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『EAST SIDE VOICES』を聴こう、語ろう 〈その2:著者紹介編〉

前回の記事の続編です。<その1>はこちらからどうぞ。

『EAST SIDE VOICES』- 編者・著者:Helena Leeさん

さて、今回はシンプルです。この18名の著者がどんな方々なのか知りたくなったので、巻末の著者紹介をベースに、章順にまとめてみることにしました。なぜなら私がやりたいから、というただそれだけ!
では早速スタート!

1. "Once Upon a Time in . . . Middlesex" 著:Helena Leeさん

From Sonder & Tell

この本の編者かつこの章の著者もされています。中国系ルーツがあり、世界29地域で発行されている女性誌『Harper's Bazaar』のUK版でフィーチャーズ・ディレクター(ってどんなお仕事だろう、なんかすごそう)をされているそうです。日本版はこちら。おしゃれ。

"Ginsburg Women's Health Board"という、女性の健康格差の是正を目指す組織の創設メンバーでもあるそうです。

2. "The White Series" 著:Mary Jean Chanさん

From Poetry International

香港で生まれ育ち、詩人、評論家、オックスフォード大学の講師もされているそうです。主な著書は『Flèche』という詩集で、クィア女性のアイデンティティーや葛藤などが記されているそうです。

3. "Mistaken for Strangers" 著:Sharlene Teoさん

From Viva NZ

『Ponti』という本の著者であるシンガポール系の作家の方で、シンガポールの女性たちが主人公のこの本は11言語に訳されているそうです。

4. "Portraits" 著:Claire Kohdaさん

From Amazon.co.jp

Claireさんは、作家であり、プロのバイオリニストでもある方。初めての著作は『Woman, Eating』という小説で、mixed-raceの吸血鬼が自身のアイデンティティーに向き合いながら、ロンドンの現代アートの世界で人間界に自分の居場所を見つけていく内容だそうです。何それ面白そう。

5. "The Deafening Silence of Divorce" 著:Amy Poonさん

From BigHospitality

ロンドン生まれで、ジュネーブ、東京、シドニー、シンガポールに居住歴があり、オックスフォード大学で日本語の学位もお持ちだそうです。シンガポールでシャンパン・バーの経営、現代アジアの芸術の販売、イベント会社の経営、そしてUN Women(国連女性機関)の理事もされているそう。

6. "Ladyboy" 著:June Bellebonoさん

From The Dots

作家、イベントプロデューサー、コミュニティ・オーガナイザーのお仕事をされている方。LGBTQ+の人々によるピアサポート(当事者同士で支え合う活動)機関であるQueer Good Griefという団体を運営しているそうです。

7. "Getting into Character" 著:Katie Leungさん

From elcinema.com

イギリス、スコットランド生まれの中国系俳優。美術写真、金融を学んでから演技の勉強を始めたそうです。『Harry Potter(ハリー・ポッター)』シリーズで、ハリーの初恋の相手であるCho Chang役をされたのが有名です。

From "Harry Potter and the Goblet of Fire"

二人とも、まだ幼さが残っていてあどけない!!懐かしいなあ。

8. "Ode to Obaa-chan" 著:Naomi Shimadaさん

From Pinterest

日本人の父親と、ミックスルーツ(オランダ×イギリス)の母親の間で東京に生まれた方です。モデル、作家であり、PodCastやラジオ番組での発信もされています。PodCastの番組がこちら"Beauty Fix"

美とは何かの探求を、ファッション業界の様々なゲストとの会話で試みていく内容のようです。面白そう。
モデルとしては、最近で言う「プラスサイズモデル」の先駆者でもあります。健康的で素敵!こちらについては、日本語のインタビュー記事も見つけました。何だか画面のこちらまで飛び出てきそうな素敵な笑顔ですね!

