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Life Cinematic 2004-2010

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2004年から2010年にかけて書いていた映画エッセイをnoteにお引越し。 不定期更新。時間があるときにまとめて載せていきます。
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#読書感想文

クリスタライズド・インテリジェンス-夢を叶える夢を見た-

混雑極まりない新幹線の中、通路を挟んだ二人がけ席に仲睦まじい若いカップルがいた。 私は風…

田中優子
3年前
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女子なんですから-門-

「サプリメントくらい飲んでください」 という言葉を残して、彼女は白金一丁目の交差点でタク…

田中優子
3年前
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生きるチカラ-ダンサー・イン・ザ・ダーク-

少し前の記事にいただいた「星の王子さま」を引用したコメント。 あれから気になっていて、「…

田中優子
3年前
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一つの部屋-神様のボート-

ふくらはぎが痛い。 普段ほとんど歩かない生活なので、ちょっと長い距離を歩くとすぐ筋肉痛。 …

田中優子
3年前
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含み笑いを介して-あのころ-

ここ数日、パレルモは冴えない天気が続いていたが、今日は朝からすこぶる機嫌のいい空の色だ。…

田中優子
3年前
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東京はなくならない-三四郎-

「三四郎が東京で驚いたものはたくさんある・・・もっとも驚いたのは、どこまで行っても東京が…

田中優子
3年前
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それは私と同じ?-悲しみよこんにちは-

ネットニュースで1週間前にフランソワーズ・サガンが死んだと知る。 「悲しみよこんにちは」を著したときに18歳だった彼女が、亡くなったのは69歳だったという。 50年は、遥か昔のような、あるいは意外に最近のような。 サガンの作品はちっとも古いと感じない。 その「痛み」は、時代に影響されない、普遍的なものだ。 「悲しみよこんにちは」を読んだのは、いくつの時だったろうか? 大人になるとは痛いものなのだ、人が生きれば必ず悲しみの存在を知ることになるのだと、ちょうど悲しみを知り始め

大切にしたいもの-信じるというゲーム-

月曜日に「TYPE」という転職雑誌の取材を受けた。 記事ではなく、リクルーティング広告の制作…

田中優子
3年前
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彼女がハタチだったときに-白仏-

恵比寿ガーデンプレイスにほど近いカフェでひとり、待ち合わせの時間まで本を読んでいた。 辻…

田中優子
3年前
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