『悪事千里を走る』だけでなく良事もダッシュさせられるようになっている

『悪事千里を走る』の意味
悪い行いはすぐに世間に広まること。
記事の概要
・『悪事千里を走る』のはマスメディアのせいではない
・今は良事もダッシュできる時代
・悪事をかわして良事を受け止めよう

『悪事千里を走る』は、前半に『好事門を出でず』がついて、『好事門を出でず、悪事千里を走る』となったりもします。

良い事は広まりづらくて、悪い事はすぐに広まるというわけですが、現在は変化してきているように思います。

『悪事千里を走る』のはマスメディアのせいではない

ここでは、「マスメディア≒テレビやラジオ」というように、日本の昭和からのマスメディアを指すことにします。

殺人だったり、不倫、政治家の不祥事のニュースって印象に残ったり、ついつい見てしまいますよね。

実はもうその時点で、『悪事千里を走る』は始まっています。

マスメディアはビジネスとして、視聴率を追わざるをえない状況だということはわかると思います。その結果、見る人聴く人の印象に残ったり、興味を引くようなコンテンツを作っていかないといけないわけです。

みんなが悪いニュースが印象に残りやすかったり、興味を持つからこそ、マスメディアもそれを取り上げ、悪事は千里を走っていきます。

マスメディアのせいではなく、人間の性(さが)であって仕方ないと私は思っています。

余談ですが、マスメディアのないほど昔はどうだったのかなと考えてみると、口コミによる効果が大きそうです。口コミは今も昔もそんなに変わらないと思います。

「誰々さんが不倫をしたらしい」、「どこどこで火事があったらしい」あたりはしょっちゅう口コミされて、狭いコミュニティで広まります。

その結果、誰もが知っているように感じて、千里先の人でも知ってるほど広まってしまったというニュアンスからできた言葉なのかなと思います。

今は良事もダッシュできる時代

現代はメディアの形が変化し、個人がメディアを持てるようになりました。
具体的には、Twitter、Facebook、ブログサービスを使えば、誰でもメディアになりうるわけです。

かわいい」「すごい」「ウケる」の波を誰でも巻き起こせるわけです。

メディアの形は変化していても、悪い事は拡散されやすい傾向にはあると思います。炎上がそのいい例になります。

その一方で、マスメディアでは取り上げられないような小さな良いニュースもたくさん見られるようになりました。
いわゆる「バズ」は、良いニュースでもたくさん起こされています。

例えば、結婚の投稿をすると多くの「いいね」や「コメント」がついて、祝福され、見た方もうれしい気持ちになれるのは本当に素晴らしいことだと思います。一般の人の結婚やなんて、絶対に知る由もなかったことですが、今は簡単に知ることができます。

人間の性もあるので悪事の疾走(拡散)を止めるのは難しいのですが、良事をみんなでダッシュさせられる環境は整っています。

悪事をかわして良事を受け止めよう

「テレビはネガティブなことばかりで嫌だ」とか言っているのであれば、早くテレビなんて捨てましょう。

現在は、情報の受信を選ぶことができる時代になっています。

マスメディアの報道だけでなく、様々なニュースを入手できます。例えばTwitterならば、フォローする人を選べば、自分オリジナルのメディアが完成するわけです。

そして良事を浴びて、良事を発信してほしいです。

私は、この記事を読んでくれた方には、ぜひとも良いニュースを発信するクセを、少しでもいいからつけてほしいと思います。

ではでは、今日もお疲れ様です。


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