アクセンチュア歴10年が力説、PM,PMOの違い
はじめまして、WooGWay会社の関口です!
このnoteでは、専門的になりがちな用語の解説や、少しでも、キャリアアップを考えている方の力になれる豆知識を、分かりやすくお届けできればと思っています。
また、弊社WooGWayにはPM、PMOとして働いている個性豊かなメンバーがいます。
用語の解説だけでなく、そんなメンバーのインタビューコンテンツを通して、PM,PMOについてお話しできればと思います。
本日は、プロジェクトをスムーズに進行させ、成果を出すPM(プロジェクトマネージャー)の補佐として働く「PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)」について深ぼっていきます。
「PMO」について
そもそも「PMO」という存在について皆さんはご存知でしたか?
PMOとは、「Project Management Office(プロジェクト・マネジメント・オフィス)」の略で、企業等におけるプロジェクト支援を、部署の枠を越えて行う組織のことを指します。
社内に専任の部署を置くこともありますが、従業員の経験や知識のみでは十分なマネジメントを行うことは難しい場合もあるので、
専門の会社に依頼し、 “プロフェッショナルな人材をアサイン(業務委託)する” という形をとるのが、一般的です。
近年「PMO」の存在は、企業等におけるプロジェクト支援を、部署の枠を越えて横断的に対応する組織として、注目されています。
ここでは、「PMO」がどのような役割を担い、導入によってどのようなメリットが生じるのかをご紹介していきます。
PMOの役割
プロジェクトを動かすPM(Project Management)は、
意思決定のほかにも多くの実務をこなさなくてはなりません。
そのため、本来のマネジメント業務に支障をきたしてしまったり、
重大な意思決定が遅れたりといった “リスク” が起こります。
その “リスク” は、プロジェクトの規模が大きくなり、
関わる部署、参加するメンバーが増えるほど、高まることでしょう。
そういった “リスク” を取り除くのがPMOの役割です。
PMOの仕事は、プロジェクト全体の管理や必要な資金・人材などのリソースの調整、
関係部署間のすり合わせ、ステークホルダーとの利害調整など、実に多岐にわたります。
その他にも、プロジェクトに参加するメンバーが最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えるとともに、
PMが本来の業務である意思決定に集中できる体制を整えること
それがPMOの役割です。
PMOは間接部門のため、管理部門などと同様、目に見える利益を出せない部門といえます。
それにも関わらず、PMOを社内で導入するメリットは何なのでしょうか。
PMOを導入するメリット
PMOを導入するメリットは、システムの進捗を徹底して管理できることです。
小規模プロジェクトであればPMがすべてに目を光らせることも可能ですが、人数が増えるとそうはいきません。
最近は、技術の複雑化や働き方の多様化などで、協力会社、フリーランスなどの人員管理の手間も増加しています。
PMOを導入すればPMの仕事の効率化を行えるだけでなく、肥大化したマネジメント業務に適切に対応できるのです。
他にも、PMOのメリットは、PM個人の実力に頼っていたマネジメントをPMOがチームとして支えるのを可能にすることです。
PMOの導入はプロジェクトマネジメントの強化に直結すると言えるでしょう。
PMOを導入するデメリット
しかし、PMOを導入するデメリットもあります。
それは、進捗管理に重きを置きすぎてしまい、コミュニケーション不全や他部署への無関心を引き起こしてしまうリスクがあることです。
PMOは各部署の中継役、PMの補佐としての役割を果たすべきですが、
進捗管理のみに力を入れているPMOも少なくありません。
進捗管理のみ厳しく追求した結果、各部門が保身に走り、担当の曖昧なグレーゾーンに誰も手をつけないというケースもあります。
そうなるとプロジェクトは失敗してしまいます。
機械的に厳しくプロジェクト管理するのがPMOの仕事ではありません。
メンバーと人間関係を築き、チーム全体の能力を底上げしなければならないのです。
PMOは各部署の調整役として高いコミュニケーションが必要になる部門と言えるでしょう。
PMOを導入すべきケースとは
大規模プロジェクトの開発においてPMOの導入は必要です。
チームメンバーが増えれば増えるほど、システム標準書の徹底や開発プロセスの整備は重要性を増していきます。
一方で小規模プロジェクトの場合は、PMOはほぼ不要です。
PMOを導入することによって、逆にコミュニケーションコストが増加してしまうリスクが高くなるからです。
まとめ
初回は「PMOとは」からご説明させていただきましたが、
少しはPMOについて理解が深まったでしょうか。
冒頭でもお伝えした通り、ここ数年、デジタルトランスフォーメーションの重要性がさけばれている中、プロジェクト内容はどんどん多様化しています。
そういった市場変化に伴い、
小回りの効くプロフェッショナルなコンサルタントのニーズが強まり、
フリーランスのコンサルタントと一緒に仕事をしたい、という企業ニーズが増えています。
フリーランスのコンサルタントは難しいと思って手を出せていない皆さんに「自由な働き方を選択でき、成長できる環境を提供したい」という想いからWooGWayは立ち上がり、10年になります。
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