エルサルバドル訪問2023/02 vol.1
こんにちは。いつもNoteをご覧いただきありがとうございます。品質管理部の佐藤です。今回は今年も訪問したエルサルバドルについてご紹介できたらと思います。前年度の記事はこちらにまとめて↓↓↓
今年は2度目の訪問です。2回目ということもあり再会を楽しんだり、環境にも少し慣れてリラックスして過ごせたかなと思います。今回は再度訪れた農園を紹介したいと思います。
ミレイディ農園
愛してやまない農園です。
というのも、去年訪れた時も今年訪れた時もたくさんのコーヒーをブラインドでカッピングしたのですが、2年連続でこのミレイディ農園のコーヒーを選んだからです。毎年、綺麗で明るい酸味と長く続く甘い後味が私を魅了し続けています。
再びこの農園に訪れたとき、この入り口の景色を見て戻ってきたなと感じました。また彼らに会うことができる。彼らのコーヒーを買うことができる。そう思いました。
最初に案内してもらったのは大きくなったウェットミル。去年訪れた時はまだ建設中でしたが、今回は完成していて稼働していました。
ミレイディ農園の日陰干しも見に行きました。今年は日陰干しを採用している農園がところどころ出てきたように思います。
最後に農園の栽培エリアまで来ました。
チャラテナンゴのこのエリアは背の高いシェードツリーが特徴的だと気づきました。Vol.2でお話しするブエナエスペランサの農園主の話によると背の高いシェードツリーは時間によって日陰にしたり、日向にしたりすることができるのでコーヒーを栽培するには向いているのだとか。背の低いシェードツリーだと日陰を作っている時間が長く、コーヒーが光合成をしにくい傾向にあるとか。
この環境がミレイディ農園のおいしさに繋がっているかもしれません。
もう一つ気づいたことがありまして、それはミレイディ農園のパカマラ種の背が高いことです。聞いてみるとパカマラ種の樹齢は15年と25年らしいです。木が若いうちはあまり美味しくないという話を聞きますが、どのくらいの樹齢が美味しくなるのでしょうか?
極端な例を挙げると、ケニアにあるコーヒーノキは樹齢60~80年と聞きます。ケニアのコーヒーが美味しいのは樹齢によるものかもしれませんね。
収量は落ちてしまうと思いますが、大切に育てられたコーヒーノキの樹齢による味わいも楽しめるようになれたらなと思います。
トレスポソス農園
こちらも私達の大好きな農園のひとつです。
昨年はナチュラルプロセスで一番美味しいコーヒーだと感じました。今年は訪問時はまだ生産処理が終わってなくてカッピングすることができませんでしたが、新しい取り組みについてたくさん話していただきました。そのいくつかを紹介します。
最初に栽培エリアを案内してもらいました。今年は雨が多く日当たりも強かったため、多くのコーヒーノキが病気になってしまったそうです。
そんな中でも収穫されたチェリーの色が均一でとても綺麗でした。こういった丁寧な仕事があるから高品質なナチュラルプロセスのコーヒーができるんだと再認識しました。
トレスポソス農園は標高1650mに位置していますが、さらに上の土地を買ったと言っていました。そこにゲイシャ種を植えるとも。パカマラ種は病気に弱く栽培が難しいとのこと。その土地で収穫されるゲイシャ種も今から楽しみです。
次に新しく作ったドライミルを案内してくれました。前回は家の隣に作った小さなドライミルだったので、そこと比較するととても大きくなっていて驚きました。
ドライミルが広くなり、新しくアナエロビックナチュラルの生産処理も行っていました。試してみたから飲んでくれと出来立てのサンプルを渡してくれたときはとても嬉しい気持ちになりました。
今は天日干しだけど来年にはミレイディ農園のように日陰干しにするつもりだ。とも言っていたので、来年の楽しみが一つ増えたように思います。年々品質向上のために取り組んでいる姿勢をみると、私たちもちゃんと美味しいコーヒーを作っていかなければいけない、提供しなければいけないと身が引き締まります。
まとめ
あと2つ紹介したい農園がありましたが、少し長くなってしまったのでvol.2で紹介します。こちらは去年訪問したけれど買い付けることが出来なかった農園でしたが、今年、訪問し買い付けることができました。店頭に並ぶのは秋頃になると思いますが楽しみにしていただけると嬉しいです。
今回紹介したミレイディ農園とトレスポソス農園は去年から引き続き買い付けている農園です。今現在、店頭でミレイディ農園のパカマラ種、トレスポソス農園のパカマラ種は販売しておりますので、ぜひお手に取ってみてください。
さいごに
公式noteをご覧いただきありがとうございました。
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