『鶏口となるも牛後となるなかれ』がこれからのトレンドとなのだろうか
『鶏口となるも牛後となるなかれ』の意味
大きな団体の下の方にいるよりも、小さな団体でも上層部である方が良いということ。
記事の概要
・鶏口のメリットとデメリット
・牛後のメリットとデメリット
・これからは鶏口がよさそう
最近は、ベンチャー就職や起業に対するハードルが下がったような風潮もあり、『鶏口となるも牛後となるなかれ』という言葉にハッとさせられる人も多いのではないでしょうか。
キャリアにおける鶏口と牛後のそれぞれについての比較と、今後は鶏口がよさそうなことについて話していきます。
鶏口のメリットとデメリット
鶏口は、なんといっても経験値が多くたまります。誰も教えてくれない状態で、やったことのないことをやらなければならないことも多いですし、自分で課題発見をし、学び、解決していかないといけない辛い道です。
組織に依存しない、自分に価値をつけやすい環境になります。
タフな自分になると思いますが、自己流で学んだりすることも多く、学びの効率が悪かったり、正しくない非効率な方法をとり続けてしまう可能性もあります。
また、牛のように大きな体(資本など)がないため、関わる仕事の大きさがどうしても小さくなる傾向がありますが、価値提供の反響がわかりやすい点もあると思います。
牛後のメリットとデメリット
牛後は、安心サポートがあると思います。牛頭の優秀な人たちが、学ぶ仕組みや稼ぐ仕組みを考えていて、その仕組みを使えるだけでなく、盗む(学ぶという意味で)こともできます。
一方で、自分ががんばらなくても何とかなってしまうことが多く、牛ブランドで成功することも多々あるため、自分自身の価値が付きづらい環境にはなると思います。
最初は牛後でも、頭の方にランクアップしていくこともできるので、なかなか忍耐は必要ですが、ある程度生活が保障された状態で、挑戦もできる環境でもあると思います。
これからは鶏口がよさそう
私個人の意見としては、これからは鶏口になっていくことが大切だと思っています。
理由としては、情報や社会構造が急速に変化しつつあるということが大きいです。
牛後にいると、気づいたらぬるま湯のような環境で、なかなか新しいことを学ぼうという気持ちにならないと思います。牛頭から降りてきた、洗練された情報や仕組みを待っていたら、間に合わない時代になってきていると思います。
鶏口の方はというと、常に新しい情報やシステムを理解していかないと、簡単に滅びてしまいます。その結果、どんどんキャッチアップしていかなければならず、必然的に最前線の人物になっていきます。
若いうちは特に、鶏口を目指していくのがいいと思います。ただ、注意としては、牛後マインドを持ったまま鶏に来てしまわないことです。
鶏とはいえ、最初は鶏後なので、頭の方に行くんだというマインドがない限り、いつまでも鶏後のままで、これが一番最悪の状態だと思っています。
これからの時代を生き抜くために、ぜひ鶏口を目指してみてください。仮に今いるのが牛後でも、鶏口に移行してもいいと思いますよ。
ではでは、今日もお疲れ様です。
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