女性リーダーのための自分を労わるススメ・レジリエンス
最近レジリエンスという言葉を良く見聞きするようになりました。
レジリエンスとは「回復力」「復元力」などと訳されます。
特にストレスやトラブルの多いビジネス分野においても、
うまく対応して立ち直ることができる「精神的回復力」として、注目を浴びています。
私はThe School of Positive Psychology認定のレジリエンス講師なんですが、
レジリエンスはトレーニングによって鍛えることができます。研修などでこれまで色んな人にレジリエンスの大切さと高め方を伝えてきました。
女性リーダーの方には、自分を労わる方法として身につけると良いと思います。
レジリエンスの重要性と効果
ストレスがたまりにくくなる
目標達成力が高まる
意欲を持って成長し続けることができる
ストレスがたまりにくくなる:ストレスは無くなりませんが、それを必要以上に困難に思い過ぎず、対応していく力が大事です。レジリエンスを高めることで、ストレスを上手に対応するだけでなく、失敗などから内省して学びを得ることもできます。
目標達成力が高まる:レジリエンスの高い人は自分なら大丈夫という自己効力感が高いので、変化が激しい環境下でも成長し続ける力があり、成果があがりやすくなります。
意欲を持って成長し続けることができる:自分の強み弱みを客観的に把握することで、セルフマネジメントをしながら挑戦や成長をし続けることができます。
レジリエンスの高め方
自分の強み弱みを含めて客観的に捉える
楽観性の発揮
自分の思考のクセに気づき、改善する
自分の強み弱みを含めて客観的に捉える:特性を理解していれば、それを活かした行動ができます。苦手なことをわかっていれば、誰かに手伝ってもらうようお願いできます。
余分なストレスを感じなくて良くなります。
楽観性の発揮:困難な状況であっても、何とかなると物事を柔軟に考えられ、ポジティブな未来を描けるようにトレーニングしていきます。
自分の思考のクセに気づき、改善する:ネガティブに考えがち、何でも自分が悪いと考える、視野が狭い、など自分の思考のクセを把握し、それを客観的に捉え直すトレーニングをしていくと、立ち直りが早くなります。
元旦に起きた地震、飛行機事故など、被災者でなくても心が落ち着かない日々を送っておられる人も多いと思います。
気づかないうちに不安に取り込まれて、なんとなくストレスが溜まっている、意欲がわかないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自分のメンテナンスにつながりますので、
レジリエンスを高める練習をしてみることをお勧めします。
本もたくさん出ているので、興味があったら調べてみてくださいね。
篠田寛子
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