児童養護施設で働こうと思ったきっかけと辞めようと思ったきっかけ11
前回は辞めようと思ったきっかけについてお話しました。
離職率、夜勤実習のススメ、変則的な時間勤務について触れました。
今回も辞めようと思った理由をお話します。
給料が他業種と比べて低い
ほいくジョブというサイトで児童養護施設で勤務する児童指導員の平均年収が掲載されていました。
一般的に児童養護施設で勤務する児童指導員の平均年収は340万円~800万円となっています。
場所にもよると思いますが、この金額はベテランに近い勤務年数と実績があり、残業、各種手当、ボーナスを含めた金額となると感じました。
私の働いていた所は年収にして約350万円、月収は手取りで約25万円くらいだったと思います。給与明細を処分してしまった事が悔やまれます。
辞めた職場であっても、直近半年分の給与明細は取っておきましょう。
福祉の世界は、待遇面をとやかく言えない、言わないのが美徳という風潮があります。私も施設長クラスの方から話をされた事があります。
そういう人はだいたい自分らよりも役職が高く、給料が高い人達でしたので、聞き流していました。
仕事をする上でお金は重要です。気持ちだけでは身も心も育ちません。
友人との飲み会で仕事の話になったら、「そんなに激務なのにそれしかもらえないの?」と言われた事で、他の業種が気になったことも大きいです。
休みの確保が難しい
私が働いていた時は月に7日~8日の休みがありました。4日は施設が決めた休み、残り3日は希望休で好きな日に希望を出す事ができました。
3連休も希望を出せば取得が可能ですが、これが続くと上司から白い目をされます。
他の人との休みが被ったら、被った人同士で調整しないといけませんでした。
かと言って、いつでもいいですよと言えば、それはそれでやりづらいそうです。
面倒になった私は給料日、イベントの当日と翌日にだけ、希望休を提出して、あとはお任せしますというスタイルを取りました。
給料と同じくらい、休みの日はどれくらいあるのかはしっかり確認しましょう。
職員の人間性が露骨に見える
職員はどこかで「児童が好き」というベクトルを向いています。しかし、中にはそれが違った方向に向いて、暴走する事もあります。
ある職員Aが、職員Bの良くない事を職員Cに言う。これは社会に出たらよくある場面だと思います。
しかし、職員Cが児童に変わってしまうと話は別です。
児童の話なのでそのまま信じる事はしませんし、仮に言われたとしてもその場はいなす事もあります。
しかし、同じ空間で過ごす大人の良くない所を、児童からみたら同じ大人である存在から話されるのは、どうでしょうか。
職員同士の信頼関係だけではなく、児童、さらに職場との信頼関係にも影響が出ます。
この項目については、次回以降も続きを書いていこうと思います。
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