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子育てからマネジメントを学ぶメリット

子育て支援って、私にとってみたら案外新しいもので、それ以前は家庭教育というのが主流でした。
理想は、この二つの並列なんでしょうが、子育て支援というのが大きくなっているという印象です。

子育て支援は、本来「子どもの最善の利益」を謳っている、児童福祉法に入れる形で進められ、いわゆる子育て支援センター(地域子育て拠点事業)は2009年に第二種福祉事業という位置付けになりました。

時代が色々と変化し、核家族化も進み、働いている女性も増え、いろんな課題があり、介護が社会化されたように、子育ても社会化されていきました。

本来、家族だけで関わってきたことですが、地域で子育てを!と改めて制度を整えていく中で、違和感を持つようになってきました。

今まで曖昧で緩やかで良い意味で、誰かが目をかけたり、声をかけたり、手を差し伸べたりしていたことが、制度が整うことでやりづらくなってきたというのは正直あります。

もちろん、制度ができたことでずいぶん整ったこともあるので、良いとか悪いということで簡単に判断するつもりは全くありません。

ただ、町に住んでいる住民たちの関係が制度が整うことで、気軽に・・・というわけにいかなくなってしまった・・・

例えば、個人情報の保護という観点から、幼稚園や保育園、学校などではいわゆる名簿がなくなり子どもが遊びに行っているかもしれないところに連絡を取る術がなくなってしまったり、親が帰ってきていなくて外で鍵が開かなくて待っている子どもに声をかけて、「うちの家で待ってる?」みたいなことも気軽に声がかけられなくなったり・・・いろいろと、気軽にやりづらくなってしまったことはあるわけです。

でも、一方では「地域でみんなで子育てしていこう」ということを言われ、なかなかどうしたらいいものか、難しい状況だなと思うことはあります。

子育てをしている人たちは大変だから・・・


ということで、子育て支援拠点でもこの前提で進んでいます。
いろんな子育て支援事業に関わっていて、いろんなことが絡まって、子育てが複雑化しているということはとても強く感じています。

子育てが大変、不安・・・という方も多いし、何しろ自分のことやその周辺のことを考えていた生活から、子どもを育てるという大きなミッションというか仕事がプラスされるというのは、やはり大変なことだと思います。

でも、子育てしている人が全員大変だから、不安が大きいからという前提で括ってしまうのも少し乱暴な気がしています。

なんでもそうですが、楽しいことも不安なことも大変なことも入り混じっているのですが、前提を括ってしまうことがどこか加速しているような気がしていました。
そこに違和感を感じ始めた私です。

なので、あえて言いたい

いろんな方がいるのは前提としてある上で、子育てをしているところからマネジメントを学ぶ機会と捉えていくという側面を私は伝えていきたいと思っています。

大変な時、辛い時は、誰しも声を出すことはできないし、塞ぎ込んでしまうと思います。私もそんな時期はありました・・・
でも、だからこそ、寄り添いつつもその人が持っている力を信じ、最大限に活かしていけることも子育て支援では大事なのではないか?と思っています。

せっかくの子育てという機会を、マネジメントを学ぶ機会だと捉えてみませんか?
そんなことを、これから綴っていきたいと思います。

いずれ、マガジンにまとめていきたいと思っています。


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