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【イベントレポート】~ローカルプレイヤーと考えるワークデザイン~「いばらきの複業のリアルとはじめ方」|開催レポート♯3

WorkDesignいばらきの記事に関心をもってくださりありがとうございます。
スタッフのシカこと鹿野島です
今日は前回に引き続き、地域事業者は「どんな課題を複(副)業人材と一緒に解決していきたいか?」を知ることができた交流ディスカッションをレポートします!

食の豊かさでも知られる茨城ですが、地元でも知る人ぞ知る、星付きレストランにも食材を提供している「七会きのこセンター」渡辺さん編をお届けします。

参加者の知らないきのこの世界。さまざまな質問が寄せられました!

1.つくりたいのは”きのこ経済圏”?

Q.きのこをつくりはじめるのにいくらくらいかかりますか?

渡辺さん:数千万~億単位です 菌床販売の仕方を組合からにしたり、元スポーツ選手や地域おこし協力隊などこれからきのこづくりを始めたい人の相談窓口になることで、いばらき全体のきのこ産業の発展につなげたいと思っています

Q.正直、食べ方がわからないことが・・・

渡辺さん:多品種生産が強みなのですが、ユーザの求めに応じきれていないこともあるのが悩みの1つです
●参加者のきのこの楽しみ方・・・”豪華な火鍋”→多種のキノコ×薬膳、”こだわりの出汁”→しいたけの戻りダシ

つくる、たべる 身近にありながらも、じつは関わり方や楽しみ方が意外と知られていないのがキノコの不思議なのかもしれません・・・

2.きのこを科学 ”解くべき問いとは?

Q.いちばんのおススメのきのこはなんですか?

渡辺さん:マイタケです 三ツ星のレストランも好んで使ってくれるのがマイタケです
ただ、特別なときだけでなく、日常のなかにもきのこを取り入れてほしいのが願いです (特別に楽しんでもほしいけれど)どうすれば、きのこが日常になるのか?そのバランスには悩みます

Q.きのこ同士を比べることはありますか? 数値化された指標はあるのでしょうか?

渡辺さん:”マズイきのこ”は少ないです。自分のきのこと、人のつくるキノコの”ちがい”の可視化は業界の課題です。 うまみの数値化は聞いたことがないのでおもしろいですね!

きのこある日常、数値化されたきのこ・・・「甘味」は糖度が価値につながったりしますよね 日本らしさある感覚の「うまみ」がきのこでどう引き起こされるのか?
可能性が拡がります!

3.参加者との交流から見えた きのこ×〇〇

①きのこ × 「人」、「贈り物」、「ワイン」、「料理教室」
 ⇒食べ方のハードルをいかに下げるか?「美味しい」のチカラだけでなく、「人」のチカラを活かしてみてはどうか

②きのこ × 「サブスク」、「観光」、「体験型」
 ⇒生産者が日常でやっていることを、「やらせてあげる」にしてみてはどうか

こんなふうにきのこを楽しめるのではないか?参加者から積極的な考えやアイデアが寄せられました!

こだわりの食材と聞くと、自分が関わることができない世界かもしれない…と思ってしまうのかもしれません。一方で、「生産」と関わりを生みやすい「観光」の両立が難しいという渡辺さんのご経験のお話もありました。
「生産する」と「消費する」の2項対立でなく、生産することに関わることが土地を訪れる目的や価値になる状況をいかにつくっていけるか?がヒントになりそう!と感じられました!

4.代表 すーさんのまとめ。

交流ディスカッションの最後にカゼグミ代表 すーさんからまとめがありました!

これまで、茨城県内外で食に関わるプロジェクトに関わった経験からすると、ワインや和食など”身近にある食材”とあわせること、”楽しんで関われること”ことが大事。
多様な組み合わせに寛容さがあったり、関わりをもつもの同士の相性の良さをつくっていける懐の広さが、これからの時代の地域の食の価値になっていくでしょう!

さすがです!
カゼグミが関わる食にまつわるプロジェクト一例はこちら↓↓↓
http://iju.city.omitama.lg.jp/diamond-city/

5.次回記事の内容

次回は複業を取り入れた企業、複業で企業で働いた人、の実体験をうかがい知れることができた、パネルディスカッションの模様をお届けします!
複業で地域企業と関わるきっかけは?どのように働いていたのか?を知る機会として次のレポートを楽しみにお待ちください!

【イベントレポート配信予定】
♯4 「複業体験インタビュー」
♯5 「イベントまとめと今後の活動予定」




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