📝【WE SCHOOL活動報告@愛媛県立丹原高等学校】
先日、愛媛県立丹原高等学校で、WE SCHOOLを(シティズンシップ教育・主権者教育の出張講座)を実施しました!
概要
丹原高等学校は、昨年度から認定NPO法人カタリバの「みんなのルールメイキングプロジェクト」に参加しており、生徒が主体となった「対話を通した校則見直し」を進めています。
これは、「身近な社会から主権者としての意識を育む」WONDER EDUCATIONの教育事業にも非常に親和性が高く、今回、念願かなっての協働事業となりました😊
そこで、今回設定したテーマは、「学校の窓からよのなかが見える!」
「学校のルール=校則」という切り口から、どのように社会に関わっていけば良いのかをみんなで深めました!
今回の授業は、全校生徒の皆さんに加え、教職員の皆様もワークショップを一緒に行うという、これまであまり経験したことのない形で実施しました。
ルールメイキングプロジェクトが、決して「校則見直しが必要だから」という文脈だけでなく、それ自体が「責任ある市民や主権者としての資質や能力を育むことにつながるから」という文脈で伝えられるにはどうすればよいかを考え、準備をしました。
大まかな流れは次の通りです。
そもそも、社会や政治・選挙ってなんだ?
身近な社会から政治を考える 家族編
身近な社会から政治を考える 学校編(丹原高等学校でルールメイキングプロジェクトに参加する高校生の皆さんにワークショップを実施してもらいました。)
パネルディスカッション
まとめ
振り返って思ったこと
今回のワークショップを通して感じたことは、「対話型による「答えのない答え」を創る場づくりは、非常に学習効果が高い」ということでした。
特に、パネルディスカッションのやり取りは、僕の方から生徒に質問をすることもあったのですが、アドリブかつ舞台の上で緊張しているにもかかわらず、きちんと自分で咀嚼し、自分の考えを伝えることができる自信がつくことを、生徒から学ぶことができました。
いつも講演会では、「単に政治的な知識を増やすだけでなく、合意形成トレーニングを通して、納得解や政治的感覚を養っていくことが大事だ」というお話をさせていただくのですが、まさにそれが間違っていなかったことを、生徒たちから学ぶことができました。
同時に、僕の講演の仕事では、この「きっかけづくり」しかできませんが、根気強く生徒と関わり、子ども達の納得解と政治的感覚を育まれた先生方との出会いに、改めて感動しました。
丹原高等学校の皆さん、ありがとうございました!
興味のある方は、ぜひお問い合わせください!
愛媛県では、県内の小中高校すべてを対象に、愛媛県選挙管理委員会による事業を活用し、「よのなかのしくみをみんなで楽しく学び合う」主権者教育講座を実施することができます。
(松山市内の学校の場合は、松山市選挙管理委員会の事業を活用することも可能です。)
また、2017年から務める総務省の事業を通して、「主権者としての資質・能力を育む」ことを目的に、より多くの学校や団体で主権者教育に関する講座やスケジュール策定に関わらせてもらっています。
併せて、今回のような「学校の中からよのなかが見える - スクール・つくーるプロジェクト」の取り組みを、認定NPO法人カタリバと協働し、WONDER EDUCATIONでも積極的に実施していきます!
興味のある方は、是非お気軽にお問い合わせください!