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【Woman PR Community 女性経営者インタビュー vol.3】株式会社Surpass 代表取締役 石原亮子 様

Woman PR Communityでは、女性経営者やリーダーのインタビュー記事を連載しています。第3回目は、営業アウトソーシング会社 株式会社Surpass (サーパス)代表の石原 亮子さんです!

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【Profile】

株式会社Surpass
代表取締役 石原 亮子 様

短大卒業後、日本生命に入社。退職後は、グルメサイトの立ち上げ、ペット保険の立ち上げなど様々なプロジェクトに関わる。2008年に「営業のあり方を変えたい」という想いで株式会社Surpassを創業し、代表取締役に就任。営業を通して、女性のエンパワーメントを高め、2017年、2019年と「Forbes JAPAN WOMEN AWARD」従業員数300名未満の部 受賞。EO TokyoWAOJEなど起業家ネットワークでも理事を務め、社会女性活躍のフィールド拡大や人材育成にも精力的に取り組んでいる。


▼ 石原社長、本日はお時間いただきありがとうございます!まず最初に、Surpassさんの事業内容をお伺いできますか?

代表を務めるSurpassは、女性のコミュニケーション能力を活かして「セールスプロセスアウトソーシング(SPO)」のサービスを提供している会社で、まもなく創業12周年を迎えます。クライアント様が、営業の肝になる「見積もり・提案・受注」工程に集中できるよう、その前後の営業工程、例えばアポ取得やニーズヒアリング、受注後フォローなどをサポートしています。バレーボールで言えば、私たちは「トス」をあげるポジションのような存在ですね。

会社としての特徴は2つあります。

1つは、女性社員が8割、しかも営業未経験の女性がその内8割を占めること。女性が得意とする傾聴力や細やかな配慮をご評価いただき、多くの大企業から引き合いをいただいています。

もう1つは、インフラ系や化学メーカーなど重厚長大産業のクライアントを多く抱えていることです。女性営業が少ない分野のため、女性ならではの視点やコミュニケーションのきめ細やかさをご評価いただいています。



▼石原社長は社会人1年目の頃から、起業を意識していたと伺いました。起業に向けてキャリアを重ねる中で、大切にされてきたことはありますか?

「頼まれごとは、試されごと」という気持ちで、常に仕事と向き合ってきました。仕事でご依頼をいただく大半のことは、正直、未経験のことばかりです。例えば、2018年にEO Tokyo(※)の理事に就任した時のこと。最初にお話をいただいた時、実は一度お断りしたのですが、結局「頼まれごとは試されごと」と考え、お引き受けしました。

自信がない、と言うのは簡単です。しかし、自分を信じているからこそ頼んでくれているので、それを「私なんか…」と一蹴してしまうのは、逆に失礼に値するのではないでしょうか。言い訳をせずに向き合って、無意識のバイアスを打ち破るよう、常に意識しています。
想定外のことでも、拒否せずチャレンジしていけば、自ずと面白い出会いや視座が引き上げられると、実体験を通じて感じています。

※起業家・創業者の世界的ネットワーク。



▼お話を伺いながら、石原さんの視座の高さやエネルギッシュさにパワーをいただいています!石原さんのような視点を持つには、どういったことに取り組むと良いでしょうか?

良い仲間と巡り合うこと、これに尽きると感じます。建設的な議論ができ、自分の価値観を肯定してくれる、そんな仲間と出会うことが、何よりも自分を変えてくれます。
EO Tokyoも、視座を一段も二段も引き上げてくれた環境ですね。良い仲間と出会うために、新しい環境に飛び込むことも、必要なアクションだと感じます。

名著『7つの習慣』の中にも、「影響の輪」「関心の輪」という話があります。主体的な人は、自分でコントロール可能な「影響の輪」に注力し、その輪を大きくすることで、より豊かな人生を送っています。一方、「関心の輪」にあたる事象ばかりが気になってしまう人もいます。

例としては、ゴシップや他人の欠点、周囲の環境など自分でコントロールできないものが挙げられます。「関心の輪」にあたる話しかできない仲間とは、現状改善ができません。「影響の輪」を広げられる仲間と巡り合うための環境選びは、とても重要です。



▼多くの女性・起業家を勇気付ける発信をしていらっしゃる石原さんですが、企業情報の発信を担う広報・PR担当者に必要な素養とは何だと思われますか?

「社会課題を俯瞰できること」「社内に咀嚼して伝えられること」だと思っています。例えば弊社も、言ってしまえば、数多くある営業アウトソーシング会社の一つです。しかし、社会情勢としてSDGsや女性活躍といった文脈があります。

提供しているサービス=手段は「営業」だとしても、その手段を通じて何を実現したい会社なのか発信できるスキルは欠かせません。自分の企業・サービスだけを訴求する、唯我独尊型の発信は、今後より受け入れがたくなってくると思います。自社の強みと、社会のトレンドをうまく掛け合わせられる人が、これからの広報・PR人材として重宝されるのではないでしょうか。

(聞き手:千田絵美、ライティング:大谷祥子)


【石原社長からお知らせ】

グロースを目指す女性起業家コミュニティ『女性CEOの会』を立ち上げます!記念すべき第1期生を現在募集中です。

起業家や経営者、そして社会のキーマンも未だ男性が圧倒的に多い日本。ビジネスに男女は関係ないとはいえ、女性だから気づくことができる社会課題や女性であるがゆえに感じる壁や苦悩もあるのではないかと思っています。
そのような中で、自社ビジネスのグロースを目指し奮闘している女性起業家たちが集まればもっとその力を発揮できて、影響力も大きくなるからこそ
つくれる未来や世界観があるはず!!!そう思って立ち上げました。

●このコミュニティーで得られる価値
経営の幅広い知識×女性ならではの悩みの解決

①月1会のオンライン授業による基礎知識のインプット

ファイナンスや経営管理といった経営の数値管理から採用育成や評価制度設計などの組織マネジメントまで、月1回外部講師を招きながら経営知識のインプットの場を作ります。

★講義内容の例
・起業家としてのマインドセット
・ミッション、ビジョナリーを描く
・営業、マーケティング
・ファイナンス(デット、エクイティ、助成金etc)
・採用
・育成、マネジメント

②メンタリング制度
経営の課題から、女性ならではの悩みまで希望者には月1回の個別メンタリングを実施します。

③メンタルケア(経験シェア)
起業家が背負うプレッシャーはやはり同じ立場や同じ経験をした人にしか分からないものです。会社を経営するということにトラブルや悩みはつきものですし、長期戦だからこそ自身のメンタルケアも大切にして欲しいと思っています。

●募集要項
▪️定員10名
▪️売上規模1億以下
▪️従業員数3名以上(応相談)
▪️上場やM&Aなど、組織とビジネスの拡大を目指している女性起業家

●費用
・月会費:20,000円

●オプション
・メンタリング or メンタルケア
 1回 30,000円

企画・主宰・運営:石原亮子

(『女性CEOの会』へのお問い合わせ等はこちらからお願いします https://surpass-star.com/contact.html

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【Woman PR Community 参加者募集 】

「Woman PR Community」は、広報・PRが好きな女性のためのオンラインコミュニティです。2020年7月に開始しました。広報やPRに携わっていなくても、女性の方はどなたでもご参加OKです!

9月には、メディアへ直接情報ご提供できるピッチイベントも行います〜‼️

ぜひ、以下より参加申請お待ちしています✨

https://www.facebook.com/groups/297829714589743/


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