『能ある鷹は爪を隠す』のは必ずしもそうでないという理由を考えてみる

『能ある鷹は爪を隠す』の意味
本当に能力のある人は、わざわざ見せびらかしたりしないということ。
記事の概要
・爪を隠す理由
・爪を隠さない人は能力がないのか
・爪を見せていくやり方もいいかもしれない

能力のある人は、能力を必要以上に見せびらかさないということですが、SNSでの個人情報の開示が大きく広まった現代も同じように言えるのでしょうか?

私は、爪を見せていくことで、世界がよりよい方向に進むことも考え始めてもいいのではないかとも思っています。

爪を隠す理由

必要以上に見せびらかすこと(俺ってすごいんだぜアピールなど)はしないという意味では、納得できますよね。自慢に近くなると、能力があったとしてもブランド的な観点ではイメージが下がりますし、イメージを考える能力がないと捉えることもできます。

実は、本当に能力のある人は、見せびらかすメリットがないのではないかと考えています。

今の時代だと、見せびらかすにはTwitterやnote、Facebookなど、発信の場はたくさんあるわけです。ぽつぽつと投稿して見せびらかしていくこともできますが、能力のある人の言葉は、だいたいの場合一般受けしない(理解されにくい)です。

もちろん文章力が素晴らしい方もいますが、みんながみんなそうではありません。多くの人に伝えるためには、理解されるための文章を書かないといけなく、それなりのコストがかかります。

発信した結果、その人の知名度やイメージは上がるかもしれませんが、能力のある人にとって、仕事が尽きることはほぼないです。発信して個人のブランドイメージが上がったところでメリットがあるようには思えませんし、むしろ下がるリスクの方が高いと思っています。

能力やスキルを公開したところで、何もメリットがなく、むしろリスクしかないわけです。

爪を隠さない人は能力がないのか

逆に、能力やスキルを公開している人は、本当は能力はないのかと考えると、むしろある方だと思っています。

爪を見せる(自分を切り売りする)タイプだと、最近だとインフルエンサーが良い例だと思います。自分の素敵な爪を見せることで、多くの人に直接的に利益を出して、扇動するようなスタイルをとっていますよね。

また、アイドルや芸能人なんかも、自分自身の爪をみせてなんぼの世界だと思います。

そういう意味で考えると、爪を見せていくことで生きている、能力のある人も多くいるということがわかりますね。

爪を見せていくやり方もいいかもしれない

私は、能ある人は爪を隠していていいと思います。本当に能力のある、世界でも限られた人は、いろんな人に爪を見せているよりも、次の世界を作っていった方がいいと思っています。

しかし、多くの人は、能力がまあまあ高いくらいだと思っています。

自分の爪を見せると、みんな同じようにして、自分の爪の価値が下がってしまう、と考えている人が多くいるように思っています。

ただ、その能力がまあまあ高いくらいの多くの人たちが、爪をどんどん公開していくことで、世界全体としてのレベルが引きあがるのではないかと考えます。また、公開することで、「お前の爪、面白いね」「その爪、もっとこうしたらいいんじゃないか」といった新たな視点が得られると思っています。

爪を見せるときのポイントとなるのは、謙虚な姿勢なのかなと思います。
「こんな爪持ってるけど、見せてやるよ」ではなく、「こんな爪持ってます。近い爪の方、一緒に磨き方考えませんか」のような、謙虚に高めあうスタイルを取ると、見た目(印象)もよく、自分もメリットを享受できるかと思います。

まあ、そもそも爪がない人は、まずは自分の爪を磨かないとですね。

爪がいい感じになってきたら、見せていくと、自分も、周りにとってもいいのかなと思っています。

ではでは、今日もお疲れ様です。


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