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こそだて・息子に聞いてみた②

☆母からの質問☆
私たちのもとで育って
困った点は?

★息子の回答★
強いて言えば、
共働きとか自営業スタート
とかで慌ただしく、忙しい
時間が長かった。

◎回答への感想◎
親を「忙しい」と
形容する裏側に
あるのは、子どもの
「寂しい」気持ち
だろう。

比較的早い時期に
結婚した私たちは、
体力はあったが
日々の余裕はなかった。

忙しい平日を
過ごす一方、
土日は遠出や
キャンプ、友人と
バーベキュー
などてんこ盛りの
予定を立てていたが、
子どもは、「予定」
していないタイミングで
一緒にいたいって
思うものだ。

そもそも、
大人と子どもは
時間の概念が違う。
小さかった息子の
「来週」とか「週末」
は、いつも「今」の中に
あっただろうから。

親の私たち自身は、
お正月休みや夏休みが
とにかく待ち遠しかったし、
休み明けは
「息子と朝から晩まで
ずっと一緒にいられない」
という寂しさに毎回打ち
のめされていた。

みんな寂しかった。

☆息子への質問☆
母の姿は、どんな風に映っていたか?

★息子の回答★
忙しそう。疲れている。
けど楽しそうだし、
充実はしてる。

余裕がある時ない時
の落差が激しい。

こども好き。
我が子もっと好き。

実はめんどくさがり。

憶えてないことは、
忘れたんじゃなくて
そもそも頭になかった。

家事は多分料理しか
好きじゃない。

ズボラ。

◎回答への感想◎
母の私を表す数々
の言葉は全部「ほんと」
すぎて、あっぱれだ。
ありがとう、と言いたい。

落差が激しく、
自分の「夢中」に
熱中しすぎて大事な
何かを見落とす母を、
何度も何度も許して
くれていたと思う。

植松電機の植松努さんが
TEDトークでおっしゃって
いたが、私たちは、
「生まれて初めての
人生をぶっつけ本番で
生きている」。
子育ても、まさに
ぶっつけ本番の連続だ。

毎日間違いや失敗に
まみれていて、
それを、子どもに
許してもらって
生きている。
子育てする何倍も、
親として育てて
もらっている。  

息子の回答を読んで、
そのことを広く深く
自覚した。

ただ、家事はもはや
どれも好きではない
気がする・・・

次回は、親の趣味・関心
が息子に与えた影響、
彼が私たちに与えてくれた
影響について書こうと思う。

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