9日目「新入り」
この日は新しいホームステイ仲間のアマンディーナがやって来ました。
「言いづらいならアマンダと呼んで。」と本人が言うので、そうすることにします。ジャネットも彼女の長い名前を覚えるのに苦戦していたようでホッとしていました。
アマンダはフランス人ですが、彼女もまた英語がペラペラです。オーストラリアに滞在している外国人でまともに英語喋れないの自分だけなんじゃないかと思い始めています。
彼女は温かい雰囲気の持ち主で、英語が話せない僕に対してとても丁寧にはっきり喋ってくれます。おかげでいつもよりコミュニケーションがしやすく感じました。
日本が好きで以前に東京や京都に行ったことがあるそうです。
その時のことについて会話が盛り上がっていると、何やら謎の日本食の存在が浮かんで来ました。
「お寿司の中でも私が感動したのはあのサンドイッチみたいなやつよ!」
「…お寿司のサンドイッチ?」
「サンドイッチみたいな形をしていたわ!」
「これ?」(寿司、サンドイッチで画像検索した画面を見せる)
「うーん…これじゃないと思う…。」
「地方の食べ物かな?」
あれやこれや話してヒントを得ようと試みましたがなかなか思い付きません。
この謎の日本食の答えは後ほど。
話は変わりますが、ジャネットハウスはWi-Fiがかなり微弱です。
初めて接続した時からずっと扇形アンテナマークの一つ目しか点いていない状態で、何なら僕が来て3日目くらいからは一切繋がらなくなっていました。
しかし、元々あってないようなレベルの弱さだし、SIMカード購入した時に毎月200GBの契約にしたしまあ良いやと放置していました。
アマンダが言いました。
「ここのWi-Fiに接続できないの。」
するとジャネットが言いました。
「パスワード教えたでしょ?」
そこでしゅっぴーが言いました。
「Wi-Fiが見つからないからパスワード入れられないんじゃない?僕もそうだよ。」
ジャネットが言います。
「私のはインターネットに繋がるわよ。」
アマンダがジャネットのスマホを確認して指摘しました。
「ジャネットのスマホもWi-Fiに繋がってないわ。」
何と言うことでしょう。家主がそもそもWi-Fiに繋がっておらず、しかもそれに気付いていなかったのです。
後日談ですが、この問題は次の日アマンダが原因を突き止めて解決してくれました。
Wi-Fiを繋いでいるコードにペットの子犬ちゃんたちが噛み付いたり排尿したりしていたのが原因でした。
家の中でペットを放し飼いにしているのに大事なコードを床に置いとったんかい!
というツッコミはアマンダがしてくれたので、僕はただ彼女に感謝だけしました。
まあ、繋がっても微弱なのは結局変わらないんですけどね。
ちなみにアマンダが言っていたお寿司のサンドイッチと表現する謎の日本食ですが、正体が判明しました。
正解は
おにぎり
でした。
なかなか結び付きませんでしたが、日本特有の米を使ったメニューを一通り頭に浮かべて一番近かったおにぎりを提示したらまさかの正解でした。
フランス人にはおにぎりがお寿司のサンドイッチに見えるのか、あるいはアマンダが独特なのか。
そんなアマンダが加わってさらに賑やかになりそうなジャネットハウスなのでした。
※今回学んだワーホリの注意事項※
25.オーストラリアの家庭用Wi-Fiはどこも弱いらしい。SIMカード等での対策が必須。
💰所持金💰
1528豪ドル
&
1万2000円
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