コーヒーで世界を変えるためにフェアトレードを推し進めたい。
こんにちは。品質管理部の佐藤です。
WOODBERRY COFFEEでは「コーヒーにかかわるすべての人を豊かに幸せにする。」をミッションに据え、日々の業務に取り組んでいます。
このミッションの一環として、生産者に適正な価格を支払う「フェアトレード」推進のため、自社で農園を持つプロジェクトとダイレクトトレードのプロジェクトを進めています。
今回はその第一歩としてGuatemalaとEl Salvadorを訪問してきました。
ダイレクトトレードとは、エクスポーターやインポーターといった中間業者を介さず、コーヒー生豆を生産者から直接買い付けることです。
ダイレクトトレードの利点は、「生豆の価格を生産者とすり合わせて決定できること、支払った金額が直接生産者に届き、生豆が直接僕らのもとに届く」ということに尽きます。
生豆の価格を生産者とすり合わせて決定でき、その金額が直接生産者に届くことはまさしくフェアトレードと言えると思います。
コーヒーショップは生豆が生産者から直接届くことで、その豆が持っているストーリーや情報を欠損なく取得することできます。
そして、取得したストーリーや情報は、間違いなく消費者のコーヒー体験をより良いものにしてくれると信じています。
今回は、実際に農園に足を運んでみて感じたことや学んだことについて5つの記事に分けてお話をしていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
なぜ契約農園にGuatemalaを選んだのか?
皆さんはGood Coffee Farms(以下GCF)をご存知でしょうか?
GCFは生産者、消費者、自然のすべてがサスティナブルであることを目指して活動している会社です。
GCFの代表カルロス氏と弊社代表の木原はコミュニケーションを重ねる中で、非常に近いブランドミッションを持っている事で意気投合し、GCFが新しく始めたMy Farm契約の第一号として契約をする事となりました。
My Farm契約とは農園に契約年数分の安定した賃金が入り、コーヒーショップには収穫から生産方法までを詳細にカスタマイズすることで独自のロットが作成可能になるサービスです。
今回はその第一号パートナーとして独自プロセスを行いにGuatemalaに向かいました。
独自プロセスを行うに当たって生産プロセスについてたくさん学びがあったので、別記事にて詳細に紹介します。
Guatemalaにて収穫や生産処理を体験できたのはもちろん、多くの生産者と会話をし、抱えている課題、今後の展望を聞けたことはとても大きな学びになりました。貧困問題、環境問題に対して、「僕らにできることはないだろうか?」と考え直すきっかけになりました。
ダイレクトトレードにEl Salvadorを選んだ理由
私達の長年の夢であったダイレクトトレードのプロジェクトを進めたいと考えていましたが、コロナ禍の影響で生産国への渡航は難しい状況になりました。
そんなところに在日El Salvador大使館とのご縁をいただき、ディエゴ大使をはじめ、大使館のメンバー皆様と一緒にどのように進めていくか話し合いを重ねていき、今回ついにEl Salvadorでのダイレクトトレードプロジェクトを立ち上げることができました。
El Salvadorの買い付けの日程やアテンドの手配等々。El Salvador大使館の助け無しでは実現しませんでした。心から感謝しています。
現地にて買い付けをアテンドしてくれたのはConsejo Salvadoreno de Cafe(以下CSC)という機関です。
CSCはEl Salvadorの生産者と密にコミュニケーションをとり、土壌の分析をして、その土壌に適した品種を生産者に紹介したり、その土壌で育ったその品種にはどんな生産方法が合うのかをアドバイスしたりして、El Salvadorで作られるコーヒーの品質を上げることに務めています。
そんなEl Salvadorのコーヒー産業に理解の深いCSCにアテンドしていただいき各地域や農園を訪れたことで、インプットの量が格段に増え、コーヒーの病気や土壌・気候、コーヒーの品種についてたくさんの学びがありました。
こちらも別記事にて詳細に書いていきます。
生産者と会話をし、CSCの方の解説を聞き、コーヒーをテイスティングをしたことで、El Salvadorのコーヒーが「どんな思いで作られているのか、どのように作られているのか、そして、それらが味に反映されているのか。」を一次情報として取得することができました。
その結果、El Salvadorは国全体でコーヒーの品質向上に努めていて、それが味にも反映されていると感じました。
コーヒーでより良い賃金を得るために、この土壌にはこの品種、このプロセスと、目的を達成するために今ある最善の手を打ち続け、なおかつ、今より良い手はないかを模索し続けている素晴らしい生産国でした。
次回のnoteではGuatemalaの旅について発信します!どうぞお楽しみに。
さいごに
公式noteをご覧いただきありがとうございました。
SNSでも様々な情報発信をしていますのでぜひチェックしてみてください。
Please have a wonderful day :)
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