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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル


このシリーズを1作目からリアルタイムに観てきた世代としては、本作がハリソン・フォード演じるインディの見納めかと思うと感無量。

個人的には、父親(ショーン・コネリー)との掛け合い芝居が最高だった3作目インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989) でスパッと終わりにしていても良かったと思うが。

『最後の聖戦』男たちが馬で走り去っていくラストシーンが美しかった

もう一つ個人的な見どころは、全篇にわたって登場しインディの邪魔をするナチスの科学者(マッツ・ミケルセン)。マッツ様、ホントはすごい優しいイイ人らしいけど、映画では悪役を演じると断然カッコいいんだよね

このインテリヤクザな風貌、たまらん!

しかし、たまたま2日続けて『ミッション・インポッシブル』『インディ・ジョーンズ』というアクション連発映画を観たので、どのシーンがどっちだったか、記憶がごっちゃになっている。列車の屋根に乗って格闘するシーンとか、似すぎ!

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル
ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE

音楽的にも、この2作でアプローチが違っていたのも面白かった。『ミッション:インポッシブル』 の作曲家 ローン・バルフは、ハンス・ジマー風というか、昨今のブロックバスター映画でおなじみのシネマティック・パーカッション(ダダン!ダン!とか鳴り響く重低音打楽器)を多用。

一方、本作のジョン・ウィリアムズはシリーズの伝統を踏襲して、オーケストラの壮麗な音色。(金管楽器のバランスが大きくワイルドに響くあたり、今っぽくアップデートしているが)

インディ・シリーズの時代設定は戦時中や過去のノスタルジックな世界なので、ウィリアムズのクラシカルな音楽スタイルで正解!

(2023.8.24)
http://www.wonosatoru.com


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