カシスをほおばった時のようなジュワッとした甘さの「ケニア ガダイディ」
みなさん、こんにちは。
今週もWOODBERRY COFFEEのnoteをご覧いただきましてありがとうございます。note運用担当のつきじです。
今回は8月1日販売開始の「ケニア ガダイディ」をご紹介します。
浅煎りのシングルオリジンコーヒー。
ケニア ガダイディ
完熟チェリーのみを選別され収穫されたコーヒーからは、カシスやグレープフルーツ、ブルーベリー、ザクロなど多彩なフルーツの酸味が感じられます。
農家の生活を支えるガダイディファクトリー
ガダイディファクトリーは1,656軒の農家から構成されています。複数の農家がお互いに助け合いながら構成されているファクトリー(農協)がコーヒーを栽培・生産しています。
ガダイディファクトリーは、アバーディア国立公園の麓に位置しており、火山灰の土壌はコーヒーの生長のための栄養素が豊富に含まれます。標高は1720mと非常に高く、アフリカでも気温は16-26°Cで推移します。赤道に近いため収穫期は年2回あり、コーヒー生産に適したマイクロクライメイトに恵まれています。
総面積156ヘクタール、年間生産量102,000 kg以上にもなります。
ガダイディファクトリーは、組合員の農家の生活を支えるために、前年の収穫量に応じて子どもたちが学校に通う費用や、急な物要りの際に援助を行っています。
このような活動は、”Coffee Management Service”という団体と協力することで可能となっています。高品質なコーヒーをつくるとともに、生産者の生活を向上させようという取り組みは生産国からも盛んに生まれています。
生産者は最も熟し、最も赤いチェリーを厳選して手摘みし、その日のうちに協同組合のウェットミルに運び込みます。パルピングの前にチェリーを手作業で選別し、傷んだチェリーや熟度の低いチェリーと赤く熟したロットを分けます。果肉除去の後、コーヒーは水槽にて発酵されたのち、コーヒーはきれいな真水で洗われ、ミューシレージが取り除かれます。
その後、乾燥のために高床式のベッドに移され、傷んだ豆や変色した豆を取り除くために繰り返し選別が行われます。
ガダイディの品種
このロットには、広く普及しているSL28に加えて、少量のRuiru 11, Batianが含まれています。
ガダイディの美味しい淹れ方ガイド
Brew Guide
このガダイディファクトリーのコーヒーはケニア特有の豊かな風味を感じられるのはもちろんのこと、味わいがとても綺麗で雑味や引っ掛かりが少なく、素直にフレーバーを楽しめます。また、酸味と甘さのバランスも秀逸で繊細な調和を感じることができました。
ケニアのコーヒーは他の産地と比較してリンゴ酸(甘さを伴った明るい酸味)とリン酸(無味無臭のコーヒーに明るさと収斂性をもたらす)の含有量が多く含まれているそうです。特にリン酸は無機物であるため土壌から吸収するしか方法がないため、リン酸による明るさやグレープフルーツのような味わいは土壌由来の特徴と言えます。
ガダイディファクトリーのコーヒーの特徴である味わいの綺麗さや明るさを維持するためにも、綺麗な味わいを作りやすいハンドドリップを選びました。
レシピ動画も公開中!合わせてご覧ください。
今回は味わいの綺麗さ、酸味と甘さの調和、長く続く後味を損ねないようにレシピを組んでみました。
ぜひ皆さまもご自宅でお試しください。
さいごに
公式noteをご覧いただきありがとうございました。
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Please have a wonderful day :)