かしつけは理想の時間帯に行える。
給与:約25%減

②フルタイム。残業なし定時あがりを目指す。もしくは、残業ありで延長保育。定時あがりの場合でも、寝かしつけが遅くなる。残業ありの場合、寝かしつけはかなり遅くなる。残業なしで退勤する場合、はみ出た分は寝かしつけをした後に。

③フレックス利用でフルタイム復帰をする。1-2時間早く出社し、1-2時間早く退社する。残業する場合は、寝かしつけをした後にリモートで。

フレックスがある会社はまだしも、そうでない会社だとどちらも大きく働き方を変えなければいけない状況です。もちろん今まで残業なしで業務を回してきた方は、②でうまくいくかもしれません。ただ、やはり繁忙期にはどうしても残業しなければいけないという時は出てきてしまうでしょう。

2. フルタイムを選んだ理由

私がフルタイムを選んだ理由は、以下の通り。

◎責任範囲を狭めたくない。
これが一番の理由だったかもしれません。時短でも同じ部署に復職することは出来たとは思います。しかしながら、時短だと「いざという時に頼れないかもしれない人」になってしまう。そうすると、責任ある判断をする役回りにはなれないのではないかと考えました。転職などもして自分の責任範囲を徐々に拡大し、やっとたどり着いた今のポジションだったので、その努力を無駄にしたくない!という思いでした。

◎給与を減らしたくない。
例えば時短で2時間勤務時間を短くした場合。基本給は25%も減ります。
単純計算で、額面30万円の方であれば22万5千円になってしまうのですね。そこから住民税やら社会保険料が引かれます。これは、共働きでやりくりしている家庭は生活水準が変わることになります。私は美味しいものが食べたいし、欲しいものは手に入れたい。ただでさえ子供の身の回りのもので支出が増えているので、給与はキープしたかった。

◎最前線で働いていたい
最初の項目の話のとおり、一般的には時短勤務者は責任ある仕事に就くことが難しくなる場合が多いでしょう。つまり、最前線で刻一刻と変わっていくビジネスの現場での判断には関わることができなくなる。それは、私の性分としては耐え難いこと。

ということで、どの角度からみても私はフルタイム一択でした。そして私の会社にはフレックス制が導入されているため、フレックスで1時間早く出社し、1時間早く退社する事を選択しました。保育園の送りは夫に任せ、私が迎え。そんなやり方で、私のワーママ生活は幕開けとなりました。

3.復職後1ヶ月の状況

さて、そのような働き方で1ヶ月勤務した後、うまくいったのでしょうか?
当時の私のツイートは以下のとおり。

終わらない仕事を無理やり中断し、保育園へ向かう途中に苦しい気持ちでツイートした事を覚えています。(苦笑

ちなみに、このツイートの返信欄には、同士とも言えるワーママたちの、超リアルで参考になるコメントをたくさん頂きましたので、ぜひご覧になってください。

復職時期がちょうど繁忙期にあたり、復職直後から忙しく働きました。外資ならでは、だと思うのですが甘えは通用せず、フルタイムでそのポジションに復職したのであれば、責任は復職した瞬間からその人にある。という事で、仕事がガンガン回ってきました。約1年休職していると、まず頭の回転が遅くなっている。そしていない間に変わったルールなど知らないことも多い。そんな中、いきなりフルスロットルで働かなければ行けない状況に、困惑してしまったのでした。

もちろん退社時に仕事が終わっているはずはなく、お迎えにいきご飯を食べさせ、お風呂と寝かしつけをした後に20時ころから残業を開始。ほぼ毎日、2時間は残業をしています。


4. フルタイム、時短、それぞれで得られるもの、失うもの

家庭環境、目指しているあり方によって、何が良い選択なのかは変わってくると思います。私の視点では、「自身が一人のビジネスパーソンとして自立し、世の中に貢献できること」を目的に置いています。そういった場合には、やはりフルタイム一択なのではないかなと個人的には思っています。専門性を持った職種の場合、もしかすると2年ほどブランクがあっても需要があり、最前線にまた戻れるかもしれません。ただ、一般的な会社員の場合。やはり最前線に居続けることが重要なのではと考えます。だからこそ、フルタイムでもなんとかやっていける「環境」がある会社を選ぶ。子供が生まれ得る前に、そういった環境に身をおいておく。それが一番自分の為になることだと思いました。しかし、時短にする場合には会社員という守られた雇用は確保しつつ、子供ともある程度、保証された時間を過ごすことが出来ます。子供が親と一緒にいたいという気持ちを考えたときには、そちらの方が良い選択となる場合もあります。これは、本当にそれぞれご本人の価値観です。母親が幸せでなければ、子供も幸せではない。私はそのように考えますので、私は「私の幸せ」を得られる、かつ子供も十分ではないかもしれないけれども「子供の安全と幸せ」を得られるうまいバランスを見つけていきたいと思っています。


5.最後に

この話には、答えはありません。価値観によって答えは異なってきます。ただ、もしあなたがキャリアをしっかり積んでいきたい方な場合。やはり、私はフルタイム復職をおすすめします。昨今、働き方も変わってきていてフレキシブルな勤務形態を選べるようにもなってきています。私がフルタイムをおすすめするのは「現状の日本の制度上」の話であり、もしかすると今後は時間に縛られない働き方ができる世の中にもなるかもしれません。

本当の意味で、自由に自分の判断で働き方を選べる日がくるのを願いますが、現状はまだそうでないと思うのです。育休中の皆様、どのような働き方をするのかは、しっかり考えてくださいね。今後のキャリアをどう構築していくのか?どうありたいのか?それによって、冷静にかつ賢く選択をしてください。

フルタイム復帰はかなり大変ですが、自分の壁を乗り越えるいいきっかけにもなると考えている筆者です。

まだまだ復職したてですので、引き続きどのようになったかはぜひツイッターで発信しますので、見守ってくださいませ!

ではでは。

▼今回の記事は、以下マガジン内の記事となります。


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