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【読書感想】レバレッジ・リーディング

こんばんはー!20代の高校教師わやです。

今日は読んだ本についてです。電子書籍2冊目として、『レバレッジ・リーディング』という本を読みました。読書を投資活動と捉え、最小のコストで最大のリターンを得るための「多読のすすめ」です。

レバレッジとは「てこ」のことです。加えた力に対して得られる力が大きくなるのがてこですよね。筆者曰く、1500円の良書には15万円の価値があるとのこと。それだけ先人たちの経験や知見が盛り込まれた一冊には価値があるということです。しかし、「本を読んだけど内容を忘れた」みたいなことってよくありませんか?僕はほとんどそうです。

本書では、端的にいうと、
・良書を選び、
・目的を決めて、
・制限時間を設け、
・全体を俯瞰し、
・メモをとって繰り返し触れ
・実践する

という流れでの読書が紹介されています。一冊にかける時間を1〜2時間に設定し、目的に見合う部分だけを丁寧に読みます。その箇所はメモを取り、いつでも取り出して読めるようにしておきます。

簡単にいうと、「目的部分以外は雑に読んでOK」ということです。「なぜこの本を読むのか」という目的を明確に意識して読めば、雑に読んでいてもその部分では目が止まるそうです(電話帳で田中という名前を探すとき、すごいスピードで読んでいても田中が来ると視線が引っ掛かるように)。

雑に読むと重要な部分を読み飛ばしてしまうかもしれないと思うかもしれませんが、年間400冊読書をする著者によると、一冊の本のうち重要な部分は約20%で、そのうちの80%、つまり一冊のうちの16%が拾えれば良いとのことです。一冊から全てを得ようとするのではなく、多くの書籍を読む中で知識の繋がりや理解の深化を図ろうよ、みたいな感じです。重要箇所は線を引いたり、隅を折ったり、自分の意見を書いたりして、徹底的に汚すことでメモをとってまとめやすくするのが良いようです。

また、たまには読んでいて「面白くないな・・・」と感じる本にも出逢いますが、そんな本はすぐに捨てましょう。「読み始めた本は読み切らないといけない」「一言一句読み飛ばしてはならない」という考えは、投資活動としての読書には不要だそうです。

一般的な読書に対するイメージを完全に破壊する内容で、学びに生かす読書はこうやれば良いのか、と思いました。すぐに実践に活かせる実用的な内容なのも良かったです。次の一冊はこのやり方で読んでみようと思います。

それでは今日はこの辺で!

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