献立という名の哲学書
ちょっと前の話になるが、『おかずのクッキング』最終号の巻頭特集『土井善晴の 一汁一菜から始めよう!』がすごかった。
これは献立という名の哲学書ではないか。
炊事するすべての人間に捧げられた詩集、箴言集、檄文集だ。
こういう金言がレシピのあちこちに織り込まれている。
これまでずっと、家族や自分のためのごはんを作り続けてきた、毎日の生活を肯定されたようで、なんとも胸が熱くなった。
料理ガイドを読んで泣いたのは初めてだ。
(2022.3.29)
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