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40代50代働く女性のための時間術

役割葛藤という言葉を聞いたことがありますか?
例えば、子供としての役割、親としての役割、妻としての役割、仕事での〇〇係長としての役割、地区活動での役割、コミュニティでの役割など私達は多くの役割を担っています。

それらすべての役割期待や、行うことを完璧にこなそうとすると葛藤を起こすことがあります。
明らかに時間が足りなくなるからです。
その状態を役割葛藤と呼びます。

例えば、よく知られているのは、子育て両立で悩むビジネスウーマンの葛藤です。
どちらも手抜きをしたくないため、時間が足りなくなると悩む人が多いですよね。

ある会社の社員に、子育て両立中で時短勤務の女性がいました。
技術系の仕事で、完成して納品までが一連の流れ。
しかし時間内で完成しない場合がある。
その場合、残りを他の人に頼まないといけなくなる。
会社としてもそういう状態は想定して、出来ない場合の体制も組んでおり、時間になったら帰ってもよいのですが、
彼女は、そうなってしまうことに自分自身で納得できない。
完成までできない自分には価値が無いと思ってしまうのだそうです。

完璧にやりたい 真面目な人ほど葛藤に悩む。
完璧にやりたいと思うのは素晴らしいし、私も実はこういうタイプなのでとってもよくわかります。

ですが、完璧って何と比べているかです。
自分で創ったレベルに達しないと意味が無いと思い込んでる基準だったり、
あの人と同じぐらいの水準だったり。
あなたの完璧は何基準ですか?

スマートに両立してカッコイイと見える方でも、本音を聞くと、
実は家電を使い倒しているとか、掃除が二の次になっている、などと言われます。
仕事では人にいかに頼るかが両立のコツと言われる方もいます。

葛藤して自分を苦しめているならば、何を優先すべきかを考えましょう!

仕事の場合は優先順位を特に考える

芸術作品であれば、時間をどれだけ掛けてもいいかもしれないけれど、
仕事の場合は、納期や予算が限られています。
時間内に仕上げることが優先順位として高いはず。
社員一人ひとりの時間も有限なので、人と分担することは当然です。

今度は自分が帰るまでに仕上げるようスピードアップするとか、
他の人と一緒に仕上げることに価値を見出すなど、
がんばる方向を変えていくと、気持ちも楽になる
と思います。

人を巻き込む場合は、
・早めに助けをお願いする(締め切り間際にしない)
・全くゼロの状態ではなく、自分で少しやってみてからアドバイスをもらう
というように、早めに巻き込むと良いですよね。

家事の場合は、上手に手抜きをする

好きな家事は自分でやって、嫌な家事は家電やお助け人の力を借りちゃいましょう。
私はほったらかし家電や便利グッズを見つけるとワクワクします。
これを開発した人すごいなー。助けてもらえる!などと
完璧にできない自分に落ち込むのではなく、
違う楽しみを見つけるといいですよ。

役割葛藤を起こさないためには、
・優先順位を決めること
・葛藤を起こす場合は完璧を目指さない
・人の手を借りる
・うまく役割が運ばなかった場合も最悪な状態にならないよう日頃から人間関係を作っておく

そして、余った時間を自分を労わる時間に使う。

優先順位は自分自身。
充分がんばっているのですから、自分を労わる時間も定期的につくってくださいね!

応援しています。
篠田寛子

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