9. "I walk, I run, I dance into the beyond" 著:Anna Sulan Masingさん

From Greene & Heaton

学者、作家、詩人の方です。"Sourced"という、食料供給システムに関する出版物の共同創設者兼編集長をされているそうです。

また、"Voices At The Table"というPodcastもされているそうです。

10. "Battle Ground" 著:Romalyn Anteさん

From Nine Arches Press

Romalynさんはフィリピン生まれで、イギリスでナース、作家をされています。作中に出てくるお母様も、イギリスでナースとして最前線で勤務されていらっしゃるようです。"harana poetry"という詩のオンラインマガジンの共同創設者だそうです。

初の詩集作品はこちら。彼女の作品は、BBC、Harper's Bazaar、Vogue UKなど様々な媒体で取り上げれているそうです。
『Antiemetic for Homesickness (Chatto & Windus)』

11. "Fluidity and Resistance - Ideas of Belonging in a Fractured World" 著:Tash Awさん

From British Council

マレーシア人の両親の間に台北で生まれ、クアラルンプールで育ち、イギリスの大学に進学された小説家。著作は23言語に訳されているそうです。
『We, The Survivors』

『Strangers on a Pier』

12. "How to Name Yourself" 著:Rowan Hisayo Buchananさん

From Edinburgh International Book Festival

イギリス、日本、アメリカ、中国にルーツを持つ作家の方です。主な著作はこちらで、
『Harmless Like You』日本人女性とその息子を中心として表現された、家族やアイデンティティーについての物語だそう。

『Starling Days』

『Go Home!』という、アジア系アメリカ人が自身の体験やアイデンティティなどについてまとめた作品集の編集もされています。今回の本のアメリカ版みたいな感じかな??

13. "Vector of Disease" 著:Zing Tsjengさん

From BBC Radio 2

ロンドンを拠点とする作家、ジャーナリスト、プレゼンター、『VICE UK』の編集長、オックスフォード大学の客員教授もされているそうです。『VICE』は世界30カ国以上に支部を持つデジタルメディアで、日本版もありました。

『Forgotten Women』という4部作シリーズの著者でもあり、こちらはイギリスジャーナリズム賞で高く評価されているそうです。"The Scientists"、 "The Artists"、"The Leaders"、"The Writers"の4作のようです。

14. "After 'The Quinine Plant'" 著:Will Harrisさん

From goodreads

Willさんは、ロンドンで生まれ育ち、中国、インドネシア、イギリスのルーツを持つ作家です。デビュー詩集『RENDANG』はこちら。

15. "Mothers and Daughters" 著:Catherine Choさん

From Nineteen Questions

Catherineさんは、Curtis Brownという機関所属の著作権エージェント(著作権者の代理人として出版社へ著書を紹介したり、契約・著作権の管理を行なったりするお仕事)で、アメリカ出身で香港にも居住歴がある方です。著作はこちら。
『Inferno: A Memoir of Motherhood and Madness』

16. "Bag for Life" 著:Gemma Chanさん

From Wikipedia

たくさんの映画やイギリスのテレビ番組に出演されている俳優さんです。Jon M. Chu監督の"Crazy Rich Asians"、MCU(Marvel Cinematic Universe)シリーズ"Eternals"、"Captain Marvel"、ディズニー映画"Raya"などが有名です。また、ユニセフの親善大使でもあり、ロレアル・パリの国際スポークス・パーソンでもあるそう。また、クラウドファンディング・プラットフォームであるGoFundMeの立ち上げを支援し、これは東・東南アジア(ESEA)及びイギリスの広範なコミュティーをサポートする草の根組織の助成に貢献しているそうです。

17. "A (British-Chinese) Chef's Life" 著:Andrew Wongさん

From #legend

シェフ、人類学者、文化オブザーバー(ってどんなお仕事?)をされています。中国のルーツを持ち、イギリスで生まれ育った方です。"A. Wong"という中華料理店は、2017年、2021年にミシュラン・スターを獲得しているそうです。

A. Wong はロンドンにあるそうです。高そう。一体どんなお味なのだろうか。


18. "Heritage (The Stories We Tell)" 著:Tuyen Doさん

From The Stage

俳優、作家をされている方です。ご自身も、脚本された演劇も、イギリスの数々の劇場で演じられているそうです。主な関連作品はこちら。
『Summer Rolls』

『Hear Me Now: Audition Monologues for Actors of Colour』


…ふう。楽しくてやっていますが、この人数の詳細を趣味でまとめるのは無謀でしたので、明らかに力尽きてきたのがわかるかと思います…!!もしも気合が入る時がまたあったら、しれっと加筆しているかも知れません。(解説があっさりめのところのファンの方、もしいらっしゃったらごめんなさい、ただの私の体力不足です笑)

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