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妊活コーチに聞いてみよう! 〜前編〜

国際女性デーにちなんで、WOMENCANFLYでは全4回にわたる「スクランブルセミナー」を開催しました。

その第3回目のテーマは「妊活・不妊治療の基礎知識 〜妊活コーチに教えてもらおう〜」というもの。

当日は、マレーシアで妊活コーチプラットフォーム「Lumirous.com(ルミラス)」を立ち上げた山内杏那さんと、大阪在住の山口百合乃妊活コーチにご登壇いただきました。

今回は、セミナーのなかでいただいた参加者の皆さんからのご質問とその回答をご紹介します。質問が多かったので、前編と後編の2回に分けてご紹介しますね!

Q:妊活に取り組むうえで、パートナーとのコミュニケーションのコツはありますか?

A:「私はこういうことを考えている」と、スタート時から一緒に取り組むことです。男性は感情よりも数字で物事を捉えることが得意な人が多いので、「子供がほしい」と伝えるだけでなく、「どうやら不妊の原因のうち女性側に原因があるケースは4割だけど、3割は男性らしい」などという情報を付け加えるといいかもしれません。また、男性にとっては産科婦人科クリニックやレディースクリニックに行くことはハードルが高いと感じている人も多いようです。プレッシャーがあるみたいなので、不妊治療専門の病院や出入口が別の病院を利用するのもいいですね。泌尿器科でも検査ができるところがあるので、検査する病院選びもポイントの1つです。男性の検査のメインは精液検査ですが、郵送でキットが自宅に届いたり、アプリで検査できたりするものもあるので、まずはそういうところから始めて、詳しい検査が必要だと感じたら病院に行くというのも良いかもしれません。

Q:不妊治療を行うクリニック選びのポイントを教えてください。

A:何度も通うことを考えて、家から近い所を選ぶ人が多いようです。先生との相性が大事なので、口コミを見るだけでなく実際に相談へ行って見たり感じたりした方がいいでしょう。(山内氏)

A:どんな内容の治療を望んでいるかを、まずは考えてみましょう。不妊治療にはいくつかのステップがあり、人工授精までだと婦人科クリニックやレディースクリニックでも対応しているケースが多いのですが、高度不妊治療と言われる体外受精や顕微受精に対応している病院はその数がグッと減るんです。ゆくゆくはステップアップも……と考えているのであれば、最初から高度不妊治療に対応している病院を選ぶのも一つの方法です。とはいえ、病院を変えることは決して悪いことではありません。ドクターとの相性は、カウンセリングや検査に行って、実際にご自身で感じるのが1番良いですね。あとは、電話の対応や親切さも評価のポイント。「見学がしたい」とか「質問がある」という電話をしたときに、どういう対応をされるか。不妊治療は、治療内容も大事ですが、それと同じくらい、もしくはそれ以上に先生方とのコミュニケーションも大事ですからね。(山口コーチ)

Q:妊活するにあたって、お酒はやめた方がいいですか? 

A:「お酒は飲まない方がいい」とはよく言われますが、ベロベロにならないくらいなら飲んでも良いですよ。それよりも、お酒を飲まないことをストレスに感じてしまう方がよくないと思っています。

Q:妊活を始めるにあたって、とっておいた方がいいサプリはありますか?

A:葉酸は、妊娠前にしっかりとってほしい栄養素です。サプリでしっかりとるのも大事ですが、そこで補っているから食事は疎かにしても大丈夫だろう……とならないよう、バランスの良い食事も気がけるとより良いですね。

Q:基礎体温計は値段によって、検査の精度は変わりますか? また、尿で排卵日が分かる検査キットと基礎体温の記録はどちらが良いでしょうか。

A:基礎体温計は、値段よりも測り方の影響の方が大きいでしょう。小数点以下第2位まで表示される基礎体温計であれば安いものでも問題ありません。基礎体温を記録していると、月経周期のなかで高温期と低温期の2層に分かれると思います。尿の検査キットは、基礎体温が上がって下がるタイミングで使うものですので、基礎体温の計測と併用すると良いでしょう。

Q:不妊治療を始める場合、初期費用は大体いくら必要ですか?

A:不妊治療の最初のステップである「タイミング療法」は、1回あたり2,000円〜20,000円というのが目安です。金額に幅があるのは、ただ、不妊治療は授かるか、もしくは最後を自分たちで決めるかしか終わりはありません。初期費用ではなく、反対に赤ちゃんを授かるためにこれくらいをゴールにしよう、あるいはこのくらいまでなら、授かったときにその子の将来のことも考えられるという費用と期間をパートナーと話し合っておくと良いですね。不妊治療は、お金も時間もかかります。経済的に余裕があれば、長く続けられるというのも事実です。

後編に続きます!

たくさんのご質問、ありがとうございました。

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