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『50歳で画家になる!?モノづくりの街でオープンしたアトリエ“そらとひと”で描く未来』株式会社WillLab代表取締役 小安美和さん

社会課題解決をめざす共創ラボ“Will Lab”。「女性×はたらく」に関する課題解決をめざし、自治体、業界団体、企業、NPO、大学とともに、女性の就労促進・リーダー育成・起業支援等に取り組まれている小安美和さん

白金台を拠点に展開され3年経ったタイミングで、蔵前に移転。カタチを変えながら、課題解決のために奮闘されている小安さんの“今”に迫りました!

図1

小安美和さん東京外国語大学卒業後、日本経済新聞社入社。2005年株式会社リクルート(現・株式会社リクルートホールディングス)入社。
エイビーロードnet編集長、上海駐在などを経て、2013年株式会社リクルートジョブズ執行役員 経営統括室長 兼 経営企画部長。2015年より、リクルートホールディングスにて、「子育てしながら働きやすい世の中を共に創るiction!」プロジェクト推進事務局長。2016年3月同社退社、6月 スイス IMD Strategies for Leadership女性の戦略的リーダーシッププログラム修了、10月WILL GALLERYオープン、2017年3月 株式会社Will Lab設立。2019年5月 そらとひとを蔵前にオープン。

『モノづくりの街“蔵前”でオープンしたアトリエ』

WI大山:Will Labを起業され、白金台に拠点を置かれて3年というタイミングで蔵前に移動されたんですね。タイミングや場所を決める要素は、何だったのでしょうか?

小安さん:ここはもともとリクルート時代の同僚のオフィスでした。Will Labを立ち上げた3年前に足を運んだ際、蔵前というモノづくりの街に惹かれました。
多種多様の新旧入り混じる職人がいることに加え、古いものを大事にしつつも新しい価値観を作りあげていく場所。そんな点に面白さを感じ、白金台にギャラリーを構えていた頃から「イツクラプロジェクト」と名付け、蔵前にオープンさせる未来を見据えていました。

ショーケース

WI座間:“女性の手仕事“にフォーカスした「そらとひと」のショールームをここ蔵前に構えられた今。モノづくりに惹かれたきっかけを伺えたらと。

小安さん:きっかけは、コレクターの父から、1つ1つ職人が手作業で作っているシュタイフ社のテディーベアをもらったこと。幼少期からモノ好きで両親の影響を受け、大学時代は韓国の布製品を集めていました。そんな背景があり、人が生み出すクラフトに関心を抱き、形や素材、意味合いの奥深さに魅了されていたんです。人の手で作ったモノに囲まれながら育ったこと。そして誰もやっていないことをやりたいという強い想いが「そらとひと」に繋がっています。

カエルちゃん

『そらのように、ひともつなげられたら…という想いが込められた“そらとひと”』

WI中林:白金台ではWILL GALLERY(アジア・アフリカ16か国、約30ブランド
女性のてしごとをつくりてのWillとともに届ける)、蔵前ではそらとひと。まだ移転されたばかり(取材当時)ですが、変化はありますか?

小安さん:コンセプトはWILL GALLERY時代から変わっていなくて、応援の仕方が変化しました。WILL GALLERYではビジネスを目的に、作り手の応援をし続けていました。その中で売れるものと売れないものが出てくるのも事実なので、厳しいフィードバックをすることもあります。このような過程を経て、応援の仕方がフィードバックにシフトしていきましたね。今は私だけではなく、ショールームに足を運んでくださったお客様の声も届けながら応援しています。

WI大山:小安さんにとっての軸は、「目の前にいる人の人生を応援すること」になりますか?

小安さん:数え切れないほどの方々にお世話になり、応援してもらってきたからかな。今の軸にシフトしようとしたわけではなく、沢山の方々から愛を頂いて今があると思っています。今は誰かの人生を応援することに加え、Willを持ちながら実現の仕方を迷っている方の応援もしています。

さるさん

『次なるチャレンジは画家』

WI座間:小安さんはいつお会いしても年齢に捉われず、挑戦したいことを極めながら前進されている姿が印象的です。

小安さん:キャリアを特に意識していなかったので、高校3年生の頃の夢は考古学者でした。就活はメディア業界に惹かれてテレビ局を志望していたのですが、先輩の助言で日本経済新聞に就職しました。今の基盤は、20年前に暮らしていたシンガポールで収集していた雑貨。帰国後はリクルートに転職し、ネットメディアの開発を担当した経験が「そらとひと」のオンラインに結びついています。今があるのは、人と人との繋がりのおかげだと思っています。

画像5

絵を描いて埋めるための額縁

WI中林:今後挑戦したいことはございますか?

小安さん:祖父がアマチュア画家だったこともあり、画家になりたいです。挑戦したかったけれど祖父から美術を習う機会がなかったので、実現できませんでした。次のチャレンジは幼少期からの夢で、絵画を勉強したいですね。

WI大山:いつまでも好奇心を燃やし続ける小安さんの背中、これからも追い続けます。ありがとうございました!

(取材:大山友理座間琴音中林彩乃、文:座間琴音、構成:編集:大山友理)



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