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6日目「3サイドサッカー 」

22日の日曜日は早朝6時起き。
今日はオーストラリアに来て初めてのサッカーです。ワクワクしながら身支度をしました。

7:12amにサウス・モラング駅を出発し、フリンダース・ストリート駅まで約45分。そこからメルボルン名物のトラムに乗って10分ちょっと進み、さらに歩いて到着したのがアルバート・パーク。

アルバート・パークはとても大きな公園で、F1のオーストラリアGPのサーキットとしても有名らしいです。
そんな公園にクリケット場やらテニス場やら色々なスペースがあります。もちろん僕の目的地はサッカー場です。

これは多分野球


サッカー場に着きました。小さなコートがいくつかあり、少年サッカーあるいは中年サッカーには最適な広さでした。現役ではない僕的にもこのくらいの広さがちょうど良い気がします。

しかし、今回参加する3サイドサッカーのグループはコートの端の余ったスペース(端の余りとは言ってもかなり広い)で行われるようです。参加費無料だったので何となく予想できていました。
それよりも気になるのはルールです。僕の英語の読解が正しければかなり興味深い内容でした。

9:00amになると集まった人たちに主催者のケビンからルール説明が行われました。
①赤、青、緑の3チームに分かれて三角形のコートで試合が行われます。今回は15人参加だったので1チーム5人。
②三角形の3つの頂点にはそれぞれゴールが設置されています。つまりゴールが3つあります。
③3チーム同時に試合を行います。自陣ゴールを守りながら相手2チームどちらかのゴールを狙って攻めます。例えば、赤組は青組のゴールと緑組のゴールどちらかにゴールを決めればOK。
④失点が少ない方の勝ち。同じ失点数だった場合は決めたゴール数が多いチームの勝ち。
⑤ゴールキーパーはチーム内で順番に交代します。

という感じです。
ややこしいようでシンプル。とにかく失点しないように相手ゴールのどっちかからゴールを奪えば良いってことですね。
僕は緑チームになったので赤ゴールと青ゴールを目指します。

緑には主催者のケビンがいました。他にはジョン、ジェームズ、名前の難しい女性(覚えられなかった)がチームメイトです。
仲間と挨拶を交わして、いざ試合開始です。

最初のうちは互いに探り合いだったことと元気なうちは守備に体力を使えることもあってスコアは拮抗しました。フットサルコートの広さにも関わらず、開始数分間は全くゴールが入りません。

試合をしていて分かったのは、半分以上が初心者で経験者らしき人たちもそこまで高いレベルではないということ。ただし、ほぼ間違いなく全員スポーツ経験者で体力はかなりあるということです。

最初のゴールが決まったのは開始4分になるかならないかくらいだったと思います。先制点は緑組でした。

そこから徐々にスコアが動き始めます。3チーム共に失点したりゴールを決めたりと盛り上がって行きました。
それでも依然として緑組がリードする展開が続きます。

試合が進むに連れてこのルール特有の光景が見られるようになります。
なんと、赤組が青組にパスをし始めたのです。もちろん青組から赤組へのパスも。
当然のように連携し始めた2チーム。いきなりの出来事に面食らってしまいましたが、失点数が最重要の本ルールではこうなるのが必然なのかもしれません。リードされている2チームが共闘してリードしている1チームに襲いかかります。
体と心が熱を帯び始めました。何これ面白い!

サッカー経験者のプライドを持って挑みましたが、流石に5人対10人ではカバーしきれず…。どんなに粘っても必ず失点してしまいます。しかし反対にリードされた場合は今度は他チームと共闘するのでまた簡単にゴールが決まります。
序盤は青組と競っていたので互いにゴールを奪い合っていましたが、試合が進むとボコボコにされていたはずの赤組が今度はリードするのです。つまり、緑と青だけでやり合ったことでいつの間にか赤組よりも失点数が増えてしまっていたのです。赤組の「え、俺たちが勝ってるの?」というリアクションが何ともシュールでした。

点差が離れすぎる心配がないので、初心者も楽しめるナイスなルールだと感じました。
反対に失点数よりも得点数を重宝するルールであれば地力があるチームがリードしやすく、ガチ勢向けになるのでそれはそれで面白そうです。

最終的には緑チームが勝ったので経験者としての面子は保ちましたが、結局1失点差でした。5対10の時間が長いのでかなり体力を消耗しましたが、とても充実感を味わえました。

活動が終わると、一人の女性が話しかけてくれました。「どれくらいサッカーをしているの?」「私は日本が好きなの。納豆も食べられるわ。でもたこ焼きは嫌いなの。」とたくさん会話をしてくれました。
僕が現地のサッカーグループを求めていたのには、サッカーをすることが第一目的にありますが、サッカーを通して現地の人とコミュニケーションを取ることが第二の狙いでした。初日から正に願った通りになりました。本当に満足です。

3サイドサッカー、今までに経験したことのない楽しさでした。
しかし、ベースはシンプルなルールとは言え、細かい部分はまだ把握しきれていません。
コートからボールが出た際はスローインですが、例えば赤組がボールを出した場合は青組ボールで再会なのか緑組ボールから再開なのかはケビンに頼ってしまって最後まで理解していませんでした。

次もまた参加するので今度こそルールを細部まで把握したいですね。
それと、経験者が集うチームもこことは別で探したいと思います。


※今回学んだワーホリの注意事項※
22.自分の趣味にまつわるグループやサークルを現地で見つけて参加するとコミュニケーションの場になる。

💰所持金💰
1582豪ドル
&
1万2000円

